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表題作WOLF PACK

ガルム,オオカミ部族・谷の長
ハテイ,オオカミ部族・湖の長

その他の収録作品

  • epi.6(描き下ろし)

あらすじ

オオカミ部族の長×長、結婚。
屈強なもふもふが恋をする、至高の人外BL

そこは、狼が統べる極北の地。谷の長・ガルムは、ある事情から、しきたりに従い湖の長・ハテイと番の契りを結ぶ。
率直でタフなガルムと、生真面目で純粋なハテイ。
長として、オスとしての矜持を尊重し合うが、初めはどこか噛み合わない2人。
しかし、互いの生き様に触れ、深まる絆が、彼らを唯一無二の番にしていく――。

作品情報

作品名
WOLF PACK
著者
ビリー・バリバリー 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784866572475
3.8

(74)

(22)

萌々

(28)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
284
評価数
74
平均
3.8 / 5
神率
29.7%

レビュー投稿数15

またすごい作品に出会ってしまった

フェンリルという人の姿にもなれるオオカミの群れのアルファ(黒狼)×アルファ(白狼)のお話。北欧神話をモチーフにしていて芯の通ったストーリーとキャラが立っている魅力的な攻めと受け。オメガバースと違って妊娠するのはメスだけってのも本当の狼っぽくて良い。

攻めのガルムが男気と包容力があってかっこよかったです。惚れた相手の前では狼の姿の時お腹を上に向けて服従のポーズをとっちゃうのも可愛かった。アルファであるハテイの立場を思いやってハテイが真のつがいとして自身が納得するまで事に及ぶのを根気よく待つ所が素敵。器が大きい攻めっぽい。リバも許す位ハテイを愛していそう。濡れ場が生々しくないから想像するしかないけど溢れんばかりの愛はしっかり伝わってきます。キスだけでも萌え萌え。

でも形上ハテイは妹の代わりに嫁入りにきたし、気高く美しく醸し出す雰囲気がもう受けって感じ。純白の毛皮に薄紫色の瞳って想像しても素敵ですからね。受けの存在は攻めの初恋っぽくて、受けの妹が言っていたように2人が結ばれるのは運命だったと思います。

ハテイの妹のスコールとスコールの相手で人間界に住むギア様も素敵。でも子狼達にジジイと呼ばれていたのは可哀想で笑った。まだ若そうなのに。最後の太陽狼の話も激萌え。ハテイにとってはガルムの燃える瞳は太陽のイメージなんだなきっと。ガルムにとってハテイの瞳は薄紫色の花のイメージだけど。照れてそれを伝えられない所がまた可愛い。ラストページの解説を読んでさらに萌え。作者の描きたいテーマがしっかりと伝わってくる作品はやはり魅力があります。

あ、言い忘れてたけど攻めも受けもお兄ちゃん属性なのが最高に私の好みでした。

3

雰囲気あるストーリーと愛しい狼たち

とても素敵でした!
昔話のような神話のような独特な雰囲気の人外ラブです。


狼族の谷の長・ガルムと湖の長・ハテイはオス同士で婚儀を行います。
それは、ガルムと結婚するはずだったハテイの妹が、
婚前にが亡くなってしまったためです。
実は、ガルムはハテイにゾッコンLOVEです(*//艸//)♡
不謹慎だけど、自分がハテイの夫になれたことを心底喜んでいたのではないでしょうか?
ガルムとハテイは、狩りをしても息ピッタリで本当に番の様^^

しかし、実際にはハテイの妹は生きていました。
それでもガルムはハテイを選びます。
共に過ごすうちに深まっていく絆と愛情に胸が熱くなりました。
性別ではなく、雄として狼として長として、ガルムはハテイを愛しているのが分かります。
ハテイもまたガルムを愛しており、相思相愛の二人はついに結ばれます。
決して過激なHシーンが繰り広げられるわけではありませんが、
男らしいハテイがカッコよく、ガルムもそんなハテイを惚れ直してるんだろうなと思います(*ฅ́˘ฅ̀*)

ハテイにベタ惚れでその美しさに照れてしまったり、
うっかりお腹を見せて服従してしまうガルムがカッコいいのに可愛くて愛おしかったです♡
動きのあるコマが多く、行動や感情を読み取らせる作画も素晴らしかった!
とにかく、とてもとても素敵なお話でしたーー…

2

気高き狼の物語

北欧神話に登場する、
狼の姿をした巨大な怪物・フェンリルを始祖とした
人の姿にもなれる気高き狼の物語です。

北欧神話の知識がなくても楽しめました。


谷の一族の長・ガルム(黒狼)と
湖の一族の長・ハテイ(白狼)が
群れのしきたりにそって番の関係を結ぶところから始まります。

湖の長はハテイと双子の妹の2人で担っていました。
本来婚姻相手になるのは妹だったのですが、
結婚間近で命を落としてしまいーーー。

しかし一度結んだしきたりは絶対。
亡くなった妹の代わりに兄が番になることになりました。

そんな経緯で男同士でありながらも番になった長×長。
群れの頂点で生きてきた者同士、狩りでは息ピッタリ。
2人で谷と湖の群れを守っていきます。

ある日妹が命を落とした場所へ祈りを捧げにいきます。
谷を得意とするガルムが亡くなった谷底まで下りると
妹の亡骸の痕跡がなく、生きている望みが見えてきました。
あとを辿っていくと人間の住処に妹がいてーーーと展開します。


恋愛部分に強く焦点を当てていないでのガッツリではないのですが
口にしなくても通じるような、
信頼し合ってるような、
気高い狼が寄り添う姿がとても良かったです。
敵を目の前に番を戦い守る格好良さ…!
絵がとても綺麗で誇り高き神聖さが際立ちます。

妹が生きて群れに無事戻り、
はて?じゃあ婚姻はどうするの??となってからが
+゚。* B L *。゚+
ガルムの"絶対ハテイは手放さねーぞ"な強い意志。
ハテイの戸惑いながらもガルムに惹かれてるお顔。
は~~~~~ニヤニヤが止まらないッッ!!!
「狼の番」は絶対ですもんね。良き良き(∩´///`∩)
ガルムがハテイを好きになるキッカケが可愛かった~♪

あと、群れの中には四つ子の赤ちゃんがいるのですが
ちっちゃいモフモフが可愛くて可愛くて悶えました///
「おさー!」ってじゃれるチミッコは癒やし+゚。*(*´∀`*)*。゚+
長の狩りを見学していたり、群れのルールを教わったり。
家族全員で次世代を育ててる狼の群れにジンワリしました。

描き下ろしでは巣守一族の始まりがわかります。
今でこそほぼ人間寄りですが、元を辿れば同じ祖先を持つ巣守。
本編では人間の強欲さ・身勝手さが描かれていましたが
フェンリルを守る人間もいるとわかって良かったです(^^)

ただですね。
長×長のエロ的な絡みがあまりなかったのが残念で残念で。
エロ少なくても素敵な作品なので問題ないんですけど、
"長×長"の関係にキュンとしたので更に濃厚な時間を見たかったな…(私の強欲←)

7

北欧神話をモチーフにした誇り高き狼達の物語でした。

誇り高い狼の一族の長同士の婚姻から物語が始まります。
長のガルムとハテイ。
どちらもとても強くて狼の姿で狩りをする姿が雄々しいです。
亡くなってしまった妹スコールの身代わりのように、ガルムと番になるふたりは体の結びつきはなくても獲物を追う時など息の合った様子を見せていたある日、袂を分かったとはいえ、同じ祖先を持つ巣守の一族である人間の男に助けられていたスコールと再会。
そこに旅マタギに襲われ連れ去られたハテイとスコールを救出したガルムは怪我を負ってしまいます。
周囲から生きていたスコールとガルムを婚姻させる声が上がり、それを長として承諾するハテイに対して、ガルムの意志は揺るぎなく貫かれます。

リアルに描かれる動物達の画の迫力がありながら、作中にたびたび登場する、ふわもこの赤ちゃん狼が可愛くてすごくほんわか〜しました。

4

もっと読みたかった

エッチは皆無なのに色っぽい作品でした。
長同士(アルファ)の番はとても素敵でした。強くて美しい二人は最高です。

ガルムは昔からハテイを見初めていたのですね。
旅マタギに攫われたハテイを助けるシーンはカッコ良かったです。

ガルムの花嫁になる筈だったハテイの双子の妹のスコールが生きていた事によって、婚姻のやり直しの話が出た時のハテイの頑固さにはハラハラしました。
それでも見守るガルムは良い男です。

スコールは瀕死のところを助けて貰った人間の子を宿していて、兄のハテイより強かでした。

出来るならガルムとハテイの美しい絡みがもっと読みたかったです。
そして群れの子どもたちが激かわでした。
それ故に神にはなりませんでした。

4

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