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南かずか
乱菊
徳間からの南かずか初コミックス。 最初から最後までドスケベ教師が大活躍の1冊で、その下半身の緩さには正直恐れ入ってしまったくらいだ。 生徒の裕の方が世間体を気にしているというのに、教師である佐野が欲望に勝てず「ヤりたい」「会いたい」を連発という、ちょっと・・・いやかなり大人げない攻め様だった。 本当にタイトル通り。 裕が佐野の事を考えて学校で素っ気なくすれば駄々をこね、成績が下がった裕…
よしながふみ
よしながさんの前書きがなんだか可笑しい。 『千影×小野です。すいません。やってます。夢じゃありません。「永遠はありますか?」の次の日の話です。ごめんなさい。そしてどうもありがとうございました。それではどうぞ。』 どうして何度も謝っているのか(笑) ここから千影×小野が本格的にメインになってゆく。 読んでいてこのまま小野もちぃで落ち着くのかしら・・・と思ったのだが、なかなかどうしてそうも…
「七夕の夜」の次の日のお話。 昨晩かなり恥ずかしい場面をエイジに見られてしまった小野は、店に向かう足取りもやや重い。 しかしあっけらかんと小野との2人だけの秘密に喜ぶエイジに、小野はやや拍子抜けしてしまう。 やはり前半はほのぼの・・・前半は。 一方、橘は千影が小野と外で食事すらした事がないことを知り、怒り心頭の面持ちでご出勤。 小野と千影は結局、橘の見繕ったお店で夕食をとる羽目になるのだ…
創刊号と執筆陣は概ね同じ顔ぶれのメロメロ第2号。 やはり今号も岡田屋鉄蔵「タンゴの男」がイチオシ! 第2話は少し過去へ遡り、ヒロとアンジーの出会いのお話になる。 包容力があり懐深いオトナに見えるアンジーだが、過去は意外と移り気で他人に対して執着がない冷めた男であったことが描かれており、いかにヒロがアンジーを変えたのか・・・というのを予感させる回だった。 思わせぶりな終わり方だったので、次も…
前号で連載が終了してしまったものもいくつかあり、今号は新連載や読み切りが多かったメロメロ第4号。 今回は全体的にこれと言ってカーン!と飛び抜けたものがない印象。 何と言うか・・・地味というか、おとなしいというか、小さくまとまっているというか。 このまま尻すぼみに勢いをなくしていくと非常にまずい。 ジョンジョン「ちいちゃいこいの」や、西原ケイタ「想い届けば」なども設定的には好きなのだが、もう…
草間さかえのピンナップがオススメのメロメロ第3号。 今号は岡田屋鉄蔵「タンゴの男」が巻頭なのだが、冒頭作品らしく素晴らしい出来栄えの回だった。 ヒロの誰にも愛されなかった辛い過去、またそれらを喉奥に詰め込んで懸命に生きてきた現在までのこと。 そしてそれを丸ごと受け止めてくれるアンジー。 父性と母性が同居しているようなアンジーに宥められながら、眠ってしまうヒロにはきっと涙してしまうと思う。 …
「ちょっぴりオトナのフェロモン系ボーイズ誕生!!」という煽り通り、やや地味(玄人好みされそう)な執筆陣のアンソロジー。 一瞬、東京漫画社系の本かと思ったくらいなので、やっぱりちょっと地味・・・あ、いや個性派揃い(笑) 創刊号のためどれもこれからと言ったところだか、初読みだった岡田屋鉄蔵「タンゴの男」が中でも秀逸だった。 ものすごいリアル肉体派なのに、ヒロは乙女だしアンジーは強烈な雄の色香…
霜月かいり
霜月かいりにしては非常に珍しい、設定が現代モノという作品。 大体が近未来だとか、アンドロイドだとか、そういった印象しかなかったのだが、普通のBLもなかなか読み応えがある。 表題作は青森から上京したリーマン・笹のお話。 狭い部屋に高い家賃で住まわなければいけないとか、心からの友達も出来ないとか、どうしても学歴で嫌な思いをしてしまうとか・・・結構個人的には共感してしまう部分が多かったので、逆…
いくら百戦錬磨の魔性のゲイだと本人は豪語しても、実際は恋愛の「れ」の字も知らない子供じゃないの小野って・・・と思わされたお話。 そしてこんな些細な事までも作品として昇華してしまうところが、なんともよしながふみらしく、ほくそ笑んでしまった。 「そしてかくも平穏な日々」でも小野は恋人と外で食事すらしたことのないというエピソードがあったが、今回も小野の乏しい恋愛経験が露呈されていた。 この人、…
防犯の意味も含めて、橘と千影のマンション近くに住まいを移した小野。 引越しを手伝ってくれたお礼にと3人で食事をした後、小野の新居で振舞われたワインであっさり酔いつぶれてしまう橘がちょっとカワイイ(*^-゜) ボンボンなのに本当に意地汚いったら・・・(笑) 結局、橘も千影も泊まっていくことになるのだが、その夜に2人が心から信頼しあう姿を偶然に目撃してしまい、小野はどうしようもない嫉妬心に苛まれ…