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表題作夢の後ろ姿

その他の収録作品

  • 神様の座る椅子(漫画:邦久十也)/外科医×内科医+α
  • 外来患者(漫画:邦久十也)/内科医×同級生
  • ヘラクレスの柱(漫画:邦久十也)/『外来患者』act.2・外科医×内科医
  • ※表題作:紅野隆一による小説。挿絵:邦久十也(子持ち放射線科医師+脳外科医)

あらすじ

自分の心を初めて奪った相手。
そんな大切な存在を、絶対に失いたくはない。
そして、人は誰かに愛され、必要とされていると思えればこそ、自己の存在を肯定できる―。
内科のプリンス菊地をはじめ、外科の青木、脳外科の桜井、放射線科の立花など、アイドル並みの医師たちを擁するN大附属病院。
彼らが言い寄る女たちになびかない理由―。
それは、それぞれが確固とした愛を胸に秘めているからだった

作品情報

作品名
夢の後ろ姿
著者
月夜の珈琲館 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
夢の後ろ姿
発売日
ISBN
9784062552554
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

懐かしく新鮮

評者のホワイトハートと言うレーベルに対する印象を
がらりと変えさせたシリーズの一作目でございます。
往時は『そうか、講談社でももうここまで描いて良い様に
なったんだ』と複雑な気分になったものです。

この方々、紅野隆一さんの小説と邦久十也さんの絵に
よって展開されるN大付属病院シリーズは一寸複雑な
構造をしております。
メインカップリングは外科医・青木克己と内科医・菊地
尊臣ですが、物語によってはこの二人が狂言回しに
なったりまたは場面転換の端役になったりと言う…。
ですからある程度巻数を重ねて読まないとついて行き難い
部分があろうかと。

今回の表題作はメインカップリングが狂言回しとして
配されておりまして、主人公は脳外科医と子持ちの
放射線技師の組み合わせとなっております。
この二人の障害となるのは意外にも二人が愛する存在。
そして脳外科医が一歩踏み出した時に新展開が訪れる、
と言う算段です。

全体の時系列を整理しながら読むという楽しみをも
含むシリーズです。歯応えは充分ありましょう。

2

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