俺のこと好きって言えよ。大人の男の[天然無神経×純情無愛想]!!

その気持ちに名前をつける

その気持ちに名前をつける
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
26
評価数
7
平均
3.9 / 5
神率
57.1%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
東京漫画社
シリーズ
MARBLE COMICS(コミック・東京漫画社)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784904101308

あらすじ

然デリカシー無しの梶と無愛想な宇佐美は犬猿の仲。
ある時、普段憎まれ口ばかり言う表情からは想像もつかない
宇佐美の優しい視線に気付く。その先にいたのは共通の友人。
そんな目を見てしまうと宇佐美のことを嫌いにはなれなかった高校時代。
そしてその友人の結婚式で8年ぶりの再会をする。
平気な顔で参列する宇佐美の心を探る梶だったが…。

表題作ほか、オヤジ×オヤジ、メガネ誘い受、オカマ攻など
唯一無二のタッチでラブコメからシリアスまでを描く
桃山なおこの魅力溢れる待望のセカンドコミックス。
出版社より

表題作その気持ちに名前をつける

天然無神経男 梶 高校時代の同級生
純情無愛想男 宇佐美 高校時代の同級生

その他の収録作品

  • 恋の呪文
  • フィックストスターの恋
  • あらがいがたい
  • セカンドサークル
  • 坂道をのぼって
  • その気持ちを名付けた後の

評価・レビューする

レビュー投稿数4

登場人物たちが生き生きとしている

【坂道をのぼって】が一番好き。古本屋店主と何でも屋の年下ヘタレワンコくんのお話。なんとか告白させようと店主は色々と仕向けるんだけど、ワンコくんはヘタレなもんで「俺、木戸さんの事が、す す す すみません!また来ます!」と逃げてしまって可愛い。

表題作【その気持ちに名前をつける】は天然鈍感男の梶と好きな人にだけツンの皮肉しか言わない宇佐美という絶望的な組み合わせのお話。梶は宇佐美の高校時代からの片思いに気づくどころか、別の仲間のことがずっと好きだと思い込んでいるんだから始末に負えません。
あまりに二人の仲が進展しない事に業を煮やした仲間(ゲイのバーテン)のはからいで……。

【恋の呪文】はそのオネエ口調のバーテンの店にやってきた年下ワンコくんのお話。めげずに30回以上告白しては断られて続けていたのだけど……。
抱くつもりがまさかの「ケツ出して」に、え?と驚くワンコ君でした。

描き下ろし【その気持ちを名付けた後の】は表題作と恋の呪文の4カップルが登場します。相変わらずの様子にクスリとさせられる。表題作のカプは未だに宇佐美が「一度も好きだ」と言ってくれていない事を不満に思続きっていて……。
ツン男の宇佐美がようやく好きだと言うんだけど、その表現の仕方がひねくれていて可愛い。

【フィックストスターの恋】これも年下ワンコくんのお話。

【あらがいがたい】と【セカンドサークル】はちょっと好みではない。
【あらがいがたい】は再会ものなんだけど、別離の理由は子供ができて入籍することになったから……というもの。
そして【セカンドサークル】はモヤモヤする。何年も片思いしている友人が家に転がり込んできて一緒に住むようになったのだけど、友人は主人公が自分のことが好きでいる事を知っていて利用するんです。
孤独になってしまった自分の心の安定を図るために俺の事を好きだと言ってくれ。だって友達だろう?と迫って告白させる。その後は二人で一緒に住み続けるけど何の進展もない。
それでも出て行けと言えない主人公が可哀想だし、友人が狡くて後味悪いです。

私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、桃山なおこさんの3作品 「恋を胸に」「その気持ちに名前をつける」「恋の中」でした。
お話としては三つの中でこちらの「その気持ちに名前をつける」が年下ワンコが3人もいたり(ワンコ好きなので)、他にも面白いキャラクターがいて、一番登場人物たちが生き生きとしているように感じました。
教えてくださり本当にありがとうございました。

3

みんな、その恋心ゆえに苦しむのですね

「恋の中」が大変に心に残り気になってしまった作家さんでしたので、速効読みです。
登場人物たちの過去があって、現在の気持ちの行方を静かに魅せている、その作風は大人な仕上がりで、じわじわと心に染みいるものがあります。

表題は、高校時代からの友人の結婚式をきっかけに、当時のつるんでいた仲間の一人の気持ちにあらためて気が付くノンケ男の話。
この主人公が、デリカシーがないと自分も自覚するストレートな物言いで、そのストレートさゆえに思い込みと思い違いを招いていたという、ホロ苦くも切ない恋の話となっているのです。
そのくせさっぱりと、あっさりとしている為に、その後の展開がとてもさわやかです。

『恋の呪文』
表題の友人の一人ゲイでバーのマスターの恋話。

『フィックストスターの恋』
保険医を好きと言い続ける高校生の話

『あらがいがたい』
以前関係のあった男性との再会

『セカンドサークル』
ずっと好きだった友人が家に来て、心を苦しくする話

『坂道をのぼって』
仕事の依頼を受けた古書店の店主を好きになるが、店主は一体?

やはり全体にエロ度は低く、気持続きちの機微に重点を置いたストーリーです。
特に『セカンドサークル』は気持ちのやり場に苦しむ、”友人”と言う言葉に縛られている主人公の切なさややりきれなさ、意図があるのかないのか、平然と”友人”を盾にとるその友人の姿に胸が痛くなりました。

絵もシンプルですが、本当に心を綴るのが上手い作家さんです。

1

無骨な劣情

明け透けな様でいて繊細な恋をする男と言うのは、
見ていて惚れ惚れします。
絵柄の所為もあるのでしょうけど、どの恋も湿っぽい
所が無いのですね。

ああもう。
ええ歳こいた馬鹿ップル程始末におえないものは
ございませんね。
エロに走ってくれた方がいっそまだ恥ずかし気も
無く読めるのに。

1

みんないい人

私の好きな、せつなさがいっぱいつまった大人の恋の短編集です。
表題作は、高校生の頃から実は相思相愛だった二人が、思いを通じ合わせるまでのお話。
思い込みというのはなかなか残酷なものですが、誤解が解けて想いが通じ合って、本当に良かった良かった。道端に座り込んでの愛の告白シーンは、なんともいえない現実感があり、ニマニマしてしまいました。漫画なんだから、「絵で魅せる」って大切ですよね。

色々なシチュエーションの短編が揃っていますが、他作品も通して、エッチシーンなんか無いに等しいのに、全体から漂う大人の色気と、大人だからこそ抱えてしまう悩みなど、ウルウルしながら読みました。○○だから評価を下げましたっていう理由が見つからないので、神。
「フィックストスターの恋」の攻めは高校生だけど、彼の行動は大人な気がします。
もう一回パラパラしてみたら、後半2作品はキスすらしていません。でも、そんなもどかしさがまたいいんですよね。「坂道をのぼって」なんかバラバラ餌を撒いて誘い受けしてやろうとしているのに、んーーーもどかしい。「す・す・す・・・すみませんっまた来ます!!」(好きですって言えなかっ続きたわけです。)かわいいー。でも、恋ってそんなんじゃないですか?

2

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