茶鬼さんのレビュー一覧

地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

ちょっとトボけた几帳面?な課長がカワイイ

草間さんの久々のBL単行本、首をながーくして待ってました!
活字にしてしまうようなところも手書きではいる文字とか、手作り感がなんとも味わい深いんですよね。
今回は攻めも受けもメガネと、ご法度でもあるのか?自分は全然気にしないのだが、でもかといってそれでものすごく萌える、ってことでもなく、ごくごく自然に受け入れられます。
W眼鏡でお約束のキスの時眼鏡がぶつかる、とかそんなベタは一切なく、さりげ…

4

逆視眼(2) コミック

石原理 

まだ見たい、もっと見たい、イイ男達!!

犯罪者ばかりを狙う凶悪連続殺人犯「グリム」は一体誰なのか?
そして、ここに登場する男達のラブは一体どうなっていくのか?
そんな期待を持たせて続いた2巻は、作者さんの後書きにもあるように、本当、もっと読みたい、もっと見せて!と切望したくなるほどに再び魅力的に、そして事件のほうもとても劇的に展開していって、魅せます、読ませます!!
そして相変わらずフェロモン漏れてます~♪
イイ男オンパレードな…

4

逆視眼(1) コミック

石原理 

全員主人公になりうるほど、誰もが素敵キャラすぎる!!

人の視界を見ることができる特殊能力を持つ、亡くなった祖母の後を継いで捜科研の特別犯罪心理捜査官になった御樒優と、所轄から警視庁に移動になった型破りの刑事・青木が、連続殺人事件の犯人「グリム」を追うお話。
またまたこの作品もですが、素敵な男達がてんこ盛りに登場して、フェロモンムンムン撒き散らしてます!
目の保養でもあるけど、目の毒だわ!!

御樒の特殊能力の秘密もさることながら、それと対とな…

1

永久磁石の法則(文庫版) コミック

鹿乃しうこ 

鹿乃さんの切なさの原点?

鹿乃しうこさんが、「初田しうこ」名義だった94年に出版されたコミックスの文庫版。
どれもが90年~92年頃の作品なので、すごく、すごくノスタルジックな絵と作風に、今のあの肉体派の絵の欠片はみじんもなく、当時の流行の絵柄に思わずニヤニヤしてしまいます!

学生なのに画家として知名度を上げかけている嵯峨が拾った、親を亡くし親戚からも捨てられた少年・郁夫と養子縁組し親子関係になりながらも、本当の”…

1

図書室のお兄さん コミック

真行寺ツミコ 

まさか、この本で泣くとは!?

この本、基本年上受け(おっさん受け含む)なのだが、そのバラエティの豊富さはまるで宇宙旅行のように、点在する星々を巡るような、そんな感覚(行ったこともないのに..)を与えるのです。
自分の中ではラストの「MAJESTIC」が最高でしたが、どの作品も映画のショートムービーみたいにその短さの中に登場人物の気持ちと推移がはっきり見えてちょっと感動ものなのです!!
ひたすら神に近い萌えです!

ビッ…

3

空気の存在 下 コミック

定広美香 

タブはどうなるのかな?

このⅡのエンド、90年代前半だから許されたのでしょうか?
ドラマチックです!!

学内の麻薬売買で死亡者まで出る。
極めつけは、タブの更生に援助してくれた、売人をしているメランコリーの妹・アンジーまでがオーバードーズで死んでしまう。
タブが麻薬をしていたことを知り自ら体を張って犠牲になろうとしたドック。
こんなに沢山の人が傷付いて、死ななければタブは再生することができないのか?
その…

2

空気の存在 上 コミック

定広美香 

やっぱりガチンコ青春ものは定広作品だな~♪

80年代の香り漂う作品。(背景の映画の看板がセントエルモスファイアーだったりww)
当時の少女漫画(Lalaとか)の作風が、絵が懐かしさを誘います。
表題は同人が初出なんですね。

主人公は高校のホッケー部の仲間であるドックとタブ。
彼等は恋人同士なんだけど、それは人に知られてはいけないと隠している。
まだキスしかしない間柄の二人に、かつてタグの恋人(?)だった体の関係があったロイが科…

1

運命の相手ですが、何か? コミック

ぺぷ 

悲劇の割に喜劇

同人ではペプシ名義で描いてらっしゃる作家さんですね。
絵やキャラの雰囲気がまるっと、そちらの感じを引き継いでいてちょっと新鮮味み欠けるように自分には思えました。
全体が白っぽく、線の強弱がないので何せ、見にくいんです(涙)
その分、黒を使う場面は印象的に見えるのですが、今度は黒々していて見にくい。
そこのバランスが今一つで、絵がまず入ってこなかったんです。

ストーリーは、成績優秀、議…

0

イケメン君とさえない君 コミック

秀良子 

不思議な巡り合わせと導きの話

この世のものではない女子を挟んだ不思議な三角関係。
イタコになってしまったさえない男子が、何でだか彼女を亡くしたイケメン君とデートをするはめになり、いつしかその気持ちは一体どちらに向いているのかわからなくなり、それぞれに悩みをもたらす。
運命の意図する導きといってしまえば、必然の出会いであったのでしょうが、その気持ちの変化が迫ってくる様が、まるで映画を見て主人公に同化した時と同じ感覚を呼び起こ…

5

蜜室の恋 コミック

羽柴紀子 

ドSスイッチが入る時

この作家さんは受けちゃんが皆女の子っぽいけれど、それが苦にならなければ楽しめるエッチな作品w
今回目に付いたのは、主人公の気持ちモノローグで進んでいくところでしょうか?
だから解説風になっていてわかりやすい・・カナ?

表題は、誰も入ってこない用具室を居心地がいい場所として使っていた保坂が、偶然同級生の秋本と一緒になり、二人で過ごすうちに人間自身も居心地のよい相手となり~な作品。
保坂が…

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