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37/138(合計:1371件)
相模郁人
葡萄瓜
収録作品全六篇の内前半三篇が表題作シリーズ本編、 そして表題作シリーズ番外編が一篇続き併録作らしい 併録作が一篇。最後の一篇はあとがき風味込の表題作 シリーズ番外編、と言う構成になっております。 この作者さんは結構明け透けに行為描写をされるのですが、 この表題シリーズでは行為に至るまでの過程を手堅く 描き込み、同時にラブコメとして昇華されています。 必然性以上の行為描写が無いのは…
カサイウカ
物語のテンポは案外と爽快で展開も痛快な筈なのですが 正直評者の読後感はすっきりしませんでした。 それもその筈、展開の影には常にラスボスの残像が ちらついてるんですから集中力も削がれようってものです。 で、破天荒な様なこの物語ですがラスボスの影響を可能な限り じっくり取り除いて読んでみると案外とオーソドックスです。 あとは登場人物の人柄が肌に合うか合わないかで頁の進み加減が 変わる…
椹野道流 夏目くも(くも)
酸いも甘いも混ぜ込んで三冊に渡り語られた くろねこ屋にまつわる講釈が実に見事な大団円を 織り成してお仕舞いでございます。 評者は大概BL小説の登場人物には隣人になって 欲しくないと怖気づく方なんでございますが、 くろねこ屋の面々とその周辺の人達がご近所さんなら どれだけ世間が明るくなるだろう、などと不埒にも 本を紐解きながらついついと考えておりました。 それだけ暖かい読後感だったと…
さおとめあげは
実はこの表題作はある意味流用作でございます。 源氏物語BLアンソロジー 愛欲の男王朝・恋絵巻 http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/31753/ こちらの序章と一章分を個人作品のシリーズに 転じた訳ですね。 それはそれで良いのですが、それならば併録作も 出来れば「和」で進めて戴きたかった所。 併録された「洋」の作品が良い歯…
カノンチヒロ
少なくとも評者に言えるのは以下の通りです。 「現実の両性具有の方の経験を読んだ後で本作を 読まない方が良いですよ」、と。 読者としての立ち位置をどうとるべきか迷って しまう事請け合いですから。 あくまでファンタジーとして読まれる姿勢を 貫くならこれもありではないかと。 そこから先に進まれるかどうかは個々の裁量でしょう。 物語はファンタジーとして構成されています。 しか…
摩耶薫子
この一冊、実は状況が状況なら作者さんの意思とは 関係ない理由で封印されていたかも知れない一冊でした。 表題作シリーズは…摩耶さんご自身もあとがきで 描かれていますが掲載誌を刊行していた版元が 雲隠れしてしまったと言う状況がございまして…。 運良く摩耶さんの手元に原稿が戻ってきたので こうして形にする事が出来た、と言う経緯があります。 作品自体ですが、表題作は女装もの或いは男の娘と…
新井煮干し子
店頭で作者の名に惹かれ、そして帯に引用された 一コマで購入を決意。 そして紐解いた感想はと言うと…よくぞここまで 描き切られたなぁ、と言う感嘆の溜息交じりの ものとなりました。 最終的には肌を重ねている二人なのですが、 その過程は何とも不思議な味わいに見えるかも 知れません。 そしてその先行きも恐らく不思議な味わいに 感じられるのかも知れません。 ただ評者はこの作品と似…
吉川うたた
レビューの前に補足情報として。 この表題作シリーズの真の主人公はあらすじに登場している 天童匡(てんどう・ただす)君ではありません。 匡君は主人公と言う役名を振られた狂言回しである、と捉えて ください。 電子書籍として登場しておりますが本作は実は古い作品です。 1994年1月の刊行作品ですね。評者は刊行当時の紙の親本を 手にした一人です。 往時の作風の流行から考えても寝台上の描…
時代の波を読み、満を持して登場した男性作家による ボーイズラブアンソロジー…である筈の今作ですが、 味わいとしてはどうも今一つぼやけている様な気がします。 位置付けとしては減塩食の様なものなのでしょうね。 ボーイズラブの要素を素養の無い方の口にも合う様に 可能な限り薄めて調理しましたよと言う感じで。 監修も含め参加されている皆さまは少なくとも調理法は ご存知の方でしょうから、食卓…
山田酉子
この攻めさえ居なければね…と溜息を止める気も 無くしている評者です。 ここまで邪魔者としか思えない攻めも珍しい様な 気がします。鬱陶しいんじゃなくてひたすらに邪魔。 女王様である受けの引き立て役になっているんなら まだ存在価値はあるんですがその役すら満足に こなせていない。 その役を演じる振りをして甘い汁を吸おうとしてるだけ。 でもこの攻めが居ないと肝心の物語が動かないので それ…