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崎谷はるひ 石原理
M
ネタバレ
久しぶりに乗った車がエンストしてしまい、立ち往生し、途方にくれていた童話作家・槇原宙彦。 そんな彼が悪戦苦闘しているところを助けてくれたのは、中古車のディーラーだという宇多田志朗。 エンストの上に、貧血を起こして倒れかけた宙彦を助けてくれた挙句、自宅へと送り届けてくれた上に、食事を作ってくれ、介抱してくれた志朗。 それ以来、何かと宙彦の面倒を見てくれる。 植木の手入れや、電球の取…
火崎勇 紺野けい子
一代で大手レストランチェーンを築いた辣腕の青年社長・海門。 欲しいものは必ず手に入れてきた海門だったが、今、どうしても手に入れることができないものが二つあった。 一つ目は、新規出店予定の店の土地。 今まで失敗したことなんてなかった海門が、その慢心から事前調査を怠ったばかりに、一部の土地を買うことができなかったのだ。 おまけに、その土地の持ち主が、学生時代からライバル視していた男で…
崎谷はるひ 高永ひなこ
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で働くこともなく、自然に囲まれ、静かに暮らしていた一之宮藍。けれど、その祖父が突然亡くなってしまう。 呆然とする藍に残されたのは、莫大な祖父の遺産とそれに伴う相続税。 家と土地だけでも膨大なのに、何気なく藍が使っていた食器類まで価値のあるものだと知らされ、また祖父の絵自体にもとんでもない値段がついていて、それら全ての相続税を藍が支払うことなんて不可能だ…
水上ルイ こうじま奈月
前作「グランシェフの恋愛事情」にちょこっと出てきていた鮎川さんのお話。 ずっと想っていたグランシェフの小田桐に失恋したシェフの鮎川雪彦さん。 小田桐の恋の相手は、入ってきたばかりの新米シェフで、職場でも随所で彼のことを小田桐が大切にしている場面が目に入ってくる。 クールだけれど本当は優しい鮎川は、小田桐の想い人のことも嫌いになれず、切ない胸の内を必死で隠しつつ、小田桐の下で働いて…
ひちわゆか 如月弘鷹
遠く異国の地にあっても、常に柾の味方であった柾の母・瑶子が、突然の事故に巻き込まれて急逝した。母の突然の死に打ちひしがれながらも、柾は貴之の前では泣けずにいた。 おまけに、元同級生の西崎の妹の移植手術のお金を捻出するために、西崎がバスケットボールの実業団に入るのに、柾が一枚噛んでいたことが西崎にばれ、移植自体が破談になりかかる。 そして、恋人・貴之とも進路のことですれ違ったままになってし…
可南さらさ 黒江ノリコ
親友だったはずの千葉が、突然冷たくなった。 今では名前さえも呼ばしてもらえずに、そっけなくされるだけの日々。 幸人はそれが辛かったが、今でも千葉のことを嫌いになれずにいる。 きっかけは、離れていこうとする千葉に思わず焦った幸人が「好きだ」と言ってしまったこと。どうしても千葉を引き止めたくて口走った幸人に、千葉は「なら、やらせろよ」と答え、冷たい視線のまま、乱暴に抱かれたけれど、キスは…
弓月あや 北沢きょう
銀髪と紅い瞳を持つ「しの」は、その美しさとものめずらしさから、村の人々から遠巻きにされて生活していた。 村の人たちから蔑まれ、一家は森の奥に、細々と生活していて食うに困るような日々だった。 けれど、その美しさからしのは、遊興三昧に耽る鷹司公爵家嫡男・一成のために男妾として買われることとなある。 外出を禁じられ暫く鷹司家の離れの庵で身体の手入れをするように命じられたしのは、会う人は日に…
鷹野和哉は、一年前の出来事が忘れられずにいた。 料理人の新人賞を取った大会で、完璧だと思える料理を仕上げたのに、思い切りけなされたのだった。 自信満々だった和哉は怒り、そのけなした相手――超有名レストランの天才グランシェフ・小田桐総一郎に自分を認めさせようと必死で努力してきた。 そして、ついに自分の実力を認めさせる機会が巡ってきた。 小田桐がグランシェフを務めるレストランで採用試…
森本あき タカツキノボル
福永英樹は、母から見合いをするように迫られていた。 「家を出て行くか、お見合いをするか」の二択を迫られた英樹は、金持ちの家に生まれた世間知らずで、アルバイトをしたこともなければ、何一つ家事はできない。 そんな英樹が、家を出て行けるはずもなく、渋々お見合いに同意した英樹の前に現れたのは、あろうことか男だった――。 「死が二人を別つまで。ずっと相手を愛し続ける。それが結婚……」 そんな風…
秋月こお 西炯子
富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターの悠季が、帰省先の実家から帰ってくると、住んでいたアパートが全焼。 気前よくお金を実家の両親たちにも渡してきてしまったから、持っているお金もなく、銀行に行くも振り込まれているはずの給料が振り込まれておらず、大ピンチを迎える。 あちこちに連絡をして、何とか宿を確保しようとするも、折りしもお盆休み。 連絡を取ろうとした人間はことごとく…