Mさんのレビュー一覧

大型犬は恋をねだる 小説

朝香りく  六芦かえで 

大型犬攻め!

 交通事故により、手を負傷し、やむを得ず美容師を辞めることになった愁也は、ほとんどの知り合いと連絡を絶ち、やさぐれていたところを、ゲイ専門のホストクラブのオーナーに拾われ、そこで働くようになる。
 それどころか、気が向けば客に体も許すような自堕落な日々を送っていた。

 そんなある日、泥酔し、変えるのも面倒になったところに声をかけてきた好みの男を、よく考えもせず、半ば強引にベッドに誘う。

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夏目総一郎の恋愛 小説

天野かづき  水名瀬雅良 

天然攻め……?

 彼方は、旅行先で出会った「総一郎さん」と行きずりの関係を結んでしまう。
 それというのも、彼は私立高校に就職が決まっている新米の教師で、教師がゲイではまずかろう、と判断し、「もう恋はしない」ということを自分に言い聞かせ、最後のつもりで一夜限りの関係を持ったのだ。
 総一郎は自分の好みの顔をしていて、優雅な気品を持ち合わせていて、彼方はこっそり理由を付けて逃げ出してしまったことを申し訳なく思っ…

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白夜の愛鎖 小説

加納邑  サマミヤアカザ 

ちょっと無理でした。

 突然、他国に襲われ、父母を殺され、逃げるところを南の国の王・アルディーンに捕まえられてしまう。
 アルディーンは、捕まえたキリを、生き残った国の人々を殺さないこと、を条件に捕虜とし、無理やり抱いた。
 アルディーンは、その瞳を持つ乙女を妻にしたものは世界の覇者になれるという『白夜の瞳』を持つキリを手中に収めたかったのだ、と言い、キリはそんなアルディーンの扱いと、父母を殺されたことから、アルデ…

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ロイヤルマリアージュは永遠に 小説

水上ルイ  明神翼 

甘めのお話!

 欧州の小国で修行中の見習いソムリエの准也。
 准也は元々、日本で生活をしていたが、ソムリエをしていた祖父に憧れ、ソムリエの道を志す。
 けれど、祖父の下で修行中に、祖父と祖父の勤めるレストランの経営者が相次いで倒れ、そのツテをたどって、ソムリエ修行のために欧州の小国までやってきたのだった。
 ところが、その修行に赴いた先は、先代の時代とソムリエだけでなく、シェフや経営者すべてが入れ替わって…

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過剰恋愛のススメ 小説

緋夏れんか  沖麻実也 

本当に余裕があるのは……?

 この話は、偽装恋愛のススメに出てきた州世のマネージャーの麻貴と州世のチームメイトの高嶋千歳の話。

 麻貴は、自分の父親と同じくらいの、家族のいる男性ばかりと寝ていて。
 それが自分の過去から来るものだということはわかっている。
 わかっている上で、自分に対して、情熱的にまっすぐな愛情を向けてくる千歳と「マネージャー業の一環」として、寝ている。
 麻貴は、誰からも愛される太陽のような千…

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卒業式~答辞~ 小説

水壬楓子  高久尚子 

さわやかな高校生の話!

 竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、同級生の箕方を副会長に指名した。
 志野と箕方は、優等生であると志野と決して周囲に迎合しようとしない箕方で、周囲には犬猿……とまではいかないものの、決して仲がよいとは思われていなかった。
 それもこれも、箕方のやることに、いちいち突っかからずにいられなかった志野自身のせい。
 どうして自分がそんなに箕方につっかかるのか、自分の本当の気持ちに気がつい…

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愛欲契約 小説

あさひ木葉  高座朗 

鬼畜度低め。ラブラブ度高め。

 譲加はそれなりにキャリアを積んだモデルだった。
 ところが、男性モデルの旬は短く、レギュラーだった仕事が減り始め、少し焦りを感じるようになってきた。
 そんな中、その焦りにつけこまれるようにして、資産家で趣味で映画を作っているような映画監督の誘いに乗って連れてこられた先は、秘密クラブ。
 見えないカーテンの向こう側では、淫らな遊びが展開されていて、知らぬ間に薬を盛られていた譲加は、その中に…

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ロイヤルロマンスは突然に 小説

水上ルイ  明神翼 

シンデレラストーリー

 新米カメラマンの須藤駆は、自分を育ててくれた、カメラマンでもあった亡き師匠の取材旅行計画していた地を回る旅に出、南欧の小国を訪れていた。
 そこは、王族が収めるF1開催の地であり、小国ながらもかなりの財力を持った土地であった。
 そんな美しいときに魅せられて、駆は写真を撮るために、港へと近づき、もっといい景色を撮るために、船の上から写真を撮ろうと、停泊中の豪奢なクルーザーへと侵入してしまう。…

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くされ縁の法則(1) トライアングル・ラブ・バトル 小説

吉原理恵子  神葉理世 

ちょっと予想外。

 超絶美形な容姿だけれども傲岸不遜の乱暴物・蓮城翼。
 天然ボケな好青年&バスケ部エース・市村龍平。
 その二人に懐かれているのが、杉本哲史。
 哲史は、彼らの幼馴染みではあったけれども、誰がどう見ても『地味なパンピー』。

 並み居る翼と龍平のファンにも目もくれない二人は、哲史にご執心。
 そのせいで、本人の気持ちを無視して勝手に結成された“蓮城翼親衛隊”に絡まれたりもするけれど、哲…

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極道の手なずけ方 小説

愁堂れな  和鐵屋匠 

最後で「あれ?」

 樹朗は、全国に名を轟かす鬼柳会組長の息子だった。
 けれど、それは最近発覚した事実で、それまでは母一人、子一人の母子家庭で、細々と生活していた。
 ところが、その母親が亡くなり、母が樹朗の父と連絡を取り、樹朗は組長に引き取られることになったのだ。
 けれど、「ヤクザの息子」と陰口を叩かれ、今まで「ヤクザ」にいいイメージを抱いてなかった樹朗は大反発。
 一緒に暮らすことを拒み、月に百万もの…

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