うえだ真由さんのレビュー一覧

8年目の約束 小説

うえだ真由  紺野キタ 

綺麗で切ない雰囲気・・・はいいんだけど。

う~ん、キャラクターもストーリーも、全体に漂う切なく優しい雰囲気もいいと思うんですよ。このトーンは好みなんです。

それでも、設定やエピソードがいちいちあまりにも陰気で暗過ぎて、読んでてどうにも気が滅入ってしまいました。メイン2人のキャラクターやラブは好きだからなおさら。

ここまで行かなくても、ただ『切なさ』を堪能できる程度で留めておいて欲しかったですね。


【今回、当人比でか…

4

恋する熱帯魚 小説

うえだ真由 

また喧嘩です。

商業誌『水槽の中、熱帯魚は恋をする』の2作目の番外編同人誌(コピー誌)です。

大学卒業して約1ヵ月。
桂真(攻)は院に進み、睦(受)は社会人に。

睦は就職し研修で1ヵ月大阪へ。
研修が終わったら逢おうと楽しみにしていたのに、悪天候で帰りの新幹線が徐行運転になり、運転見合せもあり得るという事態になってしまったんです。

『帰ったらそのまま休んで明日逢おう。運転見合せになったらホテ…

0

透明な水の中で、かざらない言葉で 小説

うえだ真由 

もういい・・・

商業誌『水槽の中、熱帯魚は恋をする』の番外編同人誌です。

1編目がSS『それはスキのしるし』

睦(受)の一人称です。時系列としては本編表題作と続編の間。

私は『受一人称』が非常!に苦手なので、それだけで読む気なくしそうになりました。イヤ、読んだけど。

試験勉強しながら、桂真(攻)のことをアレコレと考えている睦。

ほのぼのラブラブな日常のひとこまです。


2編目…

0

水槽の中、熱帯魚は恋をする 小説

うえだ真由  後藤星 

アロワナ。

アロワナです。

読みながらも読み終わってからも、いちばん印象が強いのはアロワナでした。

もちろん、キャラクターやその関係性をアロワナに投影しているというのはわかった上で、だから何!?としか。

う~ん、どうにもキャラクターが好みじゃないんです。

特に桂真(攻)が、あまりにも掴み所がなさ過ぎるというのか、まあハッキリ言うとまったく魅力を感じませんでした。

もっと言うな…

2

何もかもが問題じゃない!? 小説

うえだ真由 

キャラクターが・・・

商業誌『それはそれで問題じゃない?』の番外編同人誌です。

本編が読んだことも忘れ去りたいくらいなのに、同人誌は買いました。そして、もちろん買ったからには読みました。
私、ホントにうえださん好きなんだなぁとしみじみ思います。

高校を卒業して大学生になった世里(受)。

世里の父親の希望で、建志(攻)も含めて3人で食事するために自宅で料理していた世里に建志がちょっかいを出して来て、い…

0

それはそれで問題じゃない? 小説

うえだ真由  高橋ゆう 

『年の差』のよさが何ひとつ感じられない。

うえださんは大好きな作家さんです。
さらに『年の差(年上攻)』も『高校生受』もかなりの好きシチュエーションなんです。

それなのに、自分でもなんでと思うくらいにまったく入り込めませんでした。

ただ、うえださんの『年の差』ものは意外と好きな作品少ないんですけどね。
同じ『年の差(年上攻)』でも、その中身というかキャラクターの組み合わせの基本的な好みが私と作家さんで徹底的に食い違ってい…

2

キスと喧嘩とシャンプーと 小説

うえだ真由 

痴話喧嘩とお風呂の話。

商業誌『チープシック』の番外編同人誌(コピー誌)です。

本編はまったく好みじゃないです。まあ『気分悪くて読めない』までは行きませんが。
それでも同人誌持ってる自分に泣けてくる。

寿之(攻)の部屋に泊まるつもりで遊びに来た帆高(受)が、寿之の以前の彼女との写真を見つけてしまって怒り狂い、寿之を問い詰めて・・・
寿之の対応が気に入らない帆高は帰ってしまいます。

本編は帆高視点でし…

1

チープシック 小説

うえだ真由  吹山りこ 

一風変わったお仕事ものとしてなら・・・

何が変わってるかと言えば、お仕事が『高校生のバイト』なんですね。

私は『お仕事もの』はかなり苦手なんですが、これはバイトということもあり(適当・いい加減という意味ではなく)ヘンにくどくどしくなく楽しく読めました。

ただ、キャラクターはあまり好みじゃないですね。帆高(受)はまだしも寿之(攻)が・・・

帆高は、まわりの同級生を子どもっぽいと感じ、バイトで接する社会人(でなくても年上…

1

ヒミツな二人 小説

うえだ真由  猿山貴志 

なんとも半端な・・・

うえださんのデビュー2作目のノベルズですね。
私が持ってる中で『いちばん古いうえださん作品』でもあります(デビュー作は新装版で読んだので)。

あとがきで言われてる通り、男子高校生(BL)版『2時間サスペンス(劇場)』です。まさにそのままです。

いや、それはいいんですよ。まあ、すごく好みとは言いませんが面白かったらOKです。
問題はまったく面白くなかったことなんですよね~。

0

パール・アンプロンプテュ 小説

うえだ真由 

しっとりほのぼの。

商業誌『スノーファンタジア』の3作目の番外編同人誌(コピー誌)です。

前作同人誌からちょっと遡って大学生活最後の春休み。

里央の帰省に合わせて、卒業旅行として里央の地元である長野へ1泊のバス旅行に来ている2人。

(本編で重要な意味を持つ)軽井沢旅行を思い出し、状況だけは同じようなものでもまったく違う今を感慨深く想い・・・

ほんの10ページと短くH描写もありませんが、甘くてち…

1
PAGE TOP