total review:308218today:3
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
50/138(合計:1371件)
月夜の珈琲館
葡萄瓜
月夜の珈琲館と言うユニットはさりげなく 多くの抽斗を持っている、と感じる巻です。 そして、男性同士の恋愛を描くには必然性が あるとさりげなく提示もして居ます。 併録作の後者はCD化作品発売に合わせての 再構成リミックス版。 ドラマCDと構成は等しいとの事です。 以下参考の為キャストを後書より転記します。 (敬称略) ********* 菊地尊臣(内科医):三木眞一郎 青木…
ネタバレ
表題作を読んだ後、暫く放心してしまった評者を 責めて下さいますな。 表題作はシリーズ前巻収録の『青木克己の夜の 診察室』の続編に当たるのですが…良くも悪くも BLである必然性から遠ざかっている話です。 表紙通りの展開は決して期待なさらぬ様お願い 致します。別の視点から視れば稀少な教材に なり得るのですが。 併録作の前者は注記の通り前巻収録作品の続編。 後者は精神的要素濃厚…
表題作はメインカップリングの攻がとても可哀想に なる話です。キャラ崩壊と言うよりもキャラ解体と 言うべき話かも知れません。 そして恐ろしい事に表題作はまだ受難の前半だったり 致します。この後半は…読まれるおつもりがあるならば 次巻『青木克己の夜と朝の間に』でお楽しみ下さい。 併録作の前者はメインカップリングの出来上がる前の話。 そして後者は外科医元同級生の波乱含みの一挿話です。
実は表題作にはN大付属病院シリーズに繋がる 伏線が一本張られております。 何処がそれに当たるのか探りながら読むのも 一つの楽しみ方であろうか、と。 そしてもう一つ。表題作中ではあるキーワードが 自乗に作用している、と評者は読み取りました。 そこを踏まえて読むと又違った表情の展開に 視えるのでは、と愚考します。 併録作はN大付属病院シリーズに張られていた 伏線一本の種明かしです…
表題作に濡れ場がない為敢えて受攻区分無しと 致しました。 単純に色恋沙汰を読みたいならば併録作の方を お奨めします。それでも相応に重みはありますが、 表題作の重みに比べると恐らく幾分はましかと。 表題作は読み込めば読み込む程重みを感じて しまうでしょうし。
表題作自体はN大付属病院シリーズではございません。 しかしながら併録作によって絶妙なリンクを果たしました。 どう言うリンクを果たしたかはネタバレになりますので 申し上げませんが。 ただ一言。 一文でこの一冊を表現せよ、と問われたら筆者はこう返します。 『毒こそ、甘美で愛しいもの』と。
このN大付属病院シリーズを読み返していると、 柄にもなく医療の進展について考えてしまったり します。 そう、この頃は心療内科と言っても話の通じ方が 本当に悪かったな、とか。 併録作では麻酔医と外科医の少年時代の事が 語られます。まあ、彼等の事ですから一筋縄な 子供ではない訳ですが。 表題作の主題は、評者が感じる所では『癒し』です。 それに相応しい展開も致しております。
帯コピーは併録作『クリスマスの記憶』由来かと 思われます。 軽やかさと深さを併せ持った味わい深い短編です。 表題作ですが今回は豪華キャストですね。 ゲストカップリング【刑事×刑事】にメインカップリング、 そこに麻酔医ともう一人が絡んで、と言う趣向に なっております。 後は選択されたトーンから推測して戴きたく。 このシリーズを読み進める事が出来るかどうかは、 ひとえに一瞬の…
月夜の珈琲館 邦久十也
実はこの掲げられている粗筋、表題作のもの ではありません。表題作の舞台はアメリカですし、 主人公達はN大付属病院とは一切関わりのない 人々です。 しかし、評者は敢えて表題作の一読も奨めます。 関係描写の描写が見事な作品ですから。 短編集の中にN大付属病院シリーズが一作 紛れ込んでしまったこの一冊。 これもまた『月夜の珈琲館』と言うユニットの 持ち味を詰め込んだ一冊なのでしょう…
表題作に具体的な描写は殆ど出て参りませんが、 かなり濃厚な情感漂う作品である、とだけ申し上げて おきます。 後の併録作について言えばそれぞれに閉じる物語 ではなく開かれる物語である、と申し上げつに留め ましょう。 少なくとも登場人物達の日々のひとコマから 切り取られたものである事は確かです。