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表題作神官は王を狂わせる

羅剛王/黒髪黒瞳の王/23才
冴紗/虹髪虹瞳の神官(聖虹使)/19才

あらすじ

「命かけて、おまえだけだ――」

神官は健気な美人。王は不器用な暴君。
想いが通じたふたりに恋の試練が…?

王と神官という立場を乗り越え結ばれたふたり。
男らしく猛々しい王・羅剛は、愛する冴紗を手にいれ、婚姻の儀を待っていた。
神官と王妃、両方の役割を担うこととなる冴紗を、強羅は片時も離したくないほど狂おしく愛している。
しかし、聖なる虹色の髪と瞳を持ち、人々を導く存在の冴紗を奪おうと、近隣諸国が戦を仕掛けてきた。
羅剛は冴紗には何も知らせずにひとり戦地に赴かんとする。
やっと、想いが通じ合ったのに、運命はまたもふたりを引き裂くのか…!?

愛はすべてを凌駕する…
――-一途で激しいラブロマンス。

作品情報

作品名
神官は王を狂わせる
著者
吉田珠姫 
イラスト
高永ひなこ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
神官は王に愛される
発売日
ISBN
9784877245658
4.1

(22)

(8)

萌々

(11)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
91
評価数
22
平均
4.1 / 5
神率
36.4%

レビュー投稿数3

少しだけ落ち着いた攻め様の愛

「神官は王に愛される」の続編です。
今回は10年越しの思いがやっと実り二人の婚礼前の
他国との戦いとそれにまつわる二人の思いが描かれています。
受け様は、攻め様と伴にあることに夢のようだと神に感謝。
攻め様もまた、同じように今の幸せをかみしめているのです。
でも、攻め様は神官でもある受け様が神殿に行かなければ
ならないことに憤りを覚えていますが・・・
そして神殿で受け様が信者と謁見する様子を見て愕然とします。
それは自分に見せる受け様では無く、感情を持たない
神の傀儡のような姿の受け様の姿。
それでも、泣き言は言わない受け様に攻め様は
心底守ると誓いを新たにします。
そんな時に他国が結託して攻め様の国へ戦いを仕掛ける
不穏な動きを知り、受け様に内緒で戦いの準備を。
この戦は、受け様を狙う国の仕掛けた罠で・・・

心を通わせてからの受け様は、とにかく可愛くなってます。
でも、子供の様な無邪気で純粋な心はそのままで
どんな事でも真正面から受け止めるピュアさです。
意識しないで誘うなんて攻め様にしたらまさに小悪魔。
でも相変わらず天使さまのようですね。
今回は前作よりも二人の「真名」がはっきり納得の内容です。
攻め様が、受け様に助けられ若干自尊心が・・・って
場面があるのですが、そこで攻め様が今まで執着オンリー
だったのが改めて受け様の為に自分がするべきことを
悟ような流れがあります。
二人で一人と言う言葉はこの二人の為にあるような
言葉だと思いますね。
今回もかなりじーんとさせられました。

3

なかなか幸せな日々は…

ああっ、もう邪魔しないでーっ!!
って思うほどなかなか2人だけの幸せな日々は来ないですね(^^;)
あって(会って)もすぐにお互いの立場で離ればなれ…

今回はそんな2人をまた引き離そうとする人物たちが!!
全ては虹の御子・冴紗を自分の国へとと願う他国の王が招いた戦い。
勿論そんなことは冴紗に知らせず戦いへと出向くのですが
羅剛危うしのところで助けに来たのは、弓の名手・冴紗本人。

戦のことなど知らせてないはずが何故…

正直私も神官側大嫌いだったんですけどね。
でもこの神官が取った行動が羅剛を救ったのも事実。
冴紗には戦のことを知らせるなと言われてた神官ですが
もしもこの戦で王が亡くなられれば、冴紗さまもあとを追うであろうと思い
冴紗に戦のことを伝えていたのです。

そしてその戦の場へと降りたった冴紗の鶴の一声?!で一件落着。
(正直、冴紗の存在が戦を起こそうとする火種にはなりますが
その存在が間に入ることで戦にはならない気がするのですが…(^^;)

とにかくこの2人は死ぬまで一緒にいなくちゃいけないってこと!!
もう誰も邪魔しないでーっ!!(><)



2

BL版水○黄門

いろいろとカオスなシリーズだということが、2巻目にして理解できました。
とりあえず、私のBL的予想の範疇を超えます、羞恥プレイが。
羅剛さまの凄まじい暑苦しさっぷりが今回彼の視点により爆裂発揮されてるんですが、冴紗の無自覚淫乱っぷりも『お腰の剣で刺し貫いて事件』によって今回ますますグレードアップ。

もう、この際どこまでもいっちゃって………(呆)

みたいな気分になること請け合い。
本人達はごく真面目にシリアスってますが、読み手の私はもうツッコミどころが満載で悶えてます。
で、肝心の羅剛さま。
王様としてどうかというのは、今回の戦争によってさらに明確に。
いやぁ……ここまで間抜けな戦下手な王様が存在してもいいのか。
しかも戦を収めたのは国王の羅剛さまじゃなくって冴紗さまですよ。

イザイラ国版の水○黄門ですねわかります。

冴紗さまにかかれば、3国同時襲撃ですら一言で無血開城レベル。
覆いと仮面を取って、この紋所が目に入らぬか!
とばかりに、虹髪虹瞳をさらし、飛竜にまたがって空を駆ければあら不思議。
あっという間に、敵国王の土下座が見られます。
いっそ清々しいです。
でも羅剛さまの言葉責めは、あいかわらず憤死レベルの恥ずかしさでした。
この恥ずかしさ、クセになります。

そしてこのシリーズ、挿絵がとても美しいです。
虹色の髪と瞳って、どんなんだろう? と思い浮かべる必要がない美しい色合い。私の貧弱な脳みそでは、精々ワードアートの虹色グラデーション程度の想像なので。

2

かけ、うどん

スミマセン。的確過ぎるコメントで爆笑しました。

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