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47/67(合計:663件)
藍川さとる
葡萄瓜
便宜的に受攻を記述したものの、この二人は そう言う行為をほぼ一切行っておりません。 少なくとも作品中に具体的な描写はない、と だけ申し添えます。 ただ、目に見える行為を行っていないからと 言って何の関係も無いかと言えばそうでもなく… 二人の純情故の鈍感さでBLにおける恋愛に 発展していない、と言う話ですね。 この二人の恋心は、摩擦で発生した静電気の 様なものでしょう。静電…
天王寺ミオ
迷える受には普通強引な攻がくっつくものかと 思われるのですが、この一冊に登場する攻は 強引な様でどこか受に対して腰が退けている 様に感じます。 受の迷いと攻の戸惑いが融合して、甘酸っぱい 空間を醸し出しているのでしょう。
沢城利穂 つたえゆず
今この評を書いている時点の言葉で言えば、 ゲームからのスピンアウト作品と言うべき位置に ある一冊。 世界観の中に流れる空気の裏付がよく判る 一冊となっております。 中々に色褪せない煌きがありますね。
七唄あむ
一巻全て銀魂二次創作で構成された同人個人選集であり、 構成としては六章収録されている長編『蔵』に加え掌編が三篇、 『蔵』からの派生掌編が一篇となっております。 原典の補完をしつつ又新たな世界観を生み出す二次創作の技法、 それは誰にでも出来そうですが、一歩間違うと原典への愛着を 殺しかねない諸刃の剣。 その剣を上手に扱われた一冊ではあるまいか、と愚考します。
菜槻さあり 穂波ゆきね
『育生&国立』シリーズよりのコミック化。 原作はそれぞれ以下の通りです。 表題作 ← 『2・14事件』 http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/418/ 同時収録作 ← 『PROPOSE<求愛>』同時収録作 http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/615/ …
『め組の大吾』二次創作アンソロジーの中の一点。 メインカップリングに偏らず色々な味わいを盛り込んでおります。 直接表現を避けてあざとさを醸し出した、そう言う時代の遺産 とも言えましょう。
※受攻は便宜上冒頭作から。 アンソロジーと銘打たれ、そう言う装丁ではありますが 掲載作9作の内7作が連載を意図した作品である事から 実質的には雑誌であると考えられます。 全体のトーンとしては性描写に頼った展開ではなく心理的な 起伏を重視した作品が揃い、新機軸のアンソロジーの内容と してはハズレではない、と言えるでしょう。 じっくりと味わって胸をときめかせるのがよろしいか、と。…
ジャンル自体の持つ雰囲気なのか、それとも 作家さんそれぞれの個性の融合の結果なのか。 既刊三冊(暴走・熱情・誘惑)に比較すると 心理的な部分に重きを置いた編み方になって いると感じます。 肉体描写を抑えているので余計にそそられる ものがあると申しますか。
まんだ林檎
このアンソロジーを紐解くだけでもJUNEと言う ジャンルが一筋縄では行かないと言う事を体感 して戴けるかと愚考します。 JUNE=耽美は概ね正解ではあるのですが、 それ以外の要素…自虐を含む笑いや迸る劣情等も 併せ呑んだ上でこのうねりは静かに育ってきたのです。 そこから十年経ちました。 JUNEの方舟はどの方向に進んでゆくのでしょう。
氷堂涼二
『E.T.D編』1後半収録の「部長、交換。」シリーズの続編 「部長、交換。DX」シリーズを丸々収録した一冊。 原作にツッコミと補足を入れながら楽しめる二次創作仕立てと なっております。 あえて言えば、ブライト出版より一冊に纏められて刊行された 「部長、交換。」シリーズよりもこの一冊の方がカバーデザインが 良いですね。カバーの美を優先して敢えてハイランド版で揃えると 言うのも一つの…