雀影さんのレビュー一覧

感情回路 コミック

やまがたさとみ 

回路がつながるとき

フェイクファーの前日談にあたる、マキの物語。

表紙が冬物で厚着のわりに、中は服着てない率とっても高い。多分半分くらいは服着てない。

マキとハルジが体をつなげているとき、ハルジの感情はどこにつながっている?
マキの感情はどこにつながっている?
そして水口の感情は?

マキを介在してようやくつながれた、水口とハルジの感情

それにしても、こんな高校2年生は、痛すぎてつらいな

1

蜜色パンケーキ コミック

木下けい子 

ヘタレわんこ責め

表題作、「ヘタレわんこ責め、しかも年下責め」のお手本のような作品。
しかし、この表題作の年下わんこ・十吾が「年下の甘え&図々しさ」で、一番ガツガツいっている。

「愛のために」
ヘタレ宮坂の、だだ漏れ妄想をじっと聞いている南は、結構、天然でしたたかかもしれない。

ほかに、やりたい盛りの高校生ものと、ツンデレ秘書さんものの短編。
どちらも年下責め。

1

キスブルー KISS BLUE コミック

木下けい子 

友情って便利な言葉だ

信頼も 愛情も すべて それで

ずっと友達として一緒にいた二人、友坂はバイト先の店長に野田を好きなことを感づかれ、大きく揺れ動きます。
揺れている友坂を心配した野田は、友情の力でセックスしてしまい…

セックスしても、友達に戻りたい、戻れるはず、と思っている友坂。
セックスしたことで、友情以外の感情に目覚めた野田。

これからこの二人は…

って、いいところで終わっています。…

3

ボクとオレのカワイイあのコ コミック

木下けい子 

細川君の春はどこ?

この作品、「ボクとオレとカワイイあのコ」以外の、飲んだくれのオッサン杉田と、小汚い系売れないカメラマン志塚の、だめオトナ組の方が、実は気になったりするのですが…

ともあれ、メインキャラはやはりこっちの3人。
高木も細川も、二人とも合田君のことが好きで、合田が自分だけのものになってくれないかと思っているのですが…
眼鏡の高木君が思いの外ヘタレで、そんなヘタレな所に合田君は参ってしまう…

1

君とハルジオン コミック

木下けい子 

まいったな

「運命の出会いから14年、ヘタレな瀬尾君の恋は実るのか!? 14年前… …ハル君は、3歳!?」
ってわけで、高校生の瀬尾君は、慰めてくれた3歳の子供に恋に落ちて、14年後、高校生になったその子を手に入れた…
こう書くと、確かにそれはヤバイけど、素直になれない子供と、考えすぎてしまう大人が、行きつ戻りつ、ゆっくりだけど、着実に愛を育んでいくのは、一つのBL的ファンタジーの醍醐味。
この設定で、…

4

泣き虫なリトル コミック

木下けい子 

泣いてる顔、一番かわいいかも

かわいくって、悶え死ぬかも…

表題作、小リス系の吉野君に、
「どうしたらいいのか、わからないくらいに好き」になられたら、
「いまどき、女の子でもこんな可憐な反応しない」くらい、真っ赤な顔でうつむかれちゃったりしたら
図々しい女子にうんざりしている藤本が、「かわいいな、こいつ…」って思うのも無理ないよね
ここには、女じゃなくて男を選ぶ理由と根拠がちゃんとある。

繊細で柔らか、ふん…

2

花影の記憶 コミック

ミエノサオリ 

カラーページがあるのってステキ

新人さんの初コミックス表紙買い。

主人と執事で、禁じられた恋の物語。
この二人、年の差があれば、主人と執事でも無理矢理愛人って手があったのに、なまじっか年が近いばっかりに「本気の恋は禁断の愛」

奥ゆかしいストーリーといい、手書き手彩色の繊細なカラー絵といい、凄くノスタルジック。
BL前史の耽美系って、こんな風だったかなと、
今後、作者さんはどんな作品を書いていくのか楽しみ。

1

ピロー・トーク コミック

高井戸あけみ 

…キズを残しても、幸せはくる

ブレックファーストクラブシリーズ・高校編最終巻

犬山は三木に、年末年始を自分の家で過ごすように誘います。
ところが家族は全員旅行に出かけてしまい、二人きりで過ごすことに、、、

結局、そこへ、飯塚と松本も来て、二人きりではなくなります。

犬山は三木を大事に思うからこそ、三木から去ろうとしますが、三木の出した結論は、、

見所は
ツンデレ三木のプロポーズと、2昼夜連続温泉旅館…

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ベッド・タイム コミック

高井戸あけみ 

3年生

ブレックファースト・クラブ・シリーズ3巻

三木への気持ちを抑えきれないと自覚した犬山は、三木と距離を置こうとしますが、三木の方は、、、

三木をかばって、教頭を殴ってしまった犬山の処分を避けるため、寮の面々は舎監・坂口と取引をします。(坂口の趣味のサイト登場)

結局2週間の自宅謹慎で、犬山は寮に戻ってくるのですが、犬山は一人、別室に移ってしまいます。
三木の大学合格の日、三木は犬…

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落下速度 コミック

富士山ひょうた 

ミイラ取りがミイラになった?

「わりとよくある…」では、弟・晃一が男と付き合うことになってしまったのに反対していた、バリバリノンケの兄・陽一が、仕事の取引先の男・堤廉司に、弟のことを愚痴っているうちに、、、、
っていう話

真面目なノンケリーマンの陽一が、色々悩みつつ、1冊かけて、じっくり恋を自覚していく
この、
「悩みつつ」
なストーリーがしっかりしていて良かった。
ついでに、「悩みつつ」な割には、大人なんで(…

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