total review:308253today:38
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
17/138(合計:1371件)
葡萄瓜
なんともはや…と褒め言葉を探そうとは するのですが…。 目玉になっているであろう2篇がシリーズものの 派生だと言う点で先ず溜息。再録時の扱いは 18禁じゃあ…無いでしょうね。 エロを突き詰めようと言うノリは感じられます。 天晴だと思います。 でも、そのエロが余韻も無しに垂れ流されて 満足出来るかと言えばそれは無理筋かと。 装丁とピンナップの遊び心は面白いと感じますが。 PI…
今更と言う感じでも入手したのは ひとえに巻末収録の一篇の為です。 その他にも中々に味わい深い話は ありましたが…本のタイトルを 考えるとさらっと流し読んでいくのが 正しいのだろうかと苦笑してみたり。 門地さんのカバー絵ですが… 背負っている薄物と得物の槍、 そして触角の様な茶筌まげから 考えると受は恐らく蚊なのだろうかと。 攻はハエ取り紙と考えれば 妥当なのかなぁ、と。 …
新井煮干し子
ふた昔前のドが付く様な耽美から 幾匙か何かを抜いたらこう言う空間が 出来あがるのかも知れない、と 読み終えて先ずは一息。 ボーイズラブと言うにはもう少し青臭く 埃っぽい味わいの様な気がします。 じゃあ昔のジュネかと言われると… ジュネの中でも実験作に近い部類の括りに 入ってしまうのかも知れませんね。 作品の内容は、そう言う価値判断もあるよね、 と言う生真面目さが張り巡らされ…
加東セツコ
「よろこびは膝の上」を読んだ上でのレビューです。 「膝の上」のレビューは省略しました。 「膝の上」のスピンアウトと言うよりは コインの裏表の関係の様な作品です。 正直評者にはそうとしか捉えられませんでした。 確かにそう言う物語の組み立て方もあるのでしょうが、 一冊ものであるのならその中で完結する世界観が あっても良いじゃないかとつい思ってしまいますね。 この作品単体では多分判る…
宮本佳野
一冊を通じて漂う空気そのものが 敢えて軽い口当たりに仕上げて あるのかどうか定かではないと言う感じで、 どうも掴み所が無いと言う読後感です。 言わんとする所は感じるのですが、ね。 例えばこれが別レーベルだったら また踏み込み加減が違ったのだろうかとも 思うのですが…然程変わりは無いのかな。 断ずるのではなく提示すると言う描写が 多いのですっきりしていないだけなのかも 知れま…
ビリー・バリバリー
手練れ感、と言っても老獪さでは無いですね。 より良い選択を練り上げたらこうなりましたと 言う読んでいて気持ちの良い作風です。 表題作からして小気味よい裏切りがテンポ良く 織り込まれていますからね。 この作風、くすぐりJUNEと称しても良いかも。 かと思えばね…。 短編集の中で起承転結がきちんと決まっていると 言うのはお見事としか言い様がありません。 多分どの作風に転んでもこの…
文乃ゆき
恐らく、こう言う題材の長編作品としては 最初のものである筈です。 だから、どう判断して良いのか相当迷って しまうのです。 BLとして判断する、それ以前の段階で。 その迷いで星を一つ減じています。 物語自体は踏み込み難い所にさりげなく 踏み込み、そして鮮やかな一本背負いを 決めていると判断します。 そこにさりげなく心の絆が織り込まれて いるので読み応えも充分です。 ただこれ…
ユキムラ
ただ甘い一方だけじゃなく、それぞれ異なる 隠し味を潜ませた一皿を松花堂弁当みたいに 詰め合わせました、と言う体の作品集です。 描き下ろしで後味の余韻を消さずに〆ると 言うのがまた粋ですね。 どの話も登場人物に可愛げがあり、その可愛げの 源泉の在り処がさりげなく提示されている。 それ等をすり合わせると化学反応みたく関係が 色々出来あがる感じですね。 表題作とその続編はそう言う意…
玉川しぇんな
この表紙から悲恋ものかと思われた方が お出でかと思われますが真逆と思われた 方が恐らく正しいかと。 物語の通奏低音に自虐が置かれておりますが あくまで前向きですので。 帯とあらすじとで八割方のネタバレを されてしまうと残りをどう回避して 書くべきかと迷うのですが。 敢えて言えば登場人物達の抱えている 気持は作品の空気とは裏腹に結構生々しいです。 その生々しさをどう誤魔化さず…
深瀬アカネ(深瀬紅音)
この作品をどう受け止めるかはヤンキーと言う 言葉の受けとめ方次第で変わって来るんじゃ なかろうかとしみじみ思う評者です。 レビュータイトルで薄々お察しの方もいるかも 知れませんが大阪を軸とする関西圏で言う元々の 「ヤンキー」は外の地域の方が思い浮かべる像と 比べるとかなりソフトなイメージです。 外にはコワモテだけど身内にはコミカルと思って 戴ければ間違いないかと。 ●本新喜劇の呪…