茶鬼さんのレビュー一覧

星空のキリトリ線 コミック

蜂田キリー 

食べ物つながりの1冊

甘くてふわふわした雰囲気が漂う作風ですね。
前作の時、ちょっと手厳しい評価をしてしまったのですが、11,12年作品と描き下ろしということで、絵柄が違う感じのモノが集められていて変化を感じます。
1冊まるごと、何かしら食べ物にまつわる話と展開になっていて共通するものがあり、それぞれに工夫が凝らされているのと、キャラも今回は似通ったモノではないので、ユニークに感じます。

【星空のキリトリ線】…

3

夏のお父さん コミック

吉池マスコ 

ひょっとして、浅井は安浦の○○○が好きなのか!?

コミック『お父さんは悩ましい』の本編のエロ成分が少ないことから補完されることとなったこの本。
解説に「浅井くんがどんだけお父さんのち○こが好きか良くわかる本!」と書かれてありましたが、、、爆笑!!

浅井はまだ名古屋支店勤務で安浦とは遠距離恋愛なんですね。
本社で会議があり、1カ月ぶりの再会となった二人。
逢瀬はホテルです。
浅井が遅れてホテルに到着するとシャワー後のお父さん、トランク…

4

その距離を縮めるな コミック

舟斎文子 

不良に恋したら

ヤンキーというよりケンカが主体の不良です。
主要登場人物のキャラクターがとても際立っていて、それぞれがとても魅力的☆
不良×真面目君のカプリングはもとより、皆にキュンしちゃう。
黒のガクラン姿の表紙も萌え心を喚起しますよね♪

中学の時の親友が不良にリンチを受けて大怪我を負い、それ以来スジガネ入りの不良嫌いのノンノ。
そんな彼が校内で不良の西雄先輩にぶつかったのがきっかけで、彼に興味を…

7

恋をした空の間近 コミック

六城ポコ 

立場を認識する関係

先生×生徒モノの、非常に誠実で真摯な作品でした。
ツンデレの生徒が多少ネガティブな面を持っていますが、年上の先生がニュートラルな人で、両者基本真面目。
なので…ではないですが、エッチは本編中にはなく、描き下ろし番外です。

クラスで唯一の寮生である弓野が欠席したので、寮を訪れる担任の矢羽々。
彼の様子がおかしかったので問いただすと、恋の悩みでした。
担任を初めて持った矢羽々は張り切って…

3

おとなりの肉食獣 コミック

東野裕 

オタクかわいや思わず襲う

この本の帯も年下の肉食系男子を売りにしたいがためか、裏帯に「奪って、奪って、奪い尽くすー!!」とありますが、どうやら煽りすぎのような・・・今月のリブレさん帯の煽りが極端すぎはどうかとおもいます。
さて、本編の方ですが安定の~といいましょうか。
実は一読目で、滅茶慨視感におそわれて全てがどこかで読んだことのある設定と展開に、あと、絵柄・特に顔面や身体のバランスなどのおかしな部分が目に付き好き作家…

4

小夜啼鳥に千のくちづけ コミック

安曇もか 

西洋と東洋とアラブの三つ巴

ヨーロッパの貴族モノといえば安曇もか作品☆
というほどに、その絵柄にその世界はとてもよく合うのですが、今回は西洋と東洋とアラブの三つ巴です!
なんてゴージャスでしょう♪
ただ、本の帯が「複数プレイ炸裂!」とか滅茶煽ってますが、炸裂って・・・(汗)

シノワズリが流行した18世紀のフランス。
蒐集癖のある貴族のファビアンが、東洋の美術品と共に目を留めて自分の手元に置いたのが、君蘭という中…

3

いぬとねこ。 コミック

カワイチハル 

みんなしあわせ

06年~10年までの作品がようやく単行本化になったこの1冊だそうです。
すごく単純な題名に、擬人化した絵。
一体どんな物語なんだろう?とワクワクして開きましたらーーー可愛い~♪
セリフが全くないんです。
絵だけでわかるその展開。
絵本チックな作品でした。

ご主人様に忠実でとても優しく賢い犬が「拾ってください」と貼られたダンボールの中にいた猫を拾ったのが始まり。
最初からねこはチビ…

6

アルファの叫び(下) コミック

九重シャム 

忘れない

最初下巻を読んだ時に 何だ?って思ったんです。
確か上巻では、トビと市柿が恋人だったのにトビが交通事故で死んでしまってクローンとして再生する。
トビを好きだった由等はそれでもトビが好きで、しかしトビは仕事以外の過去持っていた感情については思い出せなくて・・・
三角関係めいたお話の色々の伏線が落とされていて下巻で回収されるとは思っていたのですが、すぐにはピンと来なくて。
改めて上巻と続けて下…

5

青い初恋 ひみついろ コミック

風緒 

ちょっぴり潜む痛さとほの暗さ

作者さんの初コミック。
絵がきれいでとても見やすかったでした。
デジタルにありがちな線の細さによる見えにくさが気にならないのも、黒やトーンの使い方で面にメリハリがついているからかもしれないです。
また、ストーリーもシリアスで進行するものと、シリアスの中にどこか息をぬかせてほっとさせるものを持たせたり、
でも、読み終わった後にモヤモヤではない何か考える余地を与えるようなストーリーが展開されて…

4

マヨナカマヨネーゼ コミック

Secco 

おバカと天然は最強

お笑い系2作品と健気系2本の取り合わせに、同じ作家さん!?と驚いた1冊☆
このおバカ系が面白くて、笑った笑った♪

夜中TVでスープカレーを見たら突然食べたくなり、秘書を起こすのが忍びなくハイヤーを呼びつけ店を案内させて来たのが大財閥の御曹司。
訪れた先は「スープカレー研究所」の看板を下げたアパートの一室に住む料理研究家。
余りに世間知らずの御曹司の、アホな天然が織りなす勘違いがこの二人…

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