雀影さんのレビュー一覧

うつしみの手 リアル1/2 コミック

明治カナ子 

リアル1/2の続き

前巻はしゅみじゃない評価だったけど、その続きのこっちの本では、潮が谷口を切ってくれたのと、同録の作品をプラスして萌評価アップ。
初出がSM系のアンソロだから、表題作以外の同録作品でも、玩具を使ってたりプレイ的には似たようなことしているシーンもあるけど、
でも、リアル1/2の谷口と、他の作品では、愛の在処が決定的に違うのよ。
やっぱり、ちゃんと愛がなきゃ。
彼岸の川から呼び戻すような愛。

1

リアル1/2 コミック

明治カナ子 

しゅみじゃなかった

「坂の上の魔法使い」シリーズがよかったので一気に燃え上がったコンプリート病。
明治さんの古い作品は読んでいなかったので、ネットで中古書を探してまとめ買い。
したのはいいんだけど、、、

うーん、、、
読み終わってからしばらく考えていたけど、
やっぱり、
「しゅみじゃない」
かな。

読んでも、理解できなかった。

最初の「降りておいで」はまあいいんだけど、谷口先輩がなぁ

1
非BL作品

まんがキッチンおかわり コミック

福田里香  よしながふみ 

読み物としても、実用のレシピ本としても

「フード理論でマンガを読み解く」
マンガだけでなく、ドラマや映画の表現物でも、食べ物や食事シーンは、意識しているにせよ、無意識にせよ、しっかり意味があるって、とっても腑に落ちる。

中村明日美子さんや雲田ハルコさんのインタビューはボリュームたっぷりで、マンガの作法等話題も興味深い。

ここに取り上げられているのは、ほとんど少年・少女マンガの古典や名作で、雲田ハルコさんやよしなが先生の作品…

4

キモチの行方 コミック

明治カナ子 

むずかしい

このわからなさは、なんだろう。

本当に捕らわれているのは、誰?

ってことを描いているんだとは思うのだけど、
多分、、、

単にSMが地雷とかいう訳じゃない、
それとは違う別の次元で、
この手の共依存?
みたいな、
歪んだ愛?
が、理解できない、のかなぁ、、
理解できないのは、作品のせいじゃぁない。
外の人にはわかりにくくても、この3人にとっては、これも愛なんだ、って…

2

玉響 コミック

ゆき林檎 

帯がいいよね

この本1冊全部で1つのストーリー。
絵の端正な雰囲気と大正時代設定のストーリーは相性がとてもいい。
学生寮や遊廓のエピソードもこの時代設定だからこそ、他の時代や、ましてや現代を舞台にしたら、なかなかこんなには二人の関係を描けない。
いろいろな物に縛られた不自由な時代にあって、一時の自由を謳歌する学生時代。

お話に登場するキャラが絞ってあるところがいい。
お話に関わるのは立花と朝倉、朝…

4

マナビノクニ コミック

四宮しの 

雰囲気はかわいい

ちょっと不思議大人な小宮山先生の自宅塾を舞台にしたオムニバス。
全体に、ラブはあるけどエチ無し、匂い系じゃないけどBL未満なのは、登場する子達がまだまだ子供で、これから恋って何かを知っていくお話なので、全然問題ないんだけど、、、

ちょっと登場人物多すぎじゃないかと、、、

こういう地味っぽい絵も、かわいい雰囲気は嫌いじゃないけど、
ゴメン、見分け付かない。
おまけに、小学生から中学…

3

生まれ星 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

ちゃんとくっついてよかった

もう、表紙からしてラブラブオーラ全開のシリーズ第3巻。
このシリーズって、恋が何かも知らない子どもだった弓が、浪人中の1年間にそれなりにいろいろな物を見て、経験して、成長して、
ようやく、敏夫が抱えていた好きの気持ちに追いついて、
あとはもう、ひたすらやりまくる、やりまくる。
この二人はハッピーエンドになったけど、そうなると、気になるのはお兄ちゃんの角。
角の過去に何があったのかは一応描…

4

出来の悪い子 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

目覚めよ恋

そうそう、長編の連載はこうでなくっちゃ。
って、嬉しくなっちゃうような、勘違い、すれ違い、じくじく、ジレジレが展開。
弓も敏夫も、それぞれ恋しているのに、それが自分だけの感情だと思い込んでいるので、敏夫はそれを隠すことに必死になりすぎ、弓はそれに気付くのが遅すぎ、相手の発している物が自分に向けた恋情だと言うことに全く気付きません。
そんな二人の感情に、角だけが気付いていますが、特になんの手助…

1

三村家の息子 コミック

明治カナ子 

やっぱり読んだことあるみたい

明治さんの作品を読み直したくなって、改めてこの三村家シリーズ3冊を買い直したけど、
やっぱり、この本は読んだことあるみたいな気がする。
表題作のことは全然記憶にないのに、同録の短編には覚えがあるんだよなぁ、、、
むしろ同録の短編だけを、初出のアンソロで読んだのかなぁ、、、、
本編、同録作品とも、他社さんの廃刊アンソロに掲載されてたようなので、HertZ誌で三村家シリーズを再開するに当たって…

1

媚の凶刃(1) コミック

池玲文 

続くのね

前作というか、「媚の椅子」読んだのずいぶん前だし、多分もう本残してないな。
まあ、とりあえず「媚の椅子」が思い出せなくても、あまり問題なさそう。
それよりも、この話、まだまだ全然導入部って感じ。
これだけだと、ただひたすら加賦と韮沢がいちゃついているだけとしか、、、。
ヤクザ物としての組の継承を巡る丁々発止みたいなストーリー展開は、ほんの片鱗。
せっかくいい感じに悪渋い敵役の佐川の出番が…

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