高永ひなこさんのレビュー一覧

神官は王に愛される 小説

吉田珠姫  高永ひなこ 

受け至上主義

王である攻めと、特別な容姿を持つが故に崇め立てられている受け。
とにかく、これでもかというくらい受けが持ち上げられています。
なんか、こういうの一周回って新鮮でしたw

羅剛王(攻め)の、冴紗(受け)への執着からくる暴君っぷりがなかなか良かったです。
受けがなんだかはっきりしないというか、アナタがちゃんと王様と話し合えば周りが迷惑被らなくて済むんだよ~!とちょっとイライラしました。お姫様…

1

平行線上のモラトリアム 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

大人と子供

映画賞を受賞して、着実に映画監督への道を歩みはじめた弥刀紀章。
プロデューサーから出された課題は「青春」を題材にした物語のある映画の脚本を作ること。
今までの自分の作品とは正反対の課題に悩んだ紀章は、大学受験を控えた知人の佐倉朋樹に映画の取材をさせて欲しいと頼み込む。
取材するうちに少しずつ朋樹の若さと強さに惹かれ始める紀章だったが、そんな時かつて深く傷つき、心の奥底に沈めたはずの過去と再会…

2

恋をしてはいけない 小説

吉田ナツ  高永ひなこ 

それでも恋に落ちちゃうんだよね

帯『神様、あのひとを俺に下さい。』

ゲイの親友三田村から三週間彼の恋人の少年を預かる事になった矢崎[攻]
自宅でトレーダーをしている矢崎は内心ちょっと面倒だなあと思いながらも親友の頼みだからと引き受けます。
待ち合わせの場所に現れたのは、今までの三田村の恋人とは全く違うタイプの清楚で綺麗で素直そうな少年・啓[受]
そうして同居生活が始まる訳ですが、矢崎にとって啓は意外な程、気にさわらず…

0

恋は上手にあどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

強さ

恋人の志澤と甘い日々を過ごす藍は、ついに二十歳の誕生日を迎えた。
そんな藍の元に、因縁のある画商の福田から脅迫めいた電話がかかってくる。
一度はつっぱねる藍だったが、ある日いわれのない贋作売買の容疑を受けて志澤が警察に身柄を拘束されてしまった?!
志澤の無事と引き替えに自身を差し出せという福田の元に、単身乗り込んでいく藍だったが……

藍が助けを待っているだけのヒロインじゃなくて、物語の…

1

夢はきれいにしどけなく 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

敵の正体が見えてくる2巻

せっかく両思いになったのに、なかなか手を出してこない志澤に不安になる藍。
そこに迫る福田の魔の手……まさかの藍の父と福田の関係だとか、少しずつ見えてきた志澤のへたれた所とか。
しっかりとした大人が実はだめだったりするとちょっとよろっとしてしまう。
そんなギャップ萌えでございます。

やっと本当の意味でパートナーになった二人には安心したけれども、肝心の福田との対決をまるっと残して待て次巻。…

2

葛城副編集長の最後の賭け 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

良かった~!

『成澤准教授の最後の恋』のスピンオフです。そちらは読んでなくても大丈夫です。でもこの作品を読んだら、そっちも読みたくなるだろうと思います(笑)

すごく良かったです。
数ヶ所気になる点があったので神評価にはしませんでしたが、萌×2がなかった頃なら、たぶん神評価にしてたと思います。

まず文章ですねー。
高遠琉加さん、本当に文章が素敵。高遠さんて、たぶんきっちりプロットを立てるタイプじゃないと思うん…

2

葛城副編集長の最後の賭け 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

主従敬語受け、エエのぉ~♪

高遠作品、まだ数冊しか読んでいないけど、読む毎にこの作家さんの文章が好きになるのが分かります。
背景や心象の表現が自分の中にぴったり嵌る、それが心地良い。
所々から本当に作者は本好きなんだなと、それを基としてこの文章が出てくるのが感じられ、まさに天職ではないかと、自分の中で大絶賛を送っています。

葛城夏彦の父の実家は、歴史も名誉も資産もある名家。
諒は、その家の住込み雇人の子として封建…

1

恋をするなら英国紳士 小説

樹生かなめ  高永ひなこ 

親の借金のカタに二度マグロ漁船行きを経験したラーメン屋(屋台)店主受

親の借金のカタに二度マグロ漁船行きを経験したラーメン屋(屋台)店主受ってスゴイよね。
対するのはまさかの英国貴族で、一体どんな出会いをするんだと思っていたら意外と普通でした。
郁郎の友達が、知人だったウィリアムを店に連れてきたのがはじまり。

育った世界が違いすぎる二人のかみあってるんだかいないんだかわからない会話は大変楽しかった。

主人公の父親が憎めない人ではあるんだけど、あまりに…

0

不器用なサイレント コミック

高永ひなこ 

作家さん買いで◎

まるごと一冊、たっぷり楽しめる。

かなり無表情な智くん。
普通なら多分・・・何か反応しろよ!って思うだろうに。
田宮くんてば、エライw

だって、好きだからこそ相手に対して
どんどんわがままになっちゃうモンでしょ。
最初は解ってても、付き合っている自分に対してくらい
もっと感情出してくれ!って思いそうなモノなのに~。

でも普段発言も少なくて感情も出さない智くんが
感情あ…

2

堕罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

勢いで読み進めました

シリーズ4作目で最終話になります。
この前の3作、読み進めるごとに、イライラとモヤモヤが募る作品でした。

この4作目は、これまで受視点だけの話だったのが、攻視点だったり、上司の視点だったり、と別の人の視点で語られています。なのに、なぜか、「そうだったのか!」とか、真意が分かって萌える、というようなことは無かったんですよね。

萌えるどころか、呆れて説教の一つもしたくなるようなことばかり…

1
PAGE TOP