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表題作ヒミツな二人

相馬克巳 刑事
御門朋貴 高校生

あらすじ

秋の京都。修学旅行にやってきた朋貴は立ち寄った公園で、売店のおばあちゃんが鬼のような形相をした男に詰め寄られているのを見かけ、間に割って入る。しかし、男がスーツのポケットから取り出したのは警察手帳だった! 慌てて逃げ出した朋貴だが、なんと宿泊先のホテルで殺人事件が発生!! コワーい大男・相馬刑事が担当刑事に…!! 犬と猿のごとく二人はずーっとケンカばかりだが。
「BOOK」データベースより

作品情報

作品名
ヒミツな二人
著者
うえだ真由 
イラスト
猿山貴志 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872784084
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
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得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

火サスみたいなBL

『湯けむり殺人事件』とでも名付けたくなるような、そんなお話でした。
主人公は高校生。
修学旅行中、イタズラで入った露天風呂で殺人事件に遭遇する。
刑事と出会い、反発しあいながらも少しずつ仲良くなり、一緒に事件を解決する。で、愛も芽生える。
火曜サスペンス劇場花のOL――じゃなくてBL風味湯けむり殺人事件、まさにそんな感じ。登場するのは美女の裸じゃなくて、痩せっぽっちの高校生美人受けの裸ですがw

うえだ真由さんには珍しい、ドタバタの入ったコミカル展開なお話です。
ただ、ミステリ部分が致命的につまんなかった。
あと、ドタバタちっくなコメディは、うえだ真由さんには向いてないような気がしました。
やっぱしっとりした焦れったい切ない小説が、うえださんには向いてるような気がするんですよねぇ。
よく練られ丁寧に作られたお話だとは思ったんですが、まったく萌えられなかったのが残念です。

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なんとも半端な・・・

うえださんのデビュー2作目のノベルズですね。
私が持ってる中で『いちばん古いうえださん作品』でもあります(デビュー作は新装版で読んだので)。

あとがきで言われてる通り、男子高校生(BL)版『2時間サスペンス(劇場)』です。まさにそのままです。

いや、それはいいんですよ。まあ、すごく好みとは言いませんが面白かったらOKです。
問題はまったく面白くなかったことなんですよね~。

修学旅行中に殺人事件に遭遇した高校生・朋貴(受)と、担当刑事・相馬(攻)のラブストーリー・・・なんですが。

ラブもコメディも事件(ミステリー・サスペンス?)も、全部が半端に感じたんです。

正直なところ、読みながら『これBLじゃなかったの?いつBLになるの?』とイライラしました。←Hのなさ(少なさ)ではなく。ラブがないわけじゃないのに、なぜか『BL』って感じがあまりしなかった。

いっそのこと『2時間サスペンスチックなコメディ』として読んだ方がまだマシなんじゃないかとさえ思ったよ。
ただ、コメディとしては上滑りしてて笑えないし(私は)、事件がまたあまりにもチープ過ぎだからそれにしてもキツイのか。どうしよう。

どうもいまひとつでした。

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