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42/138(合計:1371件)
石田総司
葡萄瓜
エロ中心に置いた判断なら多分評価点数は もう少し甘くなるかと。 ただあらすじを踏まえた上で評価するとなると 正直首を傾げざるを得ません。 そもそも主人公は腐男子に設定されているのですが… なんなんでしょう。ボタンの掛け違えが一つや 二つじゃ済まない感じが致します。 せめて腐男子設定がある以上、BL作品に触れる 描写の一つは入れて欲しいもの。 ウィキペディアの「腐男子」項さえ読まな…
松山花子
そんな訳で松山花子名義で描かれた ボーイズラブのお約束をとことん逆手に取って 展開するとても居心地の悪いギャグ漫画です。 ええ、とても居心地は悪いです。 でもその居心地の悪さは同時に匙加減を変えれば 容易に萌えに転じるものだったりします。 だから始末が悪いのです。 主人公であるところの神越くんは実際哀れな存在です。 お約束に流されてしまっていたならば凡百のBLの ヘタレとして…
牧
擬人化という手法の持つ酷薄さを垣間見せる、 背筋粟立つ一冊です。 擬人化という手法を選択する場合、作者としては 二つの態度をとる事が出来るのではないかと 思われます。 自分の妄想をそのまま擬人化に仮託して描き出すか。 或いは、擬人化される対象の声を丹念に聴きとって それを作品として再構築するか。 この作者さんのとっている方法はどうやら後者の様です。 だとすれば、楽しい反面しん…
わたなべゆり
電子書籍と言う枠の中だけで読み解くには 余りに惜しい作品です。 まったく愛らしいヲタップルですこと。 腐男子を取り巻く環境や本人及び周囲の逡巡を 織り込みつつ更にそれを恋愛ものに発展させる …と言うのは出来そうで出来ない技です。 増してやその過程を肌色要素を殆ど交えずに やるなんて。 ところがこの作品はそれを軽々とやってしまって います。しかも主題を殆どぶれさせずに。 …
夏目時計
(恋愛の)山と(一応の)落ちはあるんだけど (主人公が腐男子である)意味はあるんだろうか… と迷ってしまう作品です。 ボーイズラブと言うにはそれなりの葛藤が濃くも 薄くもあるとは思うのですがこの作品の行間からは どうも感じられない。 結ばれた後の余韻を感じられないと言うのも なんだかなぁという気がします。 少なくともこの作品を読んだだけで腐男子早判りなどと 断言出来ない事は確かで…
松下キック
この作品、女装男子好きを標榜する方には 相当な踏み絵になりましょうね。 既視感で評してはいけないのでしょうけど、 この作品の所々にはしりあがり寿氏あるいは その奥方の西家ヒバリ女史を彷彿とさせる 絵柄が潜んでいます。 むしろそのお二人がボーイズラブを再構築したら こう描くのではないかと思わせる様な、 そういう感覚を不覚にも評者は味わいました。 自分探しを望みながらもいざと…
つたえゆず
評者にとってこの作者さんは今だもって 「好きなものは好きだからしょうがない!!」の 作画者さんという印象です。 そう言う印象を持ったまま現在の作品を評しては いけない事は重々承知しているのですが、 どうしても既視感はあるのですね。 あの連中を再構築したらこの人達になるのかしらね、 とか。 そう言う既視感を拭えない作品であるのが残念な 要素であり、逆説的ですが安心材料でもあります。…
ケビン小峰
表題作シリーズ・併録作シリーズ共に 思い過ぎて地団駄を踏む恋の滑稽さが 容赦なく描かれています。 その描写の容赦なさに深い味わいを 感じますね。 作画だけを取ると好みは真っ二つに 分かれると愚考します。 率直に言えばかなりラフな描線です。 本文は表紙のクオリティではなく 帯のクオリティと考えるべきかと。 それを勢いと採って高評価を下すか 描き殴りと採って低評価を下すか。 …
収録作品データは順不同にてご容赦ください。 城の側からすれば落城というのは不覚であり恥であること。 ではそれをBLとして読み解けばどういう展開ができるか、 という実験を一冊まるまる使って行なっているのが当書です。 実験作と評者は説明しましたが、データはデータとして 押さえられており、そのデータに基づいて擬人化が構築されて いると考えればそうそう粗末に出来ない力作です。 一辺倒…
雨隠ギド
浮世の世知辛さから逃避する方法は幾つかあります。 その中にひょいと性癖だとか恋愛が織り込まれ、 その在り様の正邪について口角泡を飛ばされる事も またしばし。 しかして浮世を漂っては思うのです。 人間関係に正しいも間違いもヘッタクレもないのだと。 この二人、いずれが犬でいずれがつばめか。 一応の暗喩はされているけれども舞台自体が読み進めて 行く内に二転三転どんでん返しし隙間に秘め…