茶鬼さんのレビュー一覧

シガレット 小説

羽生有輝  湖水きよ 

お兄ちゃんは実はONLY ONE思考?

前作『チョコレート』で、主人公の小早川純に振られてしまった、彼の恋人・堅司の兄・飯田が主人公のお話。
前作の最後に、この飯田の相手になる牧とのボルダリングジムの出会い編があり、それから半年くらいの先の始まりになります。

この飯田、チョコレートではおしゃべりで人のよい面倒見のよい人の印象がありましたが、このお話では結構な意地っ張りでヘタレで、そして意外にも愛情欲求の強い感じの人の印象を受けま…

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悪魔との赤ちゃん 小説

樹生かなめ  加賀美炬 

こちらの出産はとんでもなさそうだw

いや~きましたね♪
婚姻ときたら次は出産!はずしてくれませんよ樹生センセ
政界に大きな影響を持つ父親はじめ家族を殺されて、大悪魔公爵のアスタロトに見染められ、妻となった人間の俊介。
天使長ミカエルの加護も受け、サタンにも気に入られ、天界と地獄の争いの種(?)にまでなるほどの(?)俊介の産む赤ちゃんですから・・・やはりすごい赤ちゃんが誕生いたしましたv

今回も導入は人間界の俊介からしぼり…

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ラブ・コレ 8th anniversary 小説

ふゆの仁子  いおかいつき  千地イチ  奈良千春  國沢智  奈々村花世 

らぶらぶ満載

毎年出るこの「ラブコレ」番外のラブバカッパル話もいいのですが、何が楽しみかっていると、絵師さんの描く漫画だったりします♪
これがまた、本編のうまいツボをついてくれていてクスクス笑いを誘うんですよね~
今回も楽しかったんですよ!

特にいおかいつきさんの「ジャイブ」の本編後をフォローしたマンガが2本も!!
これはね、実は本編読みながら思ってた事だったんで、読者代表で突っ込んでてくれて非常に…

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ジャイブ 小説

いおかいつき  國沢智 

終わりよければ・・・

といっても、これでシリーズ最後というわけではないと思いますw
もう8冊も迎えて安定の神宮×一馬です♪
本当にね、回を重ねる毎にこの二人の互いを信頼しあう安定感はどっしりと増していき、とてもとても男前カプに仕上がっていて、今回はそれがより顕著に出てたような気がします。
最初のきっかけでもあり、見せ場でもある攻め×攻め攻防戦も、これもすでに言葉だけの二人の刺激的なプレイの一環になってると思いませ…

1

獅子の双飛 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

お久しぶりな遊佐とヨシュア

ウエルネスシリーズで今一つようわからんカプがレオン×梶谷だったりするんですが、今回もこの彼等か~!と思いつつ、大好きなティエンと高柳が出るんじゃないかと期待してしまってwww
舞台が日本だっただけに、出てまいりました全員というわけにはいきませんでしたがひとまずヨシュア×遊佐、ティエン×高柳。
ひょっとして「高柳の食いしん坊ばんざい」が見られるのかと期待しておりましたらキャンセルしておりました!…

1

下北沢カフェ・エモート~恋の味も知らないくせに~ 小説

千地イチ  奈々村花世 

萌えより先立つものが大きすぎて・・・

千地イチさんの2冊目!
やはり、BL色というよりは青春群像小説っぽい中にラブがあるという骨組みのしっかりした小説は上手いな~という感想。
はっきり言って、萌えとかそういう次元ではないような気がする。
この作家さん、ひょっとして一般小説書いてらしゃる方なんでは?と思うほどにこなれてます。そして某作家さんの文体に似ている・・・
このペンネームはBLネームなんではないでしょうか?

と、まあ…

3

遅咲きの座敷わらし 小説

海野幸  鈴倉温 

座敷わらしというよりはお嫁さんに向いているw

海野さんの人外もの、”座敷わらし”ということで楽しみにしてました。
遅咲きと付いてるからには、きっとダメっこなのかな?なんてw
そういえば、その前は淫魔の駄目っ子で、その前は封印されちゃった狐でしたよね。
って、よく考えたら駄目っ子が多い!
ただ、読み始めてあああ、、、、これは、これは、、、
人間×妖怪である為に、きっとあるとは思いましたが、思った通りに全てが展開してしまって意外性が自分…

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人生はギャンブルだ。†淫虐のカジノ† 小説

各務佐保  小禄 

エロ本

正直な感想を書きます。
まるでフランス書院のフランス文庫の調教モノの女を男にしたものでした。
ただ主人公はさすが男だけにやられながらも、やっぱり男で潔かったですが。
かつて読んだフランス文庫の作品構成の流れそのままに、エロ描写を特に詳しく、愛だの恋だのは二の次で、身体の次についてくるという。
カテーテルや拡張など、フランス文庫にもよく出てきますw
あちらだと、多分男にくっついてきた女が、…

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俺達は可愛い嘘をつく 小説

火崎勇  有馬かつみ 

初心を持ち続けていたのね!

何となく毎月新刊が出ているような印象がある火崎作品ですが、ちょっと久しぶり♪な感じがします(先月はなかったかな?)
いつもの火崎作品の、ラストに真相が暴かれて円団というスタイルは貫かれていますが、この作品は最初からとても解りやすく(先の予想がつきやすい)とてもライトな作品に仕上がっていました。
ところが、とても意外であったのが、二人の障害になりそうな人物が実はイイ人だったということです!!

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SIDE BY SIDE~恋人のポジション~ 小説

浅見茉莉  海老原由里 

思う所はつまり同じw

お仕事がっつりリーマンものを、いくらかライトに読みやすく表現されている本作品。
お仕事もののよいところは、働く男だからこその男の矜持と恋愛が絶妙なコンビネーションを見せるところ。
この作品もまた、主人公達の性格からくるすれ違い(まくりw)がプライベードの始まりからして、そして、仕事を通して発生するという、本来ならへこたれそうなくらいヘビーだったりするのですが、主人公の頑張りに思わず応援したくな…

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