えすとえむさんのレビュー一覧

エバーアフター コミック

えすとえむ 

当然「神」です

もう、これを私が「神」評価しないわけがない!
しなくてどうする!ってくらい。

そもそも、えすとえむさんの絵がとっても好き!っていうのもありますが、
この、誰もが知っているようなおとぎ話の数々を、現代に舞台を移してBLコミックにするにあたり、こんな風に毒の効いているエロティックな短編にすっきりまとめ上げるなんて!
シンデレラも、赤ずきんも、人魚姫も、
美女と野獣も、かぐや姫も、カルメン…

4

エバーアフター コミック

えすとえむ 

エキゾチックな絵が魅力の童話パロディ

タイトルの「エバーアフター(ever after)」は、日本語の「めでたしめでたし」にあたる童話の結び言葉。
「シンデレラ」・「赤ずきん」・「人魚姫」・「美女と野獣」・「かぐや姫」・「カルメン」という、誰もが知っている物語のパロディ六編を収録した短編集です。
’08年に『BE-BOY GOLD』に掲載された「カルメン」、描き下ろしの「美女と野獣」以外は、全て電子コミック配信サイトで配信されてい…

8

愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

Corrida ー 交錯する愛と死

※ 実際に読んだのは新装版なのだけれど、
  http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/36470/
  誤ってこちらの旧版にレビューを上げてしまいました。
  中身は殆ど変わらないようですが、ご了解下さいm(_ _)m


『Golondrina』へと繋がる、闘牛をテーマにした作品を表題とした短編集。
他に「靴」「サッカー」など、

2

mini cab 3周年記念特別付録小冊子 特典

腰乃先生に惹かれて・・・。

「cab vol13」の付録であるこちらの小冊子。
付録小冊子ですが結構読み応えあります。
普段は雑誌って目的がない限りあんまり買わないのですが、今回は付録の小冊子に惹かれて購入を決めました。

お目当ての作品は腰乃先生描き下ろしの「鮫島くんと笹原くん」の番外編です。
タイトルは「笹原くんと鮫島くん」となっていて、内容はタイトルからもうっすらと窺えるのですが・・・リバです。
とうとう鮫…

0

ハッピーエンドアパートメント コミック

えすとえむ 

ハッピーエンドは人生の終わりじゃない

◆あらすじ◆

ハッピーエンドの作品が書けず、スランプに陥っている小説家(の卵)のルカ。
恋人に部屋を追い出され、新しい部屋を探すうちに、或るアパートメントの家主でDJのハビに誘われ、彼の部屋に同居することになります。
ハビの勧めで、ルカは、アパートメントの住人たちをモデルにハッピーエンドのストーリーを書き始め――
ルカが綴った各部屋の住人たち(全員ホモ!)の恋模様を、オムニバス形式で描…

4

クシュラル コミック

えすとえむ 

どれも切ないお話

えすとえむさん、絵は本当とてつもなく大好きなんです。
でも何だかいつも話がちょっと好みから外れるというか、合わない事が多くて。

今回、大好きなトルコが題材という非常に珍しい短編集でした。私が知ってる限りでは他にトルコが舞台のBLってない気が。(あったらすみません)
紹介のあらすじにあった王様の話よりも、踊り子と軍人さんの話が好みでした。
とてつもなく切ないです。
ちょっと気になったん…

2

新装版 愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

生と死の挟間のエクスタシー

2008年発行の同名のコミックス(宙出版)の新装版。
スペインを舞台に闘牛士と牛の解体作業者の恋愛を描いた表題作と「円卓の死者」のほか、3作が収録されています。


フランス語ではエクスタシーは「小さな死」とも表現されるそうで。
エクスタシーには何かと死のイメージがつきまとうもののような気がします。BL作品でも、刀剣やピストルといった殺人のための凶器が、男性器(BL的には「ち○こ」w)の…

4

mini cab 3周年記念特別付録小冊子 特典

出版社さまありがとう(;∀;)҂҂iVj

腰乃センセの鮫笹が大好きで大好きで色々ググってたどり着いた,鮫笹の素敵な話が読めるとゆー噂の小冊子。

BLにハマったのがつい半年前。色んな作品にハマっては,昔の限定のペーパーや小冊子に泣かされましたょ,,,仕方ない事だけど,,,今更手に入らないなら最初から知らぬが仏とゆー(T^T)グスン

こちらも無理かなーと凹んでたら,雑誌の付録扱いだからバックナンバーを購入すれば絶対付いてくるんで...

1

やがて、藍になる コミック

えすとえむ 

絵はため息出る程好み

藍職人の義兄弟の話。
好きだ嫌いだというはっきりしたやり取りはなく、流れる静かな空気がたまらないです。

えすとえむさんの著作を初めて読んだのは「うどんの女」でしたが、絵は本当にとても大好きなのに話が入ってこなかった記憶があります。
この話も絵も雰囲気も好きだし、そこそこ盛り上がりもあるのですが、何故か入ってこない。自分にとって決定的な何かが足りないのだと思うのですが、それが分からずにおり…

2

新装版 愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

熱の在り処

…果たして、タイトルで指されている「愚か者」とは
誰の事なのだろう…

読み進めている合間にタイトルを見返してふと気に
なってしまいました。
無論読み終えた今では評者はその解答を知っています。
そして読み終えたら読み終えたで、何故そう言う疑念の
導線をタイトルを用いて引いたのか、と思ってしまった
訳でして。
漢の色気には時にそう言う謎が幾つか混じっている方が
深みが出るのかも知…

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