茶鬼さんのレビュー一覧

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

受けキャラがいい!

2が出たので本編おさらいをば。
これは何と言ってもキャラ勝ちでしょう♪
”霊能力のある青年”とか”不吉な死の影”などという文面に、おどろおどろしいものを期待すると、思いっきり裏切られてしまうのでご注意を。
そして、ラブコメなのか?と思えるような受けちゃんの性格と、不遜でヤンチャな感じの攻めのキャラが、まるで漫才コンビのようで、夜光さん作品にしては珍しいのも特徴かもしれませんね。

霊が見…

1

DOG DAYS~犯罪心理分析官の受難 小説

森本あき  わかな 

題名の向こうに”ドラマ”が透けて見える?

むひゃ!読み始めてさるドラマが頭をよぎりましたよ~
はい、あれとあれですね♪
日本モノの方は萌えを呼ぶコンビや設定でありますが、こちらはどうなることやら・・・。
しかし、全然色っぽくないんですよ!!ラヴァーズ文庫さんなのに、こんなにエロが出てこないのも珍しいのでは?と思うほど。
半分以上いってもイロケのイの字もありゃしないったら、ありゃしない♪
やっと出た~と思いきやこれもちょっとワケア…

1

禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

ロシアなのにアラブ風味←よい意味です

朝南かつみ氏の表紙が冴えわたる本作品です。
黒とラベンダーと裸色が色気をムンムンかもしだして、もうこれは読まなくっちゃ!って心を掻き立てました!
しかもライフルマシンガンを持ってるわ!!M4A1かしら?などと自分的な萌え銃器などが出ているので、ひょっとしてヒイキ目もあるかもしれません。
突っ込めば、突っ込みどころのある、ベタな、それでいいんかい?な部分もあるものの、それすら気にならなくなるほ…

1

ラブガードは終わらない 小説

甲山恋子  宝井さき 

雌犬オヤジ受け?

今回のオヤジ受けはちょっと下半身に節操がないというか、ゆるいというか、でも誰でもというわけではなくトラウマがあってのことなんですが。
それにしても45歳の美人オヤジで、相手が55歳、35歳、25歳って一体すごいラインナップ!
設定だけで萌えましたが、その中身は・・・?

元キャリアの東野が設立した施設のSP会社の室長・磯崎は、東野の恋人?
依頼人で情報なんかも流してくれるヤクザの辻ともセ…

3

極道はスーツを愛玩する 小説

中原一也  小山田あみ 

綿棒よりサイボーグ

待ってました!の極道スーツ♪
今回の表紙はアールヌーボーと和が合体したような、少し華やかな感じですね。
今回本編組は、前回がかなりハードだったので、多少トラブルあるものの甘甘な番外編のようなお話。
却ってサイボーグ木崎×淫乱弁護士諏訪のサイドのほうが、1/3以上を占める割合で深刻になっております。

芹澤×榎田カプは、前回の命を脅かすような試練を経て、榎田の肝がすわってできたようで、すっ…

3

熱き砂塵の花嫁 小説

甲山恋子  実相寺紫子 

多分、カカァ天下の花嫁アラブもの。。。だと思う。

作者さん、初のアラブものだそうです。
やはり王道的に傲慢・不遜で俺様なアラブの王族というのは定番でありますが、ここで書いてもしようがないですが、一度でいい、へなちょこでヘタレでどうしようもない逆に拉致監禁されて犯られて奴隷にされてしまうような王族の登場するアラブが見てみたい←贅沢?
あ、脱線しましたが、これはそんな邪道アラブではなく王道です♪

弱小茶道家元の次男の彬は大学で日本文学の講師…

0

タイムリミット! 小説

中原一也  小笠原宇紀 

年上上司がキリキリマイするお話でした

この本で何がびっくりしたかというとイラストです!
攻めのオヤジは、中原節には欠かせないというか定番のフェロモン系セクハラエロオヤジなんですが、その絵が小笠原宇紀さんなんて!?
このギャップが不思議で不思議で・・・

志野はゲイで製薬会社に勤めているのですが、社長の息子が同期で志野に変にライバル心を燃やしており、また息子の婚約者が志野に粉を掛けた場面を見てしまったことから嫌がらせで、伸び悩ん…

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ホタル 小説

綺月陣  青海信濃 

実体験があるからこその説得力のある話なのです。

綺月さんの作品では受けちゃんの生い立ちや家庭環境が悲惨で、酷い目に遭うという設定が沢山登場する。
「鴉」はバッドエンドでJUNEの香り満載のタブーなお話でしたが、これもまた切なさとやりきれなさを、受けである少年にも、攻めであるおじさんにも背負わせて、悲哀あふれる作品となっている。
切ないよー。

デートクラブ「ホタル」の№1ホストは高校生の祐。
月一回、彼を指名してホテルでの行為に及ぶ中…

6

牡丹を抱いて 小説

剛しいら  ライトグラフII 

ライオンは今回火の輪くぐり?

一作目「ライオンを抱いて」から4年経って2作目となる本作の発行。
刑事の志宣と大物ヤクザの宍戸が恋人になってからのその後のお話です。
今回のラストも何やらありそうな・・・ひょっとしたらまた数年後続編が出るといいな、と期待しつつ。

やはり刑事とヤクザのカップルだけに、バレたらいけないその逢瀬はとても苦労を伴うのです。
以前の相棒の刑事は無事定年を迎え、新たにコンビになったのが、何やら怪し…

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ライオンを抱いて 小説

剛しいら  小笠原宇紀 

ライオンは飼えませんよ

お坊ちゃま育ちでちょっと天然っぽい主人公と、ライオンのような男の組み合わせのこの話、小笠原さんのマンガにも登場する主人公のタイプと似ていて、イラストがぴったりはまり魅力増しです。

和倉葉志宣はお茶ノ水署の刑事です。
父親は大企業のトップで、母は愛人から正妻になった人ですが、歳の離れた夫婦で、すでに前妻の息子が大人でいた為に本家敷地内の離れで母と二人で生活しているのです。
本来なら父親の会…

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