茶鬼さんのレビュー一覧

オーパーツセックス 2 コミック

あおいれびん 

収まるところに収まる

母親の刷り込み「セックスは好きな人とはしてはいけない」
その意味もわからないままに、数々の男と寝てきた姫馬(きま)の本当の好きな人は同級生の古舘。
もちろん、ハッピーエンドですから、この2巻はどうやって古舘を「好き」としっかり認識して、好きだからこそ、好きな人とセックスしたいんだ、してもいいんだと、認識を改める方向に持って行くかが見ものでした。

本当はもうすでに好きなはずなのに、トラウマ…

1

飢えた相方 コミック

藤崎こう 

陣、獣になる(爆笑!)

前作で、陣とジュンの出会い編が語られ、それはフェラは許すけどまだ体の関係はなし、というジュンの片想いで終わっておりました。
今作でやっと恋人になるお話が・・・
ああー!!もうめっさ、めっさ萌え萌えさせていただきました!!
逐一、陣がツボにはまって面白くて(本人真面目なんですけどw)
そしてジュンの甘え方の上手い事といったら、、自ら「甘えたさんだから」なんてその誘う姿も、我慢する姿も、泣く姿…

1

春の雪 コミック

モモ花 

その優しさはあなた限定

作者さんの初コミックだそうです。
webでこの作品の主人公達のその後の4コマ漫画を掲載されているそうですが、知りませんでした。
まるで表紙の絵のようにほんわりとあったかくてキュンとして、子連れモノとしては(BLとしても)王道路線かもしれません。
別に受けが男じゃなくてもいいんじゃない?見た目も女性っぽいし、、
などという読者の危惧は物語の後半で、やはり王道展開によって男同志であることの苦し…

0

パンチドランカー コミック

ツトム 

意外な面白さ!!

最初そんなに期待してなかったんです。
表紙の絵を見るとやんちゃそうだし、ひょっとして勢いのティーンズ物語なのかと・・・
あらすじも見てなかったのでよもや兄弟モノだとも思わずに・・・そんな期待をしていなかったのがよかったのか、それを裏切る丁寧さと優しさとキュンする物語に、目が離せなくなりました。
先入観なしで是非よんでみてもらいたいマンガです!!

ケンカっぱやい、すぐ手が出る性格からプロ…

4

恋と刑事 コミック

西田ヒガシ 

さわやかな甘さ

やっぱり外れない、外さない、今回もやられた!って感じです。
ツンデレキャリアがよかったなー。
なんだろう、すごい可愛いんですよ!
キャラも可愛いんだけど、二人のやりとりが、恋愛への態度が、この可愛さは西田作品ならではの可愛さで、普通の可愛いとはちょっと違う?
言葉が上手く出て来ないな~。

事件を追って怪我をした為に事件捜査でない安全課配属になり、夜回りをしている時に出会った警官の土田…

4

ストロベリー・デカダン EternityⅢ 3 コミック

本橋馨子 

テーマは永遠の愛

ベタコテに濃ゆ~い男達の愛の話もいよいよラストです!
さすが最終巻。
そして、長年に渡り執筆されてきただけあって実にいいエンディングを迎えることができたと思います。
1巻を初めて見た時には、ギョエー!みたいな宝塚風の絵も(w)すっかり見慣れてしまって、むしろ何か病みつきになるというか、最近あっさり可愛い系の絵が主流だから逆にこんなくどいものも美味しいですのよ☆
実に6年かかっての完結ですか…

0

ストロベリー・デカダン EternityⅡ 2 コミック

本橋馨子 

激しい執着と拒絶

コテッコテのジェットコースターラブロマンス?
もう、気持ちは決まっているのに、「太郎ちゃん」という存在の為に一つになれない主人公の花ちゃんと高顕に、どれだけヤキモキしてつっこみたくなることか。
また、これが読者としての醍醐味と快感なんですがw←ドSとMが同時に味わえるww

追い詰められた妻が事故で亡くなってしまった事からもう誰も愛さないと花ちゃんの元を去った高顕。
しかし、花ちゃんの脚…

0

ストロベリー・デカダン Eternity 1 コミック

本橋馨子 

ザ・少女漫画☆

いっやー、濃いです!濃ゆいです!!超濃ゆいですっ!!!
まるで宝塚かと思うようなバサバサまつ毛に、今どき(!?)瞳に星がぁ~!!!
しかも、セレブと芸能界設定なんで登場人物達のきらびやかなかなこと、マブシー!!
お話も超ドラマチック仕立てで、フォアグラ食べさせられてるみたいですが、これが胸ヤケしないんですよ!
多分、若いお嬢様方にはちょっと、、な絵と世界かもしれないけれど80~90年代の少…

0

蝶尾 コミック

トジツキハジメ 

表題が圧倒的です

今回のこの本、トジツキ作品の最近の傾向であるB系男子の割合としっとり具合とがいいバランスで混在して、居心地のよい一冊になっている。
ともすれば全て恋愛未満の愛情のものばかりのお話なのだが、執着の愛情、というものが色々なパターンで表現されているのでは?と見えた。

表題は実に幻想的。
きっと本仁戻さんの作品になれば耽美の世界と言ってしまいそうなのだが、トジツキさんが描くと主人公が幻想作家とい…

3

それでも君は笑うといった コミック

いさか十五郎 

作者さんの気持ちが投影された転換になった作品だと思う

いさかさんというと最近短編が多かった気がするのですが、3話構成の中編モノが表題です。
あとがきで、マンガって何だろうと思っていた時に担当さんに好きなように描いていいよ、と言われて出来あがった作品、という解説がついていたことで何だか納得。
表題は悶々もやもやした主人公が苦しんであがいて救い出される姿が描かれていましたが、その後の短編はまるでふっきれたように、何だか面白い!ワクワクさせるような作品…

4
PAGE TOP