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月夜の珈琲館
葡萄瓜
今回の表題作はカップリングを明記している事から 何がしか思っておいでの方もいらっしゃるかと愚考 します。 実際、激しい事は確かかと思われます。但し肉体的に、 ではなく主に感情の面で。 昨今のBLから見れば多分大人しい部類に入って しまうのでしょうね。 併録作の後者はメインカップリングの出来上がるまでの 修羅場の一幕。BLと言うよりはまだ耽美の文脈の中に あるのかも知れません。…
評者のホワイトハートと言うレーベルに対する印象を がらりと変えさせたシリーズの一作目でございます。 往時は『そうか、講談社でももうここまで描いて良い様に なったんだ』と複雑な気分になったものです。 この方々、紅野隆一さんの小説と邦久十也さんの絵に よって展開されるN大付属病院シリーズは一寸複雑な 構造をしております。 メインカップリングは外科医・青木克己と内科医・菊地 尊臣です…
那州雪絵
表題作とスピンアウトである『新しい朝が来る』。 この両者を切り離して作品の世界観を語る事は 出来ないでしょう。 友人をある日突然恋人として認識する。 その衝撃をどういう風に昇華して行くか、そして 納得して行くか。 兄と弟の遣り方は、丁度良い鏡像かと思われます。 併録短編はミステリ作家とその幼馴染?の 昔探しの心の旅。
遠藤りさを
トーンに耽美と入れましたが耽美に含まれがちな 世界観への陶酔感はなく、むしろ耽美の描写方法を ボーイズラブに上手く取り入れた感のある作品群です。 表題作の二人の関係はあるキーワードを意図的に 省略した事からお察し下さい。 一編+αを除きどの作品の主人公も流されている 様な部分が何所かありながら実際は逞しく恋愛を しています。 その逞しさがずるさに見えず潔さに見えるのが この方…
小鳥初夏
諸説ありますが湯豆腐はすが立つまで煮立つ寸前が 美味しく、又卵も固ゆでではなく半熟程度の堅さが 一番味が引き立つと言われます。 この一冊も斯くの如しで、恋が恋として成立する寸前の 旨みがぎっしり詰まり、時に肌を重ねる以上の徒な色香を 匂わせております。 ごく数シーン肌を合わせる描写があるものの、そちらよりも 他の場面の方が艶っぽいのですね。 でも決して淡白一方な味わいではなく、…
藤成ゆうき
表題作はじめ各作品で取り上げられている主題は かなり良いのです。性的な描写も明け透けでありながら 下品ではなく、とても綺麗です。 しかしながら、率直に言えば展開にコクが無いのです。 主題をただ綺麗な絵柄で展開して過ぎて行って、後に 何も残らない。読み過ごしたのかなと思って再読しても、 何も引っかからない。 ただノルマだけをこなしましたと言う感じが残念でした。
よしながふみ
さて、この本は少々ややこしい構成になっています。 後半・141頁以降は表題作であり、花音コミックスの 同名単行本の再録、それ以前の部分はビブロス刊行 『本当に、やさしい』から『執事の分際』シリーズ3作を 除いた4作品を再録した形になっております。 単純な合冊で無いのでご用心下さい。 「パンドラ」の内容とタイトルのギャップに舌を巻きました。 その観点で表題作を読むと、又新たな発見が…
真行寺ツミコ
ヒカ碁・マンキンでは軽快なノリ、ワンピ・NARUTO・ スラダンでは重厚なノリ・・・その両面の使い分けに 違和感を覚えないのは、各ジャンルの切り替わり部分に 付された詳細な自己解説の為せる業でしょう。 ジャンルにかこつけた自分語りではなく、ジャンルと 自分の対峙位置を再確認しつつ思い入れを再構成 する。 この一冊は作者さんの過去の蓄積であって同時に 未来への指針であるのやも知れませ…
中村こうめ
罪を犯してしまったホストが意気投合している大学生を 連れ出して逃避行…というと非常に格好良い始まりの 表題作ですが……その後の伏線が殆ど回収されていない 状態を見ると手放しで褒めようとは思えなくなります。 表題作以外の作品も伏線の行方を読者の補完に 任せようと言う感じが強く、感覚でのめり込めなくなれば そこでお終いな残念感がひしひしと。 要素の匙加減さえ良ければどの作品も…と思うと …
吉杜さんの本ありきで立てられた企画なのか。 それとも別の企画を立てた上で吉杜さんの案を 填め込んだのか。 正直、中途半端だなと言う印象が拭えません。 路線擬人化か駅擬人化かどちらかにしていれば まだ萌えポイントが見つけ易かったかもです。 この内容でかるたを作って戴けたらもう一寸 萌えたかも。