葡萄瓜さんのレビュー一覧

イン・ジ・エンド~最果ての二人~ コミック

NHEIRA  ピンクサイコ 

ドイツ発耽美系

ピンクサイコとはヒースとネイラの二人の作家が
コラボレーションした時の名義です。
ネイラは本国ドイツに於いて今作から約一年後(2007)、
『LIBERTY―腐敗からの解放―』(訳書邦題)と言う
総合アートブックを上梓した漫画家にしてミュージシャンで
あります。(本邦での訳書刊行は2008年5月)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4901491…

2

出張!!敏腕キューピッド コミック

倫敦巴里子 

御伽噺の玉手箱

思いあっているのにすれ違っているカップルの前に
キューピッドが現れて不満を解決する糸口を指し示して
行く…というのが展開の骨子である表題作シリーズ
全四篇(内一篇は設定説明)。
御都合主義の御伽噺とこき下ろす向きもいらっしゃる
のでしょうが、筆者はありだと思います。
生憎こう言う救いのある御伽噺をリアルじゃないと
切り捨てる程殺伐とした読み手ではございませんので。

他の併録作も…

2

恋愛経験値 コミック

南天佑 

明け透けな純情

主に三和出版刊行のアンソロジー初出のものを
集めた一冊。どの話も登場人物が割合に訳知り
なので不埒な展開もスムーズに進行します。
で、エロばかりかと言うとそうでもないのです。
書影は確かにLOVEよりはエロ寄りと言う雰囲気が
ありますが、この人達の展開する物語は再会込みの
結構な純愛話です。只展開に肉体関係が絡むだけで。
本全体のトーンとしては気恥ずかしい程の純情さが
元になって一…

2

季節はずれのカイダン タクミくんシリーズ コミック

おおや和美 

慣れてきたんだ…

ギイとのいちゃつきが堂に入ってきたタクミくんが
見所と言える巻かも知れません。
純情は純情なんですが、誘い所のツボを心得る
様になったと言うべきか。
表題作は何気に肌の露出が多くなっておりますし。

自分の事で手一杯になっていた頃を考えれば、
ギイと過ごす日々の中でタクミくんの内部に余裕が
生まれてきた結果なのでしょう。
その余裕ぶりは併録作にさらりと描かれています。

0

絶頂(2) コミック

イヨンヒ 

とりあえず、キスを。

反則技まで弄してモトの唇を盗むセズ。
でもそれはセズ自身にもはっきり正体が掴めない
感情に背中を押されたからだったりします。

友情と愛情の狭間の焦れったさと抑え様の無い煽情。
そこを踏み越えるのは簡単な筈なのにそうしないのは、
多分モトの抱えている重い過去のせいなのでしょう。

韓国での初出は2005年末から2006年初頭にかけて。

1

絶頂(3) コミック

イヨンヒ 

畳み掛ける

モトの過去が解ける様に明らかになり、その過程で
知らずと生まれる三角関係。そこにアクションが大きく
絡みますが、見応えがありますね。
手管を使って助け出しに向かうセズもセズなら大人しく
待機せず自分から行動を起こして拉致先から脱走し、
セズに我が身を受け止めさせるモトもモト。
ああ、この二人は出会うべくしてであったのかと思わせる
巻であります。
この段階でキスより先に進んでいないと…

2

絶頂 4 コミック

イヨンヒ 

喉から手が出る

レビューに入る前に残念なお報せが一つ。
実はこの作品、四巻で終わってはいないのです。
翻訳版が四巻、つまりこの巻までで終わっている
のは大人の諸事情によるものです。
日本でこの先を読もうと思った場合、伝を頼って
韓国語の原書を手に入れるか或いはドイツ語訳を
Amazonで入手するかと言う選択肢を選ばざるを
得なくなります。現在英訳は三巻までしか日本に
入らない様ですから。

さ…

3

恋人の彫り方 コミック

柊のぞむ 

匙加減

アホな男がたまにみせる格好良さ、とか
芯が強そうな男がたまにみせる可愛げと
いうのは反則技だと思いつつもつい見入って
しまいます。
柊さんはそう言う瞬間をさらっと掬い取られ
ますね。
完全無欠な殿方も良いかも知れませんが、
一本二本線の抜けた野郎を愛でるのもまた
良いものです。
そう言う野郎同士で成立するバカップルは
傍から見ていても飽きませんから。

3

てのひらの星座 コミック

桜木知沙子  穂波ゆきね 

一寸深読み

表紙にデザインされているのは天秤座と獅子座の
星座記号。
星座自体も恐らく獅子座と天秤座と思われます。
かなり簡素化されていますが。
何故この二星座が表紙に描かれているんだろうと
言うのでつい深読みをしてしまいます。
瑞穂と円治の誕生星座…にしては殆どと言って
良い程接点が無いんですね。ただ詳しく分類すれば
恐らくどこかに惹かれあう共通要素が出てくるの
だろうか…と。

物語…

3

いじっぱり遊劇隊! コミック

柊のぞむ 

等価交換

柊さんの描く男に無条件で格好良い奴と言うのは
殆どいないんじゃないかと愚考してしまう今日この頃。
表題作の三角関係の連中もとりあえず何かを捨てて
いる訳ですし。

感情の細かい所が結構骨太な一冊なのではないか、
と評者は感じました。

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