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インタビューで表紙と内容を見て購入したのですが、中を開いたらやっぱり絵が美しくて、あ~買ってよかった~…!と。
『ばら色の研究と花喰らふきみ』
繊細でよく描き込まれていますが、ごちゃごちゃしていなくて目に煩くない。隅々まで見たくなるような画面。
耽美なだけの作品って見てるだけで少し疲れちゃったり目に煩く感じたり、感情移入出来ずに「あ、きれいですね」という印象で終わっちゃったりするものもあるよな~と私は思うのですが、この作品は美麗な世界の中に和やかな遣り取りがあったり、受けが見た目は綺麗だけど少し天然が入ってて挙動に可愛げがあり、少しコミカルなおかげで世界観の中に入り込めました。
美麗系の絵の笑いで寒くないのも珍しいな~とも。とてもバランスがよかったです。
変った設定だけど置いてけぼりになることなく、丁寧でとても読みやすかったです。薔薇を食べる描写も官能的でよかったけど、ふたりで並んで食事しているところにも和みます。眼鏡な見た目にそぐわず一途な攻めもロマンチックでとても良かった。
そして読了後にQRコードの漫画を見たのですが、受けの100年前の祖先の話で、色んな意味で驚いた…!公開期間中にゲット出来て良かったです。
他作品はインタビューの通り毛色の違うものがずらり、バラエティに富んでいる。ふり幅が広いけど全部楽しめた…逆にそれが凄いと思いました。
『先天性WILD!』『so happy? 』は笑いどころがたくさんあってwwwこの作者さんはやっぱりコミカルもいけるんだ!と確信。「人質」と言われている部位の顔の描き込みで思わず爆笑www
『朝とミ-チャ』『朝とミーチャ 6years ago 金色の糸でぎゅうぎゅう』は短編ながらも超濃密なお話。すごくキャラが光ってる。細かい作画に満足。
ロシアンハーフ×地味エロ眼鏡(帯でこの表記を見た時驚きましたがマジでした)で見た目も美味しいカップリングでしたが、精神的なラブが濃厚で萌えた…溺愛ワンコ攻めのラブラブかと思いきや、それだけじゃない。
同棲編を攻め目線でラブラブを語り、過去編を受け目線で愛情の中にある依存や孤独が語られ、この二人はそれを共有していくんだな…と切なくも愛しい…という気持ちに。
見た目は地味でエスな受けの方が愛情を吐露するエロシーン(ちなみにこのエロシーン、ドエロじゃないのにドエロかった)のモノローグが素晴らしかった…唯一無二の愛情を感じられました。
もうそれだけで、「神」決定レベル。
ストーリーの流れも過不足なく分かりやすく、全体にハイレベル。
特に表題作の絵、これだけ繊細で耽美なアイテムをビッシリちりばめながらもこのサイズのコミックスになった時に読みやすいのって素晴らしい。
他の収録作品も、表題作とは全く違ったタイプのお話なのに、それぞれストーリーと絵の雰囲気がピッタリ。
「先天性WILD」の脊髄反射で生きる好きになったらいじめっこのワイルド後輩クンと、子犬系先輩。
「so happy」のくたびれリーマンと襲い受けホスト。
「朝とミーチャ」の美しすぎるロシアンハーフのドMな攻めと、Sな受け。
それにしても、こんな風に、見たい物が見たいように見られる、自分の呼吸と相性のいい作品ってなかなかない。
当たりでした。
朝とミーチャのもともとのお話しがここにあると聞いて
どうしても読みたかった1冊だたんですが
なにがどうして、他作品もすごく魅力的で面白かった。
なんか見る目が一変いたしました(´艸`*)
◇バラ色の~
光るバラをただひたすらに研究している攻。
幼いころであったあの美しい子を驚かせたい、喜ばせたい。
その根底に、バラを食べたあの子が焼き付いて離れない。
そこから20年後。運命の再会を果たすのだが・・・
薔薇しか食べない、美しい麗人
世界観は独特ではあるものの、出会い~それぞれ
薔薇を求める理由。なるべくして結ばれた二人の関係がすごく好きでした。
◇so happy?
インパクト的にはこれが一番好き。
嫁には「好きな男がいる」と別れを告げられ、
よれよれボロボロ。どんな男が!
と、ストーキングを始めついに突撃。
ところがなんと相手は「俺の事好きだと思ってた」
あれよあれよな展開が面白い。
くたびれた三白眼wwリアルではときめかないですが
私も好きです。こういうガツガツくる美人な変態の方が
あってる気がするなー。お幸せにv
◇朝とミーチャ
相変わらずイチャコララブラブですが
ふたりの関係とか、出会いとか。
どういう相互関係なのかがわかりやすい。
なるほどなと思った一作。
単行本を早速再読せねばっ
表題作は『ばら色の研究と花喰らふきみ』、
昔ふうに言うと「耽美」な設定です。
光る薔薇の開発をめざす研究者(攻め)と、開発の資金援助を申し出た、薔薇だけを食べて生きているという受け。
執事のいるお屋敷で、ロマンティックなのです。
でも受けは天然っぽいっていうか?
気がつくと攻めの風呂に一緒に入ってたり。
個人的に天然受けは大好きです。
でも、素敵な設定だけど設定だけに終わった感もして、もの足りなさを感じました。
絵は繊細で、よく書き込まれています。
顔のかき方はイマイチわたしの好みではないのですが、指先など美しい!と思いました。エロ場面も生々しさもあり美しくもあり。ステキ。
同時収録作品は『先天性WILD!』、『so happy? 』、『朝とミ-チャ』、『朝とミーチャ 6years ago』。それぞれ趣がことなっています
『先天性WILD!』は王道かな。子犬っぽいかわいい部活の先輩に、ヤリチンな後輩(攻め)が本気になっちゃう話。攻め視点です。
口にさくらんぼを押し込むシーンにドキっとしました。
『so happy? 』はホストに入れあげた妻に逃げられた男が、ホストを咎めようとつけまわしたところ、乗っかれる(受けのホストが乗っかるのです)話です。コミカル。
『朝とミ-チャ』、わたしはこのお話が一番好きです!
ロシアとのハーフのミーチャ(攻め)と、地味顔眼鏡の受け(三森朝彦)。
受けは黒縁地味眼鏡なのに、ビッチで(昔)、はなやかな外見のミーチャのほうがメロメロに恋してるっていう関係性がツボりました。
「ちんこ揉んだげる」コレが挿入されてる受けのセリフっていうー!揉むってくわえ込んでいる腹で、ですね…ゴニョ。
でも後編の受け視点のお話し『朝とミーチャ 6years ago』を読むとーー
「僕はミーちゃんの入れ物」「ミーちゃんは僕の中身」など、
受けも孤独だったのかな、と感じられます。
「ずっと一緒にいたいよ」という普通なセリフにもなんか、こう、
…せつないような気持ちになりました。
薔薇好きとしてはとても気になるタイトルだったので、思いきって購入してみました。
いや~面白かった。
4つのお話があるんですが、どれも楽しかったです♪
新人作家さんとは思えない画力ですし、読みやすくて世界に入りやすい。
今後がとても楽しみなビリー・バリバリー先生。
ここからは、各お話の感想を書きますが。
変な視点の感想が多いかも?
先に謝っときます、スイマセン☆
『ばら色の研究と薔薇喰らふきみ』
表題作ですね。
とある孤独なお金持ちの住む洋館。
薔薇の絡まる柵と、薔薇だらけの庭。
口をあけると犬歯の覗く、見目麗しき美少女?美少年?
そこまで読んで、こりゃヴァンパイアものかな?とはじめは勘違いしました☆
血ではなく薔薇が主食なんで、まるで棘みたいですね。
そうですか、薔薇喰っちまうんですか…。
美味しそうに食べるなぁ。
そういや、薔薇は食物繊維が豊富なはず。
ただ…夢の無い私は、つい栄養バランスとか考えちゃって☆
たんぱく質は?とかつい色々リアルに考えたアホです。
そんなくだらない感想はさておき。
内容はとにかく薔薇だらけの世界が美しく楽しいです♪
執事さんがシブくていい味出してます!
『先天性WILD!』
わがままでワイルドな後輩の瀬賀。
八重歯が可愛いアイドル的先輩の小波。
二人の名前が出てきた時点で脱線…。
あっ、セガにコナミか!となりました。
他にもそんなワード出てくるのか気になったりして。
…どうでもいい感想ばかりでスイマセン☆
小波先輩のささやかな見栄発言が、瀬賀くんのドSハートに火をつけちゃいます。
小波先輩、め~っちゃ可愛いいですし。
瀬賀くんは背中の筋肉も顔のホクロもセクシーです!
でもやる事はすごく子供っぽい感じで。
そのアンバランスさが高校生ものの醍醐味♪
『so Happy?』
嫁との離婚原因になった歌舞伎町のイケメンホスト、メイジ。
メイジへ復讐しに行きストーカーと勘違いされる普通すぎるリーマン、敦。
そんな二人のハッピー?なお話です。
襲い受け好きにオススメです。
話は短く単純ですが、面白かった!
あっくんの疲れ具合がたまりません♪
『朝とミーチャ』
これ、一番好きです!
ゲイでだらしがない?優しいけどドSな朝ちゃんと。
ガタイよく美しすぎるパツキンハーフで孤独なミーチャ。
高校で出会って6年、棲して3年。
この二人が10年、20年と年月を重ねる姿も見てみたい。
相変わらずな朝ちゃんにミーちゃんがヤキモキする姿が目に浮かぶなぁ~。
そんなベストカップルでした♪
ビリー先生のお話は軽いようでいて。
どっかズシンと重さも感じるお話が多い気がします。
深読みできるような。
読み返したくなるようなお話でした。
絵も繊細だし可愛いしエロいし笑えるし。
文句無し!
今後に更なる期待しちゃいますね。
最近買った初読み作家さんの本はアタリばかり。
嬉しいなぁ~♪
今後の楽しみが増えました。
ありがたやありがたやv