茶鬼さんのレビュー一覧

魅惑のバディ 小説

御木宏美  葛西リカコ 

ためらいに理解ができない・・・かも・・・

二人が恋人になるまでの「恋のフォーカス」と、その1年後の話「恋のジャーニー」の2本からなってます。
何か攻めも受けも初めから両思いなのに、欲情も持っているのに。攻めが思いきれなくて、受けも健気に待っている感じがあって、それがいい方向へ動けばいいのだけど、何だかモヤっとしたものを残してしまって、いつもなら、それが等身大と思えばそうなんだけど、ギャップ萌えになるまではいかなかったのが正直なところ。

1

あなたは僕を愛していない 小説

華藤えれな  小山田あみ 

素直になれない男達

『シナプスの柩』のスピンオフ、そこに登場していた脳神経外科医の海堂が主人公なんですが・・・
子供返りした水斗に「お馬さん~」なんて言われていた海堂が、こんなに男前できれいな男、しかも受けだったなんて!!
てっきり攻め属性かと思ってましたよw

読んでいて苦しかったデス。
二人とも互いの気持ちは”きっとそうだろうな~”とわかってはいるのです。
でも海堂が、ミハイルが、二人が互いの事を全て…

11

甘い棘のいたみ 小説

水原とほる  あじみね朔生 

内に秘めた欲望

生真面目な学校教師が恋人に言えない内に秘めた欲望。
愛しているから言えない、隠すのが苦しい。
全部読み終えると、ああー、何かすごいリアル感あるんだよな~これって夫婦の性の不一致とかね(w)いわゆる下世話な言い方をすると奥さんが旦那さんに・・・ってやつデス。。。
確かに主人公の拓実はまるで女性を投影しやすいキャラクターなんですが、その点で一見すると女々しい雰囲気を与えてしまってちょっと損な感…

3

神の囲い人 小説

沙野風結子  梨とりこ 

乱交じゃなくて6人!

簡潔な言葉で一言、、、面白い!!
エロがすっごく薄い「Cannna」でこの小説の掲載を見た時に、おおーっ!って驚いたんですが、
国と国との戦いで捕虜になってエロがあって、作者さんいわく行きつく先が6Pが目標だったというその言葉通り、書き下ろしにおいて、それが登場します。
だけどですね、驚くことに自分的感覚でいうと全然エロくないんですよ!!
確かに責めたりとかあるんだけど、結合の最後までの行…

5

こわくて優しい天使長様 小説

若月京子  タカツキノボル 

天使長はガキ大将w

自分的に、こんなにスーパーヒーローな攻め様は初めてお目にかかったかもしれません。
なんといっても天使のルシフェルですから。
他の天使と違って天界を守る武闘派天使で強いんです。
彼が魔界に下るきっかけのお話といったらいいんでしょうねw

下が半分石化した天使の卵が孵る場面に立ち会ったルシフェル。
出てきたのは黒い髪と黒い翼を持った赤ちゃんの天使。
黒は忌み嫌われる天界で、ミカエルはこの…

3

恋人がなぜか多すぎる 小説

神奈木智  高星麻子 

単純に楽しめる

神奈木さん、ストーリーは悪くないんだけど今一つ追いこみが、、みたいな部分が気になって最近ご無沙汰してたんですが、何やらあらすじを見たら面白そうだしw
事故にあって記憶の戻った一人の中身がまだ意識不明の4人のうちの誰か都入れ替わっていて、その人間を探しだす。
なんて設定、とってもおもしろそう!
主人公達と一緒に気分は犯人探しでとっても楽しめました。

主人公・瑛の同居している従兄弟・聖人は…

1

天使でメイド 小説

榊花月  夏河シオリ 

いいのか、それで!?

題名からも表紙の絵からも、コミカルで楽しい話なんだと予想はできます。
確かにノリはライトで読みやすいです。
これって実験的作品?と思うような、、一方的な攻めの男の視点と気持ちオンリーで恋とか愛とかそういうことよりも、攻めの気持ちだけを描写して、最後受けを受け入れました、めでたし。。。
いや、恋愛ないからあんまり。
男のこだわり卒業物語?
受けの人権っちゅーか、彼の気持ちはいいのか?と思う…

1

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

等身大の男の姿

いつも杉原理生さんの作品はジワジワとした熱を感じる恋愛もののようなイメージがあるのですが、今回もまた温度は決して高くはないんだけどジワジワと温度というより染みが広がって行くようなそんなイメージを受けました。
色々と親友から恋人に変化するお話がありますが、これは決して突飛でなくて、実に登場人物達が等身大で、一緒に考えながら進むお話だったと思います。

グループ企業の営業担当と、企画担当の社員と…

0

リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

すごい!

がっつりと、上下巻合わせてすごい存在感と読み応えでした。
本格的な小説を読んだ感じです。
評価が萌×2になっていますが、はっきりいってしまうと、恋愛とかいう意味あいでは、キャラに属性の確固たる萌えがあるかというと本当はそうでもないです。
しかし、話として主人公達の抱えた問題の元である事件と、現在彼等が追っている事件がある一点がリンクしたことで、どちらも明確になるという、その流れを作る手腕にう…

7

番犬は悪徳弁護士に狂う~極道スーツシリーズ番外編~ 小説

中原一也  小山田あみ 

幸せになってほしいのだが・・・

いよいよ満を持して出ました!!
サイボーグ木崎と病みまくりの悪徳弁護士諏訪編です。
単独で読んでも解るとは思うんですが、本編カプの芦沢と榎田との関係が深く絡んで色々あってこの展開が来ているので、本編を知っている方がより彼等の事がわかるかもです。
本編の番外にあった時も二人の勘違いの思い込みが苦しくて苦しくて、このすれ違いはどうやったら交わることができるんだろう?
二人の性格が性格なだけに、…

6
PAGE TOP