茶鬼さんのレビュー一覧

石黒和臣氏の愛情あふれる調教 小説

吉田珠姫  のやま雪 

愛情あふれる鬼畜v

もう8冊目なんですね、このシリーズ。
しかし、面白いし、鬼畜・調教っていっても全然痛くないし、サクサクいけちゃうのでそんなに長い感じがしません。
これって、作品としてすごくいいことなんですよねv
実にトンデモー!でトンチキが、石黒氏の性格によって巧妙に偽装されているのに、読者が調教されてるって・・・!?
そういう意味で、このシリーズは素晴らしいのかも?

さてさて、今まで千聖くんを犬に…

3

後にも先にも 小説

中原一也  梨とりこ 

オマタのゆるいオヤジ登場v

先月別のレーベルから出た中原作品もアクションものでしたが、今回も意外にもアクションものとなりました。
今回のおやじは・・・低血圧でかったるいその雰囲気が誘っているのか?と誰にも誤解されてしまうフェロモン系37歳のおやじv
しかも、バツイチ子持ちなんだけどオマタがゆるくてーー!!
その分、子供がしっかりしておりますw

探偵事務所のあるビルの前で泥酔していた田村に絡まれ、しようがないから事…

2

あなたに愛を乞う 小説

火崎勇  御園えりい 

代理ミュンヒハウゼン症候群ときたか!?

いつもの淡々とした静かな展開ですが、これまたいつものごとく寡黙な登場人物達なので最後の最後まで自分を語らない。
愛を求める青年が、その為に自分がどうしたらいいのかよくわかっていない為に起きるすれ違いとでもいうのでしょうか。

自分が愛が欲しいと思うなら、さらけ出して自分の総てを受け入れてもらう態度が欲しいと思う攻めの姿はまっとうなもののはずです。
愛が欲しい、愛されたいというわりに、自分か…

0

石黒和臣氏の穏やかな休日 小説

吉田珠姫  のやま雪 

石黒氏、王様になる

はい、表紙の如く今回は"戴冠式”でございます・・・ははぁーーーっ!
ジョベールって、もう表の世界でも世界的大富豪だけど、裏の世界(犬の売買)でも超一流なんで、裏を牛耳るものは世界を制すっていうんで、一国の王様みたいなんですね。
不遜な石黒氏は、まさにふさわしい!
っていうくらい、今回も大活躍・・・したのは愛犬の千聖くんv

巷で犬の偽物「狼」を名乗って、殺人や誘拐を行うものがあ…

2

嫁ぎつね 小説

あすか  南月ゆう 

健気な一途にほだされる話

題名からして推測出来る通りのお話でした。
蔵のツボの中から発見された黒い仔犬は実は妖狐で、尻尾を増やす為に契約した相手を幸せにしなくてはならず、その契約を成立させるために嫁になりたいと四苦八苦するお話。
でも、相手の男性は実に不可思議で不遜な人物。
それに怪しげな隣人もいたりして、それに絡んだトラウマもあったりと、ちょっと複雑さも絡めて工夫しているな~とは思いますが、作者さんあとがきで書かれ…

0

石黒和臣氏のけなげな奉仕 小説

吉田珠姫  のやま雪 

石黒和臣氏は教祖様w

さて、前作で悪徳芸能プロから20名の青年を助け出した石黒氏ですが、今回犬に調教すべくフランスへ皆を連れてまいります。
そして、とうとう首をなが~くして待っていた「馬」「豚」調教のマリー伯母さまが登場ですーーー!!
いやぁ、イラストもすごい迫力でしたww
しかも、その性癖の逸話がビックリすること凄まじい!
勅使河原教授のファニチャーどころじゃない、とんでも豚のファニチャー達に、ちょいビビりま…

2

弟の恋人 小説

鳩村衣杏  かんべあきら 

互いにブラコンから解放されるお話です

他の出版社の小説に比べライトで読み応えという部分で幾分評価が下がり気味のB-BNなんですが(自分的に)何かちょっとこの本よかったぞー!
細かい部分は置いておいて、主人公達に胸がキュウンと締め付けられて、読後の満足感が大きかったのです。
6年前のビブロスの頃の雑誌に掲載されていた作品を加筆修正をほとんどすることなく、後半に弟編をいれて一冊にまとめたものになったそうです。

麻弓がイギリスから…

3

石黒和臣氏の秘かな復讐 小説

吉田珠姫  のやま雪 

復讐で「日本犬」大量ゲット!

石黒氏シリーズ、次男シリーズに並び好調ばく進中ですw
今回は、愛する弟に隠し子騒動の罠がかけられ、その復讐をしに大掛かりな仕掛けを作り捕獲し、見事20数匹の犬をゲットするという、まか不思議な、陳腐だけど面白いお話になっておりました。
前回、前々回と余り石黒氏の鬼畜さがメインになってなかった気がするので、今回は主役らしく大活躍です!
もちろん、犬の千聖君も、超淫乱の雪之丞も活躍しておりますww…

3

魔淫の石 -愛人契約- 小説

しみず水都  砂河深紅 

ファンタジーかと思ったら結構現実だった。

題名から何やら魔力のある石なんかが出てきちゃって、エロエロ~♪かと思ったら全然違いました!
父親の宝石店が借金を抱えた為、その返済の為に金持ちの社長と愛人契約をするが、次第に愛しあい、、みたいな王道ド真ん中vな作品でした。

父親が宝石を扱い作成しているという仕事柄、鉱物に興味がありその手の大学進学を予定していた主人公・秋海が、珍しい石を手に持つとなにやらジワっとあったかく、少し淫らな気持ち…

1

永遠の昨日(新装版) 小説

榎田尤利  紺野キタ 

往年の”少年ドラマシリーズ”のような・・・

絶版になっていた作品が新装版ではあるが、入手できることになったのは大変に嬉しい榎田作品です。
この作品を読み終わって、最初に感じたのは榎田さんの持つ、枠にとらわれない一般小説としても成立できるその凝り固まっていない柔軟性に、この作家さんは別格、と位置付ける所以なのだと、改めて実感させられたことでした。
このお話は、下世話な言い方をすれば、ゾンビに陰陽師に、と、普通ではありえないとんでもな設定で…

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