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きたざわ尋子 陸裕千景子
M
ネタバレ
“楽だから”という理由で、ホテルのスイートルームで暮らし続けている皓介は、突然訪れた亡くなった父の恩人・坂崎に、景という名の美貌の少年を託される。 景は、その美貌とは裏腹に、奇妙なほど、気配を殺して暮らそうとしている。 皓介は年の離れた景と坂崎の関係をいぶかり、愛人関係にあったのだと思い込む。 皓介はそんな厄介な居候を早々に追い出してしまおうと、景が居づらくなるようにほとんど声をかける…
藤村裕香 七海椋
シリーズ3作目。 話としては3つ。 1つ目は、冷気を操る天才鬼退治屋である寿零一郎と、炎を操る従妹の緋色と肉体を共有するようになった理由のお話。 2つ目は、零一郎が止めたにも関わらず、愛瀬が研究学習という名目に、鬼が封印されているという山に行って、トラブルに巻き込まれる話。 そして最後が、桃太郎おじさんの経営するケーキ屋さんがクリスマスでてんやわんやになっているところに愛瀬が…
鳩村衣杏 タカツキノボル
映画配給会社のやり手宣伝マンの釆女舜太郎は、可愛い男が大好きな遊び人。 好みのタイプと見れば口説くし、そのため流した浮名も数知れず。 そんな舜太郎の今回の仕事は、映画のプロモーションで来日した美貌の俳優・エリーの接待。 実は舜太郎、かつて、まだ駆け出しだった頃のエリーに恋心を抱いた事もあったけれど、結果は見事振られ、その後は、お互いに別の恋人ができたこともあって健全な友人関係が続いて…
榊花月 みずかねりょう
主人公の萩原泰臣は、父親が不倫でできた子どもだった。 萩原の父親と母親は愛し合っていたが、大企業の後継者だった父親は結局無理やり見合いをさせられ別の女と結婚するが、萩原の父親と母親の関係は続くも、父親の結婚相手が母親の元を訪れた翌日、母親は交通事故に遭って亡くなってしまう。 そしてしばらく父親の元で育てられることになるが、その間、父親の結婚相手にひどくいじめられて萩原は大きくなる。 …
日生水貴 北沢きょう
高梨渉は、極度の偏食だった。 それは、両親が離婚して以降、父親に引き取られた渉は手抜きばかりがうまい家政婦にジャンクフードや出来合いのお惣菜で育てられた。食事をする時にはマヨネーズが手放せず、ほとんどのものを「おいしい」と感じられずにいた。 それを改善するために、連れて行かれた先は、渉が幼いころに「お兄ちゃん」と慕っていた現在は有名料理研究家・椎名涼司の家だった。 突然、渉を置いて海…
雪代鞠絵 広乃香子
千冬は、貧しい村で母親と二人きりで生活をしていた。 母親の元へ男が訪れ、その間、千冬は寒くても部屋に入れず、幼い千冬は意味も分からないまま、母が何事かをしているのが終わるのをじっと待っていた。 そんなある日、母親が殺され、家に火が放たれ、千冬は家も母も何もかもを失ってしまう。その時初めて、千冬は村の人の言葉から、母が何をしていたのか、また、千冬と母親がこんな生活を送るようになったのは元々…
真堂樹 浅見侑
さてさて、何とか朱龍から同意を取り付けたマクシミリアンの今度の狙いは、黒龍です。 『青龍』からの承諾を得るため、今度は黒龍へと使いを送る。 黒龍に使いとして送り出したのは、執事の万里。 ところが、万里は、黒龍へ向かう途中で、何者かに襲われ、拉致されてしまう。 飛は、万里を救出するようマクシミリアンに掛け合うが、マクシミリアンは「二市の間のことを荒立てたくない」とそっけない態度。…
鳥谷しず 大槻ミゥ
主人公は、京都府警のエリート警部・篠宮密。 そんな彼が、妹にせがまれて行ったレストランで、別れの修羅場を見た。 なんとも最低なプロポーズをした美男子が、プロポーズをした相手にふられているところを目撃してしまう。 それから数ヵ月後。 密が生活する独身寮に、新たな住人が越してくることになった。 副寮長としての責任からその新たな住人を待ち受けていると、運び込まれたのは大量の荷物…
森本あき わかな
主人公は平凡で地味なサラリーマン。 勉強はできたけれど、社会に出てからというものまったく役立たず。 覚えることは得意だけれど、応用は苦手……そんな典型的な優等生タイプだった中林鳩羽は、会社の部長命令でお見合いをすることになる。 どうせ、家にいてもやることがないから、と言って軽い気持ちで引き受けたお見合いが実は、鳩羽に目をつけた金持ちによって巧みに仕組まれた罠だった。 お見合い会場…
マクシミリアンの婚礼も終わり、表向きは平穏を取り戻した白龍市。 だが、飛の心の中では未だに海に溺れて行った母かもしれない人の面影がよぎり、そういう事態に追い込んだマクシミリアンへの気持ちが行き場のないまま荒れ狂っていた。 また、マクシミリアンの花路を無視するかのような強引な政策に花路からも不満の声が上がっていた。 そんな折、青龍市の大酒庁から白龍に『青龍』の後見を頼みたいという書状が…