total review:289505today:33
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
27/178(合計:1775件)
鳩村衣杏 佳門サエコ
茶鬼
普段レビューする時は必ず読みかえしをして2回以上読むのですが、この本、2回目の読書が進まなかったのです。 何度も挫折しまして。 ううん、悪いわけじゃない。むしろいいのです。 素直になれなくてツンツンしてしまうとっても不器用な美人歯科医も、仕事にこだわりがあって偏見のない割と男っぽい建築士も。 互いの仕事を通してがっつりと働く男が描写されていて、とてもとても個人的好みからいっても好ましいお話…
夜光花 水名瀬雅良
幼くしてずば抜けた知能で神童だった子供が突然姿を消して数年後全く記憶をなくし赤ん坊の状態で発見され、山神の子供といわれるようになった妖の姿が見える野生児の三門泰正と、 有名大学を出て学生の身分で賞をとり作家として活躍している弟・衛の 禁忌愛シリーズの第2巻。 泰正の性格が子供のままの純粋無垢なやんちゃ坊主の状態で、おかしな妖怪が登場することから幾分かシリアス路線からはずれたものもあったものの…
成宮ゆり 桜城やや
ネタバレ
死神設定は神様設定と同じに大好きファンタジーです☆ すごく引き込まれて、面白かったデス あまりルビー文庫とかこの作家さんの作品とかすすんで読みはしないのですが、今回はすごくよかった~♪ 何が、とかどうしてか、というと・・・ 主人公の恩田要は大事故にあって死んでもいいくらいの状況だったのに、大した大怪我もせずに生還します。 一か月後その生還記念パーティーの席に、本当は死ぬはずだったので…
剛しいら 緒笠原くえん
外国モノで、王侯貴族と庭師というあらすじの設定を読んで悩みました。 どうしよう~ラブロマンスだったら超地雷だしぃ。。。賭けに出ました! 何気にフランス革命を思わせるようなあれこれ設定があり(この本の舞台は架空の國オルランド王国だが)、許されない性癖に悩み内向的になり絵画を描く事が好きな貴族の子息。 あらすじからいうと、彼が庭師とくっつくという話になるようなのですが、読み進めて行くと、何と!S…
深沢梨絵 香咲
国会衆議院議員と政策秘書のカプリングです。 国会議員ものというと華藤えれなさんの「恋愛派閥」が頭に浮かびました。 が、あちらは敵対する議員同士というものでそうした軋轢の中での恋愛進行。こちらはどちらかというと王道の秘書×議員。 舞台が国会だけに説明や解説も多いだろうし、恋愛はどうやって展開するのかすごく興味がありました。 読んだ結果・・・とっても読みやすくとっつきやすいもので、決して軽すぎ…
水戸泉 上川きち
まーどうしましょう!笑った笑った面白かった♪ 35歳の中年に猫耳尻尾が生えちゃうのです。 猫好きというかバカがつくほどに猫が好きな大企業のCEOがその耳と尻尾に触りたい誘惑にあらがえずその猫耳リーマンを家にあげ~ などという展開に、実は猫耳が生えたのは、そのCEOと敵対している妾腹の兄との確執が原因でという、そういう問題も含みながら実はその蓋をあけると結構笑っちゃう内容が待っていたり。 そ…
榎田尤利 湖水きよ
相性診断の会社CASの実働部隊として動く、神経質で几帳面で観察力抜群のゲイである元公調のエリート鷹目と、女の子大好きの匂いでその人を判断できるという抜群の嗅覚を持つ千里の、どうみても相性悪そうな二人組を描いたこのシリーズ2冊目が出ました♪ またまた登場人物が増え、1冊目はどちらかというと人物紹介の様を仕事を通して描いていましたが、今回はいよいよ多分この話のメインとなるかもと予感させる核心をチラ見…
中原一也 小山田あみ
待ってました!の極道スーツ。 木崎が組長のお嬢さんに惚れられてしまったのに端を発した出来事が、せっかく心を開いた諏訪と諏訪を想う木崎の幸せに繋がると思っていた未来を壊すことになった前作。 そこで意味ありげに登場した刑事の野口。 この本作は、この野口の狂人ともいえるべき憎しみと悪意に満ちた暴走により、息をもつかせないハラハラ展開がなされました。 手に汗握るとはこのこと! アクションを見…
沙野風結子 稲荷家房之介
08年にアルルノベルスから出た作者さん初アラブの新装版だそうです。 表紙が新しく稲荷屋イラスト描き下ろしで、少女を少年にしたり主人公の過去を変えたりなどの改稿と、短編【蝶宮殿の魔人】が入っています。 自分、アラブ苦手なのですが確かにお約束の様な傲慢強引俺様・媚薬等もたくさん盛り込まれています。 背景をかなり踏み込んだものにしているところが作者さんらしいオリジナルアラブになっているのではないの…
海野幸 南月ゆう
海野さんのファンタジーものは、とても素直でわかりやすいですね。 この作品もとても表現したいものが明確で、その目標に向かってまっすぐとお話が展開されるさまがいっそすがすがしい。 ひねってない、複雑にしないというのもシンプルです。 鎧・具足・太刀など、時代設定は昔ながら、カタカナ語がないだけで口調は現代風だし、イラストも。 変にかしこまらなくていいフランクさが見えます。 森に囲まれた山あ…