Mさんのレビュー一覧

ふらちな恋のプライス 小説

和泉桂  高久尚子 

綺麗なお話でした

瀧口尚也は、百貨店に就職することが決まっている大学生。
就職前に接客になれる意味でもと、アルバイトを同じ百貨店の中の洋菓子売り場で始めた。
ところが、アルバイトの尚也に対して新しく赴任してきたという会計士は「接客態度がなっていない」と怒られる。
今まで尚也は、四人兄弟の末っ子でそんなふうに頭ごなしに怒られたことなんてなかったから、会計士・桐生の印象は最悪のものとなってしまった。
実は尚也は…

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マル暴の恋人 小説

神奈木智  水名瀬雅良 

鈍感世話焼き攻×わがまま健気受?

ヤクザ顔負けの人相で、職務違反寸前の捜査は日常茶飯事、そんな強面で鳴らす高千穂愛。
実は高千穂は元ヤンの刑事だった。
その高千穂の隣の部屋で生活をしているのが、腐れ縁の同級生で元優等生・宮原束紗。
高校の時はあんなに優等生だったのに、今の束紗の仕事は超ハードな濡れ場を書く人気ポルノ作家。
涼しげな美貌でとてもそんな仕事をしているようには見えない束紗だったが、高千穂にはやりたい放題。
たと…

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トップ・シークレットは蜜の香り 小説

ふゆの仁子  高座朗 

ボディガード×生意気な大学生

突然、大企業に社長であった父を事故で失ってしまった大学生の津谷萩朔也。
ところが、朔也は誰にも言えない出生の秘密を抱え、一人悶々としていた。
そんな彼の元に、生前の父親から朔也の警護を依頼されたという得体のしれないボディガードの蜂巣という男が現れた。
初めは、どうして今更、などと反発心が勝っていて素直に蜂巣の申し出を受け入れられない朔也だったが、片時も外れることなく自分を守る姿に、自然と興味…

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スノーホワイト ~花咲く頃に~ 小説

はなさくら  黒埜ねじ 

幼馴染に拒絶されて

大学生の雪弥は、シーズンになると雪山でアルバイトをしながら、休憩時間に滑るスノーボーダー。
そんな雪弥の目を釘付けにする滑りをする男がいた。
プロ並みにダイナミックな滑りを披露した彼は、実は雪弥が幼い頃に一緒に遊んだことのある翔だった。
かつて、親子で雪山に遊びに来ていた雪弥は、近くでロッジを経営する夫婦の子である由紀と、その従兄弟である翔と三人でよく遊んでいたのだった。
いつしかその習慣…

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恋より甘く愛より熱く 小説

真崎ひかる  笹生コーイチ 

ヘタレむっつり義兄攻め

高校生の樹は、2年前に酔った義兄の皓史に抱かれたことがある。
そのことがあってようやく自分の思いを自覚した樹であったが、翌日目が覚めると、皓史はそに夜のことを何も覚えていなかった。
失意のまま、何もなかったするしかなかった樹は、皓史が仕事の都合で一人暮らしを始めたことで、次第に皓史とも疎遠になっていく。
けれど、樹の中から皓史への思いが消えた訳でなく、こっそりと樹は皓史のことを思い続けていた…

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ライク・ファーザー・ライク・サン 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

余り年の差の感じられない年の差物

高校3年生の相崎志真は、隣の家に住む幼なじみ・昴の父親である灰島康征に恋をしている。
志真は出て行ってしまった康征の妻の代わりに、隣家の掃除をし、食事を作っていた。
そんな志真を康征はまるで娘のように扱い、自身は外で遊んでばかり。
志真もその事実を知りながらも、家に決して人を連れ込むことはなかったから、見て見ぬふりをしていた。
けれどある日、康征の部屋に掃除するために入ると、そこには見知ら…

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ミントと蜂蜜 小説

榊花月  三池ろむこ 

運命の人は……

ミントと蜂蜜(5/6)
主人公の柚葉の夢は本当にささやか。
運命の人と恋に落ちて、いつまでも幸せに暮らすこと……
けれど、そのささやかな夢がいつまでも叶わない。
柚葉はいつも、運命の人とめぐり会った時には頭の中に鐘が鳴り響くと信じていた。
見目のいい柚葉はいつも、鐘が鳴り響くたびに告白し、付き合い始めるのだが、次第にこの人が運命の人じゃないんじゃないかと思い始めて、別れてしまうということ…

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禁断の花園 小説

牧山とも  しおべり由生 

いじわる攻とおぼっちゃん意地っ張り受

不本意にも、家業である下着メーカーに就職した千歳。
女物の下着に男が触るなんて変態っぽいと、幼い頃にそれが原因でいじめられたことと合間ってあんまり好きじゃないけれど、他に仕事が見つけられないので仕方なく入社した千歳を迎えたのは、女性社員からの激しい嫉妬の眼差し。
それというものの、女子社員の人気を集める織田が千歳の教育係になったから。本来であれば、仕事が忙しく教育係になんてなるはずがない織田が…

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愛のカレー 小説

海野幸  上田規代 

年下しっかり者受!

 夕食のカレーを作る大学院生の啓太の家のチャイムが突然、鳴らされた。
 田舎育ちの啓太が何の警戒もなく扉を開けると、そこには見ず知らずの男の姿があった。
 男は、盛大なお腹の音を鳴らすと、啓太に「何か食べさせて欲しい」と頼んできた。
 啓太が仕方なく、作っていたカレーを差し出すと、十人前を食べてもまだ、お腹を鳴らしていた。
 よれよれのその姿からは想像もつかなかったけれど、啓太のカレーを貪…

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猫科の獣のエロティシズム 小説

神香うらら  三尾じゅん太 

親父入ってる⁇

 上倉諒は、自分のルックスのよさを自覚する生意気さかりの大学生。
 けれどその実、モデルや芸能界などの華やかな世界に興味はなく、稼ぎのない父親を助けながら、日々の生活を送る堅実な生活をしていた。
 バイト代がいいから、という理由で続けていたバーテンのバイト中に肉食系オーラをはなつ男が現れた。
 その男・宇和佐は、諒を是非、うちの事務所のモデルに、とスカウトしてきた。
 一度は、丁重にお断り…

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