語シスコさんのレビュー一覧

LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー コミック

語シスコ 

「天才だ!」と衝撃を受けたデビューコミックス

​ 語シスコ先生のデビューコミックスにして私を虜にした作品。初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。先にレビューした『三十二歳の地図』は初心者向きと書きましたが、毛色の変わったものでも大丈夫と言う方には、この『LOVE&CATASTROPHES』から読むことを強くお勧めします!

・『ESCAPE』
 ロードムービーのような作品。大好きです。
 とんでもない悪党のアキオと、閉塞感を抱えた箱入…

3

三十二歳の地図 コミック

語シスコ 

​ カタル作品が初めての方にお勧めしたい。

 作家買いしている先生の作品をレビューする時、出版順にレビューすることが多いのですが、語シスコ先生の場合はこの作品からにしたいと思います。
 ↓でみみみ。さんが書いている「1冊読み切るのに疲れること多々…」にものすごく頷いてしまいました。そうなんです!面白くて面白くてすごく満足しながらも、ものすごい疲労感に襲われるという…(笑)台詞もモノローグも汗も汁も多い、怒涛の展開で魅せる男前な作風が先生の…

4

野良犬にさえなれねぇ コミック

語シスコ 

ダブルパンチのやるせなさ

これまでに読んだ語シスコ作品の中でどれが一番やるせないかって言ったら「上等だベイビー」収録の『リハビリ中断』かこの作品か。
もしかしたらこちらの方がよりやるせないかもしれません。
読めば読むほどやるせないです。

小学校からの腐れ縁3人組〔洋平〕〔保〕〔蓮〕+保の義弟〔央登〕の4人が作品の主要な登場人物で、高校生の央登を主人公に現在の4人を描いた関連作と、洋平を主人公に3人の高校時代を描い…

1

ラブ?YES コミック

語シスコ 

救済とカタルシスが詰まった短編集

こちらの短編集はおバカ度はだいぶんおさえ目で、救済とカタルシスがテーマになっているものが多かったです。

『ラブ?YES』
同僚(♂)からセクハラを受けている自分に自信のない高校教師〔宮坂〕が、生徒〔森沢〕に救われるお話。
表題ですが、これは結構サラッとした内容でした。

『どーにもやるせナイト』
語シスコさんの短編集に大抵ひとつは入っている行きずりの少年との束の間の同棲物語。
今…

2

上等だベイビー コミック

語シスコ 

無理矢理多め注意

ラブラブ、シリアス、やるせないの、バカっぽいの、と語シスコさんらしいバラエティの豊富さでしたが、強姦ネタが多めな短編集でした。

『上等だベイビー』
表題作は男女でもその辺にゴロゴロ転がってそうな倦怠期カップルのお話で、これは面白さがあんまり…
受のアヤが旦那の稼ぎで食わせてもらってる嫁によくいる文句タラタラ系なので無理!
めっちゃ愛されてるのに~
まぁでも愛され慣れてるからこそちょっ…

2

ぼくね、先生。 コミック

語シスコ 

ラブ度&おバカ度高め短編集

語シスコさんの短編集は切なさとかやるせなさの渦巻くものが多いですが、これはおバカさが全面に出たイチャラブ短編集でした。

三和出版だからなのかエロも濃ゆいです。
というか、むしろエロがメインで、語シスコさんお得意の(?)馬鹿馬鹿しい言葉責めプレイが全体を通して大炸裂しています。
こんなに読んでて笑っちゃうエロシーン描く作家さん、そうそういません(笑)

『ぼくね、先生。』『ラブがままに…

3

その町で男はバスを降りた コミック

語シスコ 

一番カタルシスを得られた語シスコ作品

語シスコさんと名乗られているくらいなので、カタルシスを得られた度合いで評価してもいいよね?ってことで、私は断トツでこの短編集が★5です!
読んでたらモヤモヤがなんか色々晴れました。
でもあんまり評価高くないですねー。あれ~?

6編入ってるんですけど、色んなトーンがバランスよく混在していて最後まで飽きずに楽しめました。
短編集ながらも読み応えはページ数以上だと思います。

『その町で…

2

LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー コミック

語シスコ 

菊ちゃん&イチローシリーズ第1章

茜新社から出ている「世界の中心で愛なんか叫べねーよ」の前編にあたる作品で、菊ちゃんの過去や菊ちゃんとイチローの馴れ初めが読めます。

菊ちゃん&イチローシリーズは全部で3編入っています。
どれもかなりイカレた内容なので、最初こちらの作品だけ読んだ際はそこまでハマらずさらっと読み終えていたのですが、「世界の中心で~」を読んでから改めて読み返すとめちゃくちゃじわっときました。
何度も読み返…

4

世界の中心で愛なんか叫べねーよ コミック

語シスコ 

アウトロー好きには堪らない名作!

大好きです、コレ!

「ラブ&カタストロフィー」の菊ちゃん&イチローのその後のお話が読めます。
菊ちゃんが前作よりもまつげバッサバサの美男子になってる~♪

シリーズ第1章の「ラブ&カタストロフィー」では菊ちゃんの過去や菊ちゃんとイチローの馴れ初めが読めるので、そちらもあわせて読むとよりこの二人にハマれること請け合いですが、こちらだけでも読み応えは十分です。

『世界の中心で愛なんか…

4

三十二歳の地図 コミック

語シスコ 

語シスコ作品の中で一番読みやすい

主人公の一人語りが延々と続く語シスコさんの作風は独特で面白いんですけど、とにかく文字が多い!!なもんで1冊読み切るのに疲れること多々…
更に殆どのコミックが短編集ということもあって、次々と色んなキャラの自分語りを読まされるので、例えるならもはや気分は呑み屋で酔っ払いの長話を延々と聞いているあの感じ(笑)(私は呑めないので余計に時間が進まないんですよw)
でもこれは登場人物が繋がっているオムニバ…

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