おのにしこぐささんのレビュー一覧

臆病な背中 小説

おのにしこぐさ  夏目イサク 

BLの初心に立ち返るような

めちゃくちゃハマった!心理描写メインで、ノンケの大学生がただひたすらに恋に悩むお話。
ストーリーと呼べるものはなく、これといって何も起こらないし、遊んでばかりの日常が描かれているだけ。だが日々の中でゆっくり変化する心情が丁寧に綴られており、受けの一人称でありながら攻めの健気な想いも痛いほど伝わってきて、最高に萌えた。

始まりは友人からの唐突な告白。ゲイで、自分のことが好きだと。追及しても、…

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臆病な背中 小説

おのにしこぐさ  夏目イサク 

ゆっくり育っていく

 小嶋はしっかりした性格ゆえ、誰からも好かれる大学生です。その上、飲み会と麻雀が大好きなのです。でも、彼はただ流されて遊んでいるわけではなく、自分の意思で行動しているところが好きです。
 三上は、どちらかと言えば大人しい性格で、勉強も手を抜かない真面目な人です。

 私は、小嶋が何でも完璧にできてしまう人間、そつなくこなす人間だと思っていただけに、三上からの突然の告白に戸惑う姿が初々しく思い…

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臆病な背中 小説

おのにしこぐさ  夏目イサク 

ある恋のお話、でした。

読みやすい恋話でした。

皆様方のコメントをうんうんとか言いつつ読んだ後なので、私めが足す言葉なんぞないんですが…。頭の数ページで『おっ、いいねコレ』って決定。何でかと言いますと。
『彼』の顔&姿の整いっぷりがどんだけスーパーでファンタスティックでアメイジングで…というよくある描写がとくになかったからです(キーワードはあえて申しません)。
さらりと触れてある程度です。

目鼻口の形良さ…

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このままではいられない 書下ろしペーパー 特典

社会人になって・・・

大学を卒業し、就職してからの2人の様子を描いたあまあま後日談です。

仕事が忙しく休日も合わないのですれ違ってばかりの2人が、ようやく半月ぶりに顔を合わせます。しかし樹(受)、相変わらず飲んでは酔いつぶれてんだね・・・
『(つぶれても学生時代のように迎えに行けないから)酔いつぶれるな』と周以(攻)に言われているにもかかわらず、ホントに学習しない・できない樹。

それでも、やっぱり少しは『…

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このままではいられない 小説

おのにしこぐさ  氷栗優 

どうにも合いません・・・

幼馴染みものは結構好みです。すれ違って友情から恋愛へ、というのも王道過ぎと言えばその通りですが別に構わない。好みに合えば、王道はむしろ安心できて好きなくらいです。

でもこれは、とにかくキャラクターがダメでした。周以(攻)が、樹(受)のどこがそんなにいいのか、好きなのか。『執着』してるのだけはわかりますが、なぜそこまでというのがまったく伝わって来ません。

それに、樹のような調子がいいとい…

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このままではいられない 小説

おのにしこぐさ  氷栗優 

幼馴染だからかな・・・

厳密に言うと萌と中立の間ぐらいの評価です。
話的には大きな事件があるわけではなく、日常に恋愛要素が入って主人公がグルグルしちゃう、という結構好きなパターンなのですが、切なさが足りなかったです。
攻の周以が樹を思う切なさがもっと出てれば、もっとキュンキュンできたのになぁ・・・。

攻が受けへの気持ちを隠しきれないことで話がはじめるのが似てるのでどうしても前作と比べてしまいます。前作は攻の切な…

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このままではいられない 小説

おのにしこぐさ  氷栗優 

一生の友から告白されたら・・・

幼なじみで親友、誰よりもお互いを理解しあっていると思っていた相手から
好きだと言われ、友情が壊れていってしまう。
それでも、思いには応えられないけれど、失いたくない友人。
友情が恋になるのか、悩みながら二人のこれからを考えるような切ないお話です。
まぁ、切ないと言うよりは・・・めんどくさいかなぁ~、個人的には好みじゃないかも。

自慢の幼なじみで、いつも何かと甘えてる受け様、サークルの…

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このままではいられない 小説

おのにしこぐさ  氷栗優 

受け様に一言、「あなた悩み過ぎ」

6年ぶりのおのにし作品、相変わらず短いセンテンスを繋げて話を進めてゆく書き方は変わってないなぁと懐かしく思いました。
でも申し訳御座いません。作家様贔屓で萌評価をつけたい気持ちはあるのですが、この作品自体の評価は辛口です。

作者様があとがきで「批判されるとやる気を出すタイプ、ご感想・ご意見・ご叱責もOK」だと書かれておられますので、遠慮なく書かせて頂きます。

まず、あらすじを書こうに…

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臆病な背中 小説

おのにしこぐさ  夏目イサク 

かわいい表紙買い

おのにしこぐさ先生は 知らなかったです。
この本 1冊しか出されていないのですね。
びっくりしました。
まだまだ知らない作家がたくさんいらっしゃることでしょう。
いろいろランダムに読んでいこうと 誓いました。
おのにしこぐさ先生も 次待ってますよ~。
話の感想です。
ゆっくりゆっくり2人の距離が近づきます。
好きなのに なかなか本音を言わない。
そしてSEXもなかなかしない。

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臆病な背中 小説

おのにしこぐさ  夏目イサク 

もう一度、書いて下さい ― お願いします。

あれから何年経ったのでしょう ―

この本を読み、この作家様好きだ!!、と感動したのはいつの事?

正に私のストライクゾーンど真ん中です。
地味系のありふれた話、しかし何故か印象に残る。
独特な雰囲気やクセもございません。

BLであるにも拘わらず、普通の恋愛小説を読む感覚に近いです。違和感なくスッと馴染んで入ってきます。

皆様が書かれておられるように、等身大の普通の大学生の話です。(ちょっと昭…

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