葡萄瓜さんのレビュー一覧

恋唄 コミック

カメイ与五郎太 

力量発揮

持ち味はファンタジーだけではないと
一冊挙げてきちんと証明している一冊。
ハッピーエンドが苦手な方には縁遠い
一冊かも知れませんが、味わい深い
短編集となりました。

表題作は「恋求のみなも」の補足作品。
『人魚姫』を展開させた物語です。

2

まっかなおとこのこ。 コミック

タカハシマコ 

キスの方が簡単

好き以上キス未満の関係ばかりを
詰め込んだ短編集。
却ってキスから始めた方が気楽なんじゃ
ないかと余計なお節介を焼いてしまい
そうな、そんな真っ赤なオトコノコばかり
います。

当人達はそう言う関係が楽しくて仕方
ないんでしょうけどね。

1
非BL作品

絶愛 -1989-(VHS版) CD

一つの感情の為に

一つのブームとしてではなく一つの作品として
再認識すると、この作品が唯一つの感情を言い
たいが為に構成されている事が伺える。
そろそろ、伝説から離れた位置でこの作品を読み
返して評価する人が出てきても良いのかも知れない。

そこに劣情は無い。あるのはただ熱い激情だ。

4
非BL作品

絶愛-1989-(3) コミック

尾崎南 

異端の肖像

もしかしたらこの『絶愛』と言う作品は、ボーイズラブを
逆回しに構成した作品であったのかも知れない。
だとすればこのクライマックスから物語が更に展開して
行ったのだとしても当たり前の事なのだ。

二次創作の窯変と言う出自から語られていた様で
語られずにいた作品。その本質にある熱さを改めて
知るのも悪くは無いでしょう。

3

僕は君のための僕(1) コミック

南野ましろ 

ほんにあなたは空気の様に

アパートに住まう条件が『ザシキワラシとの同居』
…と言うぶっ飛んだ世界観から導かれたものは、
とてもほのぼのとした心で結ばれている恋愛模様。
住人同士がそれぞれに心地よい恋愛で毎日を
過ごしています。

でも頼りなく消えてしまわない様に、時々は存在を
確かめて。温もりが伝わる距離にいてくれれば良い
から。

1

セミ・シングル 成層圏の灯 コミック

鳥人ヒロミ 

微妙な倦怠期

喜瀬川と別れ、性認識を否定しながら
結局年上の男・唯一を抱いて自分を
再認識する佐伯。
佐伯に捨てられ、流される様に紙袋に
抱かれながら何処か佐伯の事を吹っ
切れない喜瀬川。
シングルを気取った倦怠期も、ある意味
惚気かも知れない。
「成層圏の灯」シリーズ第三巻。

1

幾千の言葉より 成層圏の灯 コミック

鳥人ヒロミ 

そして、静かな水面が残る

それぞれの倦怠期を清算して即座に収まらず、
紆余曲折を少し愉しむ二人。それは若い日の
恋愛の足りなかった部分の補完の様にも観える。
寄り添って生きる事とは、そう言うものかも知れない。
「成層圏の灯」シリーズ、静かに完結。

0

年上のひと 成層圏の灯 コミック

鳥人ヒロミ 

語られる喜瀬川の過去とそれに対峙する佐伯。
恋愛に対する揺らぎの試練はどう作用するか。

劣情と癒しの効能と副作用を淡々と描く『成層圏の
灯』シリーズ第二巻。

0

成層圏の灯 コミック

鳥人ヒロミ 

些細なきっかけ

被写体とカメラマンの恋はどんどん
思わぬ方へ転がる。
それはアクシデントの様で実は必然
だった……緩やかな時間をかけて
収斂してゆく恋愛が、ここから始まる。

でもこの巻ではまだ若いから、激しさも
ございますけどね。

2

狐の魂呼い(2) コミック

カメイ与五郎太 

愛すべき日常

ファンタジーの中にも日常はあって、
そして喜怒哀楽もある。
狐と人間、天狗と狐。絡み合う二つの
恋模様は揺れながら穏やかな日常を
織り成している。

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