Mさんのレビュー一覧

不埒なボディガード 小説

ななおあきら  南月ゆう 

天然ボディガード?

 とある人物から、ホストクラブ『Aquarium』のナンバーワン・桜庭の警護を依頼されたボディガードの旬。
 当初、桜庭は旬のことを鬱陶しく思いはするものの、まったくもって旬の話を聞いてくれなかったけれど、忠実に命令を守ろうとする旬の頑固さに折れ、旬は桜庭の家に居候させてもらうことになった。
 常に密着状態の生活の中で、他で欲求不満を解消することもできないから、と桜庭は旬にエッチなことを仕掛け…

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夜情にゆだねて 小説

秀香穂里  ヤマダサクラコ 

疲れて逃げてきて

 大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。
 遼路の実家は老舗の旅館で、あとをつぐものだと思われていた遼路の兄が男の教え子と失踪し、父が倒れたため、期間限定で手伝うために帰ってきたのだ。
 母親には休職したと嘘をついたけれど、実は東京でのゴタゴタに疲れた遼路は、職場に辞表を出した上での帰郷であった。
 さりとて、本当に旅館を継ぐ意思もなく、父が元気になれば、ま…

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いけにえの華族 小説

バーバラ片桐  門地かおり 

調教モノです。

 華族の令息であった真城光亨は、軍人である南三条久嗣に買われた。それも、性奴として。
 衣服を奪われ、まとうことを許されたのは緋襦袢のみ。体奥に淫具入れられたまま縛られ、男を悦ばす身体に調教される。
 そんな屈辱的な扱いに、光亨はひどくプライド傷つけられ、決して屈しまいとする。
 けれど、責め嬲られた後、久嗣から与えられる優しい口付けに、光亨の心は揺れる。
 光亨を責めながらも決して最後ま…

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琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

シンデレラ要素?

 過去23年間、地味でずっと冴えない人生を送ってきた圭司。
 そんな圭司を過去最悪の事態が襲った。
 勤めていた会社を突然、リストラされた上に、アパートが火事になってしまい、家まで失ってしまったのだった。
 頼れる実家もなく、友人もいない圭司は、行く宛てもなく途方に暮れてしまう。
 ついつい酒に逃げ、酔いつぶれた圭司が目覚めたのは、とあるバーであった。
 そのバーは、雰囲気もよく落ち着い…

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アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

大人の思春期恋愛

 グラフィックデザイナーの宮本は美人で俺様。
 見た目もよく、才能にも溢れた宮本は、向かうところ敵なしで、順風満帆の人生を送っていた。
 そんな宮本が、現在、とても気にしている相手がいる。
 それは、行きつけのカフェで感じる視線。
 しかもそれは宮本を見ている訳ではなく、宮本が今、一番かわいがっている後輩に向けられているのだった。
 その視線を放つ先は、このカフェのオーナーシェフ・関東。…

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恋じゃなくなる日 小説

妃川螢  緒田涼歌 

煮え切らない兄

 北川真誠は、妻に突然、家を出て行かれてしまい、一人で息子を育てることになった。
 そのため仕方なく、実家に戻ることになったのだが、今度は交通事故で両親を一度に亡くしてしまう。
 相次ぐ状況の変化に、真誠は困り果てるけれど、そこに現れたのがもう随分会っていなかった義弟の巴だった。
 巴は、このまま実家に住み、仕事に行かなければならない真誠の代わりに一人息子である創の面倒を見てくれるというが、…

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素直じゃないにもほどがある 小説

成宮ゆり  金ひかる 

いい年した大人が

 花屋の雅は、交通事故に巻き込まれたことで、偶然にも幼馴染みと再会する。
 幼馴染みの樋野は、過去二回、雅に告白し、最後には突然、「お前を好きでいるのをやめる」と宣言し、去って行った謎の男だった。
 たまたま、雅の車にぶつかった車を運転していた男が、樋野の上司だったことで、数日後、雅の店に樋野が謝りに現れる。
 そこで突然、樋野は花嫁のブーケ作りを雅に依頼してくる。
 何気無い顔をして、そ…

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仇なれども 小説

剛しいら  今市子 

切ない時代物

 とある小さな藩の家老の息子に生まれた鷺沼錦。
 彼は仇討ちと称して、とある男を追っていた。
 彼の名前は三橋一磨。
 一磨は、錦の藩校の先輩で、その美貌故に先輩や他藩の若者にも狙われていた錦のことを守ってくれていた存在だった。
 最初は、真剣での勝負が禁じられてる藩校にあって、自分の腕試しがしたくて錦の護衛をかってでた一磨だったが、錦が実際に襲われ、かげながら見守っていた一磨が姿を見せて…

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身代わりの恋の夜 小説

松幸かほ  高座朗 

ライトめ??

 尾原秀人は、アメリカに本社がある会社の社員。
 秀人は、今、その会社の日本支社の残務整理のために日本にやってきていた。
 秀人の仕事は、日本支社の業務と人を整理し、残しておきたい業務を任せられる企業と提携を結ぶこと。

 その業務提携の相手に選ばれたのが、柏木産業。
 ようやくアポを取り付け、話を聞いてもらいに出向いた時に会ったのが、柏木智紀。
 柏木産業の御曹司で、今は海外事業部に…

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心乱される 小説

英田サキ  高橋悠 

粘り勝ち。

サラリーマンの橋野一聡は、三十四歳にして、十八歳の子供がいた。
子供と言っても実の子ではなく、橋野がかつて誰よりも愛した男の子供であった。
彼が亡くなった時、橋野は彼の子供を自分の家族として育てることを決意したのだった。

彼と橋野の関係を知らない人たちは、その行為を美談だと言うけれど、実は息子である俊を引き取った時には人に言えないようないきさつがあり、橋野はその秘密をずっと一人で抱え続け…

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