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57/138(合計:1371件)
葡萄瓜
全体の流れとしてはテレビ放映された 俗称『エンドレスエイト』に準拠していると 思われます。あくまでも全体のイメージと して、でございますが。 またシリーズアンソロジーとして11巻目で ある事からこのタイトルになったとも考え られます。 今回の描き下ろしは全体の内概ね半分との事。 同人誌再録と言う原点にも回帰したのやも 知れません。 描写の激しさも心なしか回帰していると 思われ…
満を持して登場した古泉×キョンアンソロジー! …の筈ですが、登場した当時はどうも冷めた 迎えられ方をして居た様に評者は感じます。 少なくとも評者がこのカップリングの存在を知り、 盛り上がりを確認したのが遡る事半年前の事。 よもやここまでピンポイントなアンソロジーは 出ないだろうと思っていたのもあります。 そんな中でこの版元さんがジャンルアンソロジー 刊行に乗り込んできた事は意外でも…
松木加斎
率直に言って、亜久津が受という発想は評者には ありませんでした。それ故新鮮でもあり、また再発見も あったりと。 二次創作故の読み取り方の妙が味わえる一冊で あろうかと愚考します。 合間合間にあるかなり黒い間も味わい所の一つでしょうね。
テラシマ
展開にやや生臭味が出て参りました。 BLとしてのそれもそうですが、生きてゆく事 それ自体に対する生臭味が。 この物語を受け入れるには物語の骨子だけ ではなく登場人物の内面も受け入れないと 案外厳しいでしょうね。 そこまで含んだ上で物語を味わうと、さり気ない 深みを堪能出来るのではないか、と。 ファンタジーとは言い切れないBLも登場する様に なったのは、それだけ界隈に奥行きと幅が …
この作品をBLであるや否やと問われて どう答えるか。 評者ははっきりとBLの範疇内にある作品で あると答えます。 中心にいる二人のどちらの性別を変えたと して、そこから物語が成立するかと問われれば 否でしょうし。 ただ、読み手を相当選ぶ物語であるとは感じます。 淡々と描かれてはいますが読む人が読めば 刺さってしまうささくれがさり気なく配置されて いますから。 そう言う難しさを…
山田ユギ
完全版として纏め上げられたとの事ですが、 通して読むと正直重いです。 山田ユギと言う著者名に軽やかさを期待して 手に取られた方にとっては残念ながら手に余る 作品になる可能性があります。 いわば舞台裏の稽古場を完全中継している様な ものですからね。 評者はこういう重みも好きですが。 個人的には親本と変わらず神評価です。 ただ人様に薦める場合、重みへの好みも考えると 萌え評価に…
鳥人ヒロミ
短期決戦で関係の紆余曲折を描くのも手法ですが、 今作の様に長期に渡り関係の在り様を練り上げ、 収斂させてゆくのも手法でありましょう。 たまには流行を無視た矢作品が存在しても良いかと。 物語の中で因果が絡み合いつつ陰影が浮かび上がって くるのを眺めるのもまた一興です。 どっしりと完結したからこその味わいがこの物語には あります。時代に左右されなかった存在感も、何もかも。 未だに惹…
文庫で改めて一気読み致しますと、 初期の絵柄のままならこの作品は ここまで化けなかったよなぁ、などと 余計な感慨を抱いたりも致します。 サテ、作者ご本人が後書きで開陳 されております状況は正にBLの歴史 そのものでございます。 この作品の立ち位置も時間を掛けて 磨かれ、そしてしっかり残ったもので ございます。 そう言う部分も含めてしみじみ味わい 深い作品です。 それにし…
草間さかえ
この作品に向けられた高い評価には二種類あるの ではないか、と評者は勘繰ります。 心底からの高評価と付和雷同の高評価と。 ぶっちゃけ申し上げますと、この作品は読む人を 選ぶでしょう。この作品を気に入る人は試し読みの 段階で既に魂を引き摺られている筈です。 その代わりそりが合わない方には多分徹底的に 合いません。でもそれはあくまで嗜好の問題であって、 センスの問題ではないでしょう。…
桃山なおこ
明け透けな様でいて繊細な恋をする男と言うのは、 見ていて惚れ惚れします。 絵柄の所為もあるのでしょうけど、どの恋も湿っぽい 所が無いのですね。 ああもう。 ええ歳こいた馬鹿ップル程始末におえないものは ございませんね。 エロに走ってくれた方がいっそまだ恥ずかし気も 無く読めるのに。