total review:286749today:22
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
57/253(合計:2523件)
平眞ミツナガ
茶鬼
前作『in portrait』から二カ月連続刊行のcannaの単行本。 前作、juneを思わせる気持ちの見せ方の魅力に注目しましたが、今回もハートを鷲掴み! 1月に出た『つまらない二ノ宮さん』の中に同時収録されたパラレルSFファンタジーがとてもよかったのですが、それ系統のファンタジーで統一された一冊となりました。 そこにあるのは、ただひたすらに相手を思う気持ち。 それだけなのに、もう心が痛…
くるりんるみこ
ネタバレ
この作家さんはヘタレ×ツンデレがお好き? この本の収録順は同棲恋人編→出会い編へとさかのぼっている。 この恋人編がエロエロ傾向なので、他もそうなのか?と思いきやきちんと青春恋愛モノに収まっていてそれが以外だったり。 かなり性格がはっきりしているので、こういうのもありだなと思いながらも、ここまでくるとひょっとしてヘタレ君はモノ好きなのでは?とさえ思ってしまった(笑) まず恋人編の【クロー…
小堀キミコ
作者さんの初コミック。 帯に「サブカルショックな初コミック」というコピー文がついてるんですが、確かにサブカルです! サブカルといっても絵柄がサブカルというのではなくて、登場人物の気持ちの見せ方がサブカルなんです。 なので心に痛みをともないます。 エッチ・エロもほとんどありません。 なのになんとなく色気というかやらしさを感じるアングルと絵柄も見られる。 ここに収録されているそれぞれの物語…
純愛鏡
自分に足りない何かを探して吸血鬼と人間が共存するという町にやってきた主人公・粉雪。 そこで出会った男は蒼人と名乗り自分は吸血鬼ではないというのだが、なぜか粉雪のことをしっているようだ。 いったい粉雪は何を探して何をしようとしているのか、 蒼人は何を知っていて、何をしようとしているのか? 意味深に進展するストーリーは、展開につれ不思議なメビウスの輪のような様子を見せて、いったいどこが始まりで…
青井さび(内田つち)
タイトルのように題名を思うほどに、初々しいのか器用貧乏なのか素直じゃないのか、全体的に「ああー!もうっ」って、それが切なさとともにキュンを呼ぶ一冊。 内田つちさんって、本当に一作ごとに変化していって、どんどんと新しい顔をみせてくれて断然に注目、そして成長株の作家さんのひとりだと思います! 全体的に可愛らしい雰囲気が漂うのだけど、かわいいで終わらない何かがある。 それがとても自分にとっての魅力…
赤星ジェイク
何だろうか、すごく独特の世界がこの作家さんにはあって。 ものすごく惹かれるんです。 『やもめのたまご』の時、絵柄など色々な画風があって不思議だな~と思って、 今回もまた少し見づらさはあるんだけど、慣れてくると全く気にならなくなって、黒の使い方が印象に残ります。 一冊同じ高校を舞台に、登場人物がつながっていく関係はあるので、読み終わってみると あれ?総ホモ。。。しかもなんだかみな大らか…
いけがみ小5
カバーデザインがぱっと見BLっぽくなくて、ひょっとしてこれは自分好き系なのか?と期待した1冊。 だけど・・・1読して思わず寝かせてしまった1冊。 というのも、まっさきに何だか読みにくいということ。 書き込みも細部に渡ってきちんと描かれている丁寧さはあるんだけど、絵が青年漫画っぽい濃さがあるので全体の印象にくどさを感じてしまう。 あと、表題が関西弁なんですが登場人物すべてが関西弁なのでぱっと…
万智田すみ
作者さんの初コミック。 ばかワンコの繰り広げる妄想はじめ、このコミカルなテンポが自分の波長とぴったり合います♪ こういうおバカな面白さ、大好きだな~。 とにかく、面白い!愉快!楽しい!キャラクターにも満足な1冊です。 雨宿りで喫茶店に入ったつもりが、実は苦手な甘いものを扱う甘味処。 出るに出られず甘くないモノと注文して出てきた梅蜜のくずまんじゅうの美味しさと、店主に惚れて通いつめる主…
小嶋ララ子
小嶋ララ子さんのいつも作品に潜むダークな痛い部分が前面に出たと思われる作品。 これで完結ではなくて2巻へ続くなのですね。 その衝撃的な1巻の終わりには驚愕させられるより他ありません! 1話進む毎に一体何だろう?何があるのだろう? 見えそうで見えないその謎にぐいぐい引き込まれるその力は半端なく、心臓がバクバクしてきます。 サイコホラーなのだろうか?それとも? こうした系のお話が大変好きな…
甘野有記
この作家さんの本久々だなーと思い手に取った一冊。 新作かと思いましたら、何と!01~07年までの古い作品を集めた短編集でした。 開くと絵柄もですが、お話もちょっと一昔前を思わせるノスタルジックな雰囲気に、幻想めいたお話が。 思わず懐かしさを感じる1冊でした。 全部で5本の短編が入っているのですが、ひょっとすると07年の作品の表題が一番ノーマル路線。 あとが、古いせいかjuneな雰囲気から…