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56/88(合計:875件)
高遠琉加 高階佑
雀影
やはり、この結末しかなかったのね。 BL的には司と慧介の関係とか、佐季の思いとか、そっちが本筋なのかもしれないけれど、 それよりもずっと、刑事物的に事件のピースがはまっていく過程があまりにもおもしろくて、 もう、これ、BLじゃなくてもいいじゃん。とばかりに、 セックス描写とか、寧ろすっ飛ばして読む勢いだったけど、 これが、 この結末での、全員がハッピーエンドが、 見事にBLと…
エロタンビーノ
ネタバレ
いや〜泣きました。まだ読後間もないので、引きずっています。 重たかったです…しかし良い作品でした。三作品で、この本は、グイグイと引き込まれました。幼い子供たちが犯した大罪が、年を重ねて雪だるまが転がるように更に罪を重ねてゆく様を14年前、4年前、現在と時間軸を交差しながら、執念でベテラン刑事が事件を解き明かしてゆく物語。BLだと忘れて読みました。あと自分は、誰が受で攻なのかがはっきり認識しないま…
榎田尤利 高階佑
御影
百瀬青は、青薔薇という名前で体を売る男娼です。この物語の中でも何人かの男性と体の関係を持ち、その度に心に残るエピソードがあるのですが、私は最初の高瀬との話が心に残りました。 高瀬はゲイという自分の性癖のせいで、家族と絶縁状態のまま過ごしているのです。酒浸りの日々の中で、共同経営者でもある友人から青をプレゼントされます。 気乗りではないどころか、青のことを疎ましく思っていた高瀬ですが、…
和泉桂 高階佑
甘食
美麗な表紙の本、前から気になってましたがやっと読むことができました。高階さんの絵が最高です。特に上巻の巻頭カラーのミハイルの表情が切なすぎる!でもストーリー的には好きなのにユーリの方が抱いてもらえなかったんだからユーリも切ない?私はあの可哀想な顔をしてる方がミハイルだと思い込んでしまいましたが。マックス、罪な男です。 その割に下巻では双子はお互い別の男といちゃいちゃしまくってましたが(笑)い…
マンボウ
あぁ…。やはりこんな事に…レビュー書きたくなるくらい打ちのめされてしまいました!…しかしこのお話しは【神】作品なのです!! 何もかも振り捨てて司に走ったらいいのに、次から次へと、執着受けにに泥沼のように愛されている佐季。何が大切な者なのか気ついた時には…。 そんな司のあれやこれやを慧介はすべて抱き込んで慈しんで行くんでしょうね。ジューンベリーの木と共に…。 おっ?これもネタばれ?!~ん?…
ヒューフレディ
涙して読みました。素晴らしいです! 一巻より二巻、二巻より三巻というふうに話はどんどん加速をつけて面白くなります。 この物語は主要人物が三人だと思っていたら4人だったんですが、その誰もが主人公になれるほど皆過去や感情を深く描いてあります。 そのため、台詞の一つ一つ、相手に掛ける言葉一つ一つが感情的で読み手にもずっしりと伝わります。 だから彼らに涙させられてしまいます。 慧介は…
英田サキ 高階佑
yoshiaki
◆あらすじ◆ 米国刑務所を舞台にしたハードボイルド・サスペンスBL。 同僚殺しの冤罪により、殺人犯として投獄された日系アメリカ人のユウト(28歳)。 彼は、この刑務所にいるはずのテロ組織のリーダー・コルブスを探し出せば出所させるというFBIの取引に応じ、ひそかにコルブス探しを始めます。 が、相手はなかなか尻尾を出さず、捜査は難航。 その間、刑務所内で繰り返されるレイプ事件や殺人事件に…
高階佑 英田サキ
サガン。
原作未読、CDも未聴です。 あ、CDは番外編?の「SIMPLEX」だけ聞いたんですけどね。 絵も作家さんも好きだしキャストもわりと好きなのに、何故か手を出してなかったこの作品。 このコミックを読んでみてやっぱり原作もCDも欲しくなってきました! お話はまだまだこれからの展開なんだろうけれども、先に番外CDを聞いてるせいもあってか全てキャストボイスで聞こえてくるんですよね。 メインのビ…
ハイ爺
もともと、高遠琉加さんの文章は好きです。 この完結編を読むにあたって、1冊目から通して読みました。 小説を読んでいて、ぞくっと鳥肌が立ったのは久しぶりです。 評価は「神」以外にない、と思いました。 ただ、BLを読みたい人に薦めていいものだろうか、とは思う…。 これ、男女だったらベストセラーになるんでは。 わたしは東野○吾の『白夜行』を連想しました。 (パクリとかではむろんなくって…
snowblack
この結末しかないだろう……そうは思っていた。 でも切ない。 続刊を楽しみにしていた読み応えのあるサスペンスロマン、 「神様も知らない」「楽園の蛇」に続き、ついに完結編。 最後まで目が離せず一気に読み進めたが 近づく悲劇の足音に、ざわつく胸を押さえらずに読んだ。 *前巻までの内容は記しますし、「ネタバレ」表示にはしますが この3巻の展開に関するネタは、やはり実際に読んで欲…