Mさんのレビュー一覧

奪われる白衣の麗人 小説

桂生青依  桜川園子 

無理やりから始まって……

 義父に言われるがまま、小児科医の夏来が届け物をしに訪ねた先にいたのは、ヤクザの若頭・相模。
 そこで夏来は義父に、借金のカタに相模に売られたことを知り、そのまま相模に抱かれてしまう。
 そのまま、「一緒に住め」と命じてくる相模に、夏来はそれを拒絶し続けるも、脅迫まがいの行為で、結局は同居を強いられる。
 以来、「嫌だ」とは想いつつも、相模の淫蕩な愛撫に感じさせられてしまい、徐々に身体を変え…

0

ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

激しくない穏やかな最初は無理やりもの。

“楽だから”という理由で、ホテルのスイートルームで暮らし続けている皓介は、突然訪れた亡くなった父の恩人・坂崎に、景という名の美貌の少年を託される。
 景は、その美貌とは裏腹に、奇妙なほど、気配を殺して暮らそうとしている。
 皓介は年の離れた景と坂崎の関係をいぶかり、愛人関係にあったのだと思い込む。
 皓介はそんな厄介な居候を早々に追い出してしまおうと、景が居づらくなるようにほとんど声をかける…

0

一番美味しい恋のレシピ 小説

日生水貴  北沢きょう 

ほのぼの!

 高梨渉は、極度の偏食だった。
 それは、両親が離婚して以降、父親に引き取られた渉は手抜きばかりがうまい家政婦にジャンクフードや出来合いのお惣菜で育てられた。食事をする時にはマヨネーズが手放せず、ほとんどのものを「おいしい」と感じられずにいた。
 それを改善するために、連れて行かれた先は、渉が幼いころに「お兄ちゃん」と慕っていた現在は有名料理研究家・椎名涼司の家だった。
 突然、渉を置いて海…

1

真珠とカナリヤ 小説

雪代鞠絵  広乃香子 

シンデレラストーリー?

 千冬は、貧しい村で母親と二人きりで生活をしていた。
 母親の元へ男が訪れ、その間、千冬は寒くても部屋に入れず、幼い千冬は意味も分からないまま、母が何事かをしているのが終わるのをじっと待っていた。
 そんなある日、母親が殺され、家に火が放たれ、千冬は家も母も何もかもを失ってしまう。その時初めて、千冬は村の人の言葉から、母が何をしていたのか、また、千冬と母親がこんな生活を送るようになったのは元々…

2
非BL作品

龍は飢える 四龍島シリーズ 小説

真堂樹  浅見侑 

はっきりしない! 

 マクシミリアンの婚礼も終わり、表向きは平穏を取り戻した白龍市。
 だが、飛の心の中では未だに海に溺れて行った母かもしれない人の面影がよぎり、そういう事態に追い込んだマクシミリアンへの気持ちが行き場のないまま荒れ狂っていた。
 また、マクシミリアンの花路を無視するかのような強引な政策に花路からも不満の声が上がっていた。
 そんな折、青龍市の大酒庁から白龍に『青龍』の後見を頼みたいという書状が…

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蹂躙の褥 -買われた若旦那- 小説

藍生有  水樹氷 

BLでの王道パターンです。

 老舗料亭『いち屋』の跡取り息子である真純は、時代の流れには逆らえず、経営が厳しくなった料亭の再建計画への融資を頼むため、投資家に指定されたホテルへと向かっていた。
 本来であれば、社長を務める真純の父が行くはずだったが、脳出血を起こし倒れてしまったのだ。
 気弱な真純には気の重い仕事であったが、父がこういう状態では仕方がなく、また料亭の再建に目処をつけて父を安心させてあげたい思いから、何とし…

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S.S.SP 小説

結城一美  亜樹良のりかず 

おもしろく読めました!

 須賀隼鷹は元刑事。
 刑事時代は、持ち前の勘のよさで検挙率ナンバー1であったが、始末書の数もナンバー1。
 問題児扱いされてもおかしくないような状態ではあったけれども、性格のよさで課の先輩にも可愛がられていた。
 そんな須賀が、体力が有り余っているから、という理由で行かされたのは皆が嫌がる厳しいSPの研修。それを受けた中から素質有りと見なされた者だけがSPの第五係に配属されるという研修だっ…

2

官能小説家に服従中 小説

森本あき  かんべあきら 

途中で終わってます!

 若葉は、売れっ子の官能小説家である天堂近衛の担当編集者になって五年が経っていた。
 何でも確かめずには原稿を書けない近衛に言われるがまま、近衛にいいように扱われいた。
 今度、近衛が取り扱うテーマは肛虐小説と言われるジャンルの小説で、読んで字のごとく、女の人の肛門を責める小説である。
 今までそのジャンルの小説を書いたことのない近衛は、若葉の身体を使って「肛門で本当に感じることができるのか…

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淫らな愛のとりこ 小説

日向せいりょう  桂生青依 

タイトルよりもふんわり。

 景は外資系の家具専門店に勤める営業マン。
 ホテルの内装の仕事を終えた帰り、ホテルのラウンジで休みながら、不揃いなのにどこか統一の取れたイスとテーブルを眺めている時に偶然隣り合わせた美貌の紳士・オスカーに声をかけられる。
 ついうっかりそのイスとテーブルについて熱く語ってしまった景は、オスカーに唇を奪われてしまう。
 突然のことに驚く景だったが、なんと彼は景の会社を所有する世界的財閥の跡継…

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かりそめの花嫁 小説

松幸かほ  御園えりい 

優しくされて……?

 智里は高校卒業後に働き始めたものの、その会社が3年で潰れてしまい、その後は寮のある会社に勤めていたが、その会社からもクビを言い渡されてしまう。
 寮を追い出されてしまった智里は、ネットカフェやホテルに泊まりながら新しい仕事を探すけれど、住所不定となってしまった身に新しい仕事はなかなかない。
 そうして3ヶ月が経ち、お金もそろそろ底を尽きようかという頃、ひったくりに遭い、全財産と携帯その他すべ…

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