沙野風結子さんのレビュー一覧

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

憎めない受け詐欺師

結婚詐欺師と元検事の弁護士との駆け引きラブでエロは多目だけどそれだけじゃ無いって
感じさせてくれる意外にシリアスで詐欺師の生い立ちに切ないものも感じました。

出会いは弁護士の恩田が部下が助けを求めた懸案を引き継いだことで始まります。
相談に来たクライアントが結婚詐欺に合ったと駆け込んでくるが、結婚まで考えた
相手が男で未だに未練があるクライアントに示談を進め、その詐欺師と対決します。

11

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

貞操帯プレイは愛の証?

男専門のアカサギ(結婚詐欺師)と
冷徹なオヤジ弁護士が対決する
バイオレンス系エロラブストーリーかと思えば
ハートフルなホームドラマ的要素もあり、
しかしやはり最後はややマニアックに
貞操帯プレイで終わるという
感動とエロが程よくブレンドされた一冊でした。


男相手に結婚(養子縁組)詐欺を働く槇(受)。
ある日、カモの一人が弁護士事務所に示談を依頼したことで、弁護士の奏源(攻…

14

はなだま人魚 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

「おにぃ」がツボ

こちらは人魚で、兄×弟の近親相姦モノ。しっかり作り込まれているのでファンタジーが苦手な私でも、楽しく読み終えました。ただ異種姦はやっぱり抵抗があるかな~事におよんでいる場面でもイマイチ入り込めない××××私の頭の中にはタケコノしか生えてなかった(笑)・・・・が、「おにぃ」のセリフに萌えていたのでモチベーションは保ったままで読了しました」。

3

融愛 Melt Down 小説

沙野風結子  水名瀬雅良 

兄弟もの、いいです。

こちらで「兄弟もの、兄受け」でご紹介いただいた作品。
受けが当て馬にお触りされたり、弟にドラッグ疑惑が出て来たり。そんなこんなで、最後はハピエン。安定感があってよかったです。

2

隠し神の輿入れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

深い愛情で満たされる

子供のころに神隠しにあった依冶は人の住む世界より、異界での生活を求め人に打ち解けることが出来ず、ほかの人からは変わり者と言われては傷つくことを繰り返す日々。

そんなある日の帰り道、依冶は弱った黒猫を見つけて家に連れ帰ります。その黒猫は翌日には人間の姿になっていて、自分が昨日依冶が拾った猫だと告げます。
自分が依冶を神隠しにあわせ、異界で一緒に生活していたと言われますが依冶は異界での生活を覚…

5

はなだま人魚 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

【※地雷持ち注意】

 すごい可愛い内容だ~と余裕をぶっこいて読んでいたら思わぬところで地雷ぶっこまれました。
 後半なのですが、柵に閉じ込めているメス人魚の十何匹全員と、受がセックスします。ある男(キモい最低なやつ)に強制的にさせられます。子作り目的で。メス人魚たちを妊娠させて繁殖させるために、受とメス人魚たちが生でセックスさせます。
 私の地雷が、NL・ヘテロ・異性愛・BL作中の女の存在なので、たいへん気持ち悪…

10

幼馴染み~荊の部屋~ 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

いびつなのに甘い関係

幼馴染み同士でご近所さんなのに、10年ぶりの再会ものなのです。
それも出会いは小学4年生で、小学生の出会いにしてはかなりシリアス。
受けになる舟の家族は実父の不貞で既に崩壊し、母親はそのせいで
少し精神的に病んでいて異常な行動をすることになり舟にとっては
安らげる居場所がどこにもない状態なんです。

粘着質で執着具合が重い舟の母親と気が向いた時にだけ帰ってくる
無責任な父親とのことで…

10

獣の妻乞い 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

ひたすら飛月が可哀想で切ない

高評価の作品なので、心苦しいのですが、うちには犬がいるもので、こういうお話はやっぱりダメでした。
悲しいとか泣いちゃうとかではないのですが、気持ちが激しく上下すると言いますか。


受けの尚季は幼い頃に母を亡くし、高校生となった今は父が海外赴任で一人暮らし。

攻めの飛月は尚季にまとわりつく不思議で一途な青年。


父親が仕事で留守がちだった子供時代。
そんな尚季の淋しい心を救…

1

幼馴染み~荊の部屋~ 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

名前のない関係

「幼馴染み」なんて甘酸っぱい言葉が似合わない歪な関係。
小学五年から29歳までの関係を追った作品ですが、
自分は彼の「友達」ではなく「愛人」だと
苦悩しながら過ごす青春の何と暗く閉鎖的なことか。


主人公の舟は、母の葬儀で幼馴染みの能登と十年ぶりに再会。
能登との出会いは小学五年のとき。
学校では話しかけてこないのに、家には頻繁に訪ねてくる能登。
女の子と付き合い、舟より気の合…

13

幼馴染み~荊の部屋~ 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

終盤までもやもや

「萌え」という感覚ではないものの、話としては面白かった。
ほぼ終盤まで攻めの心情がいまいち明確に表現されていないので、
その間ずっとモヤモヤ、イラっが続きました。
受けに対する言動だけでなく、私生活、交友関係全般において。
歯痒いという表現すら当て嵌まらない。靄がかかった様に
攻めの思考は明確に表現されません。

受けは攻めの言動に悩み苦しみます。
攻めが恋人を作り、別れてしまえば…

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