Mさんのレビュー一覧

甘い束縛 小説

妃川螢  実相寺紫子 

ちょっと痛め

 ようやく自分の気持ちを確かめ合って結ばれた蘭生と紘輝は甘い蜜月を送っていた。
 ところがそんな時に現れたのが、蘭生の英国時代の幼馴染みキース・マクアート。観光を理由にあちこちに蘭生を連れ出したりして、蘭生を独り占めするキースに苛立つ紘輝。
 突然会えなくなってしまった二人はすれ違いも多くなってしまって、偶然、見た史世の携帯に紘輝のナンバーを見てしまい、蘭生は不安に駆られる。そんな蘭生に対…

1

TOKYOジャンクシリーズ エタニティ 小説

ひちわゆか  如月弘鷹 

比較的平和

 新しく「エタニティ」と名前をつけて始まったTOKYOジャンクシリーズ。

 今回の話は、バイトを禁止されてしまった柾がこっそり始めた賭けバスケで中学時代の同級生、西崎と再会し。
 アメリカに渡ってバスケをしていたはずなのに、どうしてだろう? と柾が疑問に思うことから始まります。
 実は西崎は、病気の妹がいて、その病気の妹を助けるためには海外へ行って手術を受ける必要があるが、その費用…

0

鮫島くんと笹原くん コミック

腰乃 

もうちょっと線がキレイだったら……

 突然、鮫島君に告白された笹原君のお話。

 笹原君は、突然、バイト先のバックヤードで友達だと思っていた笹原君に告白されます。
 急な告白に思わず「きもっ」って言ってしまった笹原君ですが、告白されたのにもかかわらず、一人暮らしの鮫島君の家を訪ねていったりとか、やっていることがチグハグ。
 その無神経な行動に思わず、鮫島君はキレますが、それからも笹原君は代わらない調子で、鮫島君との距離…

6

好きと言えなくて 小説

小川いら  北畠あけ乃 

素直で真っ直ぐ。

 大学二年の春、佐久間智春はバスケ部の勧誘をしていると高校の級友・大友寿志に再会する。
 当時親しかった二人は、智春が大友が「ゲイ」であることを不用意にクラスメイトにバラしてしまったことから、気まずい別れ方をしていた。
 そのまま転校して行った大友との友人関係を、バスケを通して修復したいと懸命にアプローチする智春に、最初は冷たかった大友も次第に打ち解けていく。だが、二人で過ごす次巻に心地よさを…

4

その腕に縛られて 小説

黒崎あつし  樹要 

望の反逆!

 美形で気が強い望の恋人は、大企業の御曹司で、パーフェクトなカリスマ・竜大。
 NYに同棲中の仲とはいえ、望のために将来継ぐはずだった会社の権利も捨て、望と過ごす時間を確保するために仕事の量も最小限に絞ってしまう竜大のあまりに過剰な愛情に、望はこのままでいいのか、という疑問を抱き、竜大に内緒でこっそりひとり日本へ帰る。
 その足で、弟である恵の元に姿を見せると、それっきりふっつり消息を絶ってし…

0

その腕で惑わせて 小説

黒崎あつし  樹要 

恵の方が大人……?

 大学に入ったばかりの恵の恋人は、人気恋愛小説家・佐原隼人。
 同居生活は甘く幸せだが、執筆に夢中になると佐原が上の空になってしまう癖は健在。
 現在は、長編歴史小説を執筆中で、放っておかれてばっかりの恵は少しばかり寂しい想いをしていた。
 けれど、そんな佐原を理解している恵は、執筆中の佐原を大人しく待ち、佐原のタイミングで話しかけるようにしていた。
 そんな時、佐原への誕生日プレゼントを…

1

甘い口づけ 小説

妃川螢  実相寺紫子 

突然の……?

 前会長で幼馴染みでもある史世の頼みで、生徒会長に立候補し、当選してしまった篁蘭生。
 実は蘭生は、影のアイドル、とも言われ、学園内でも人気があるのだが蘭生自身にその自覚はまったくない。
 蘭生は、その人気と自身の能力で順調に生徒会長としての仕事をこなしていた。
 けれど、そんな蘭生にいつもつっかかってくる人物がいた。
 それは運動部長の安曇野紘輝だった。
 蘭生以外には唯一の二年生の役…

2

うそつきと恋と銃弾 小説

姫野百合  青樹緫 

もうちょっと甘いほうが……

 御堂グループの若き総帥・御堂海里は、幼いころから御堂グループのトップに立つためだけに、育てられてきた。
 そして、御堂グループのトップに立った今、海里は会社を大きくするためだけに、まるで人形のように正確に自分の役割をこなしてきた。
 そんな時、某国のリゾート開発をめぐり、海里は命を狙われることになる。
 そのため、ボディガードとして雇った黒崎は、海里の行動をいちいち規制してくる。
 今ま…

0

媚笑の閨に侍る夜 小説

鈴木あみ  樹要 

ベタかな?

 売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。
 そこでお職を張る玉芙蓉は、女王のように驕慢な美貌を放っていた。
 ところが、そんな玉芙蓉はなぜかろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々だった。
 どれだけ稼いでも、間夫と呼ばれる自身の恋人を身上がりさせ、返ってこない金を貸し、全てを男につぎ込んでしまう。
 そろそろ年季が明けるというのに、ちっとも借金が減って…

0

シャルル&ハルキシリーズ ブルー・ドラゴン 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

一つの山場

 サヴァナ公国――それは、地中海の華とも呼ばれた美しい国。
 そして、公にはなっていないが、実はシャルルの秘められた故郷。
 そのサヴァナで、前公王の隠し子を名乗る少年が現れたとの情報がシャルルの元に入った。
 内情を探るべく当地に飛んだシャルルとハルキだったが、自分の故郷とそして、シャルルの実の妹であり、シャルルが誰よりも大切に思っている存在であるマリィが関わってるとあって、シャルルの調子…

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