むつこさんのレビュー一覧

それはなにかとたずねたら 小説

榊花月  北畠あけ乃 

この攻め、好きだーー

そして、受けも好きだーー。
しっかりしたストーリーで、しかもかなり分厚くて、読み応えのある作品でした。でも、お話が面白かったので、長さはあんまり感じなかったです。

お金を介在させた愛人関係からはじまる恋です。
この始まりって、なんか好きなんですよね。
お互いに好きあってるのに、「お金」を介在させることで、相手の「本気」が分からなくなっちゃうっていうシチュエーション。セックスの時の切なさ…

3

ジャーナリストは眠れない 小説

榊花月  ヤマダサクラコ 

ラブは少なめ

後半になるまでまったくラブなお話がないです。
ゴシップ誌に左遷された報道記者が、お仕事を頑張るお話がメインです。
私は、ひたすら恋のことばかり考えてる登場人物より、こうやってきちんとお仕事をしてる人が登場人物であるほうが好きなので、楽しく読むことができました。
頑張って仕事してるなかにちょこちょこと挟みこまれる恋愛はもどかしいんだけど、そのもどかしさってチラリズムのもどかしさと同じで、まる見えより…

2

サンダイヤル―日時計 小説

杉原理生  宮本佳野 

うわー、めっちゃ良かった(´Д`)

杉原節が冴えわたってました。素晴らしかったです。
いままで読んだ杉原さんの本のなかでは、『37゜C』の次に好きでした。

しかしなんという文体の美しさ。うっとり酔っ払いそうでした。
杉原さんの文章は、ずーっと読んでいたい感覚になってしまう。ほんとに好きです。
もうさー、杉原さんの文章ならどんなストーリーだっていいって気分なんだけどw、ストーリーじたいも本当に良かった。
少年の傷ついた心が流麗な文章…

2

はな咲く家路 小説

一穂ミチ  松本ミーコハウス 

しみじみと、ステキなお話

優しい読後感の、とてもいいお話でした。
パンチ力はないんだけど、心の奥の弱い部分をナデナデしてもらってる気分になるというか。
一穂ミチさんのいいところは、文体が素晴らしいということ。杉原理央さんと共通する部分なんですが、読んでて気持ちがいいんですよ。
文章が巧い人はいくらでもいるけど、「気持ちいい」っていうのは本当に感覚的な部分だから、これが合う人(私だ!!)にとったら得がたい宝石のような文章で―…

3

スサの神謡 小説

秋月こお  稲荷家房之介 

古事記好きな方にオススメ

なかなか面白かったです。秋月こおさんの手広さはすごいなァ。いろんなことに興味のある方なんだろうなと思いました。
舞台となる時代は、古墳時代の前期ぐらいで、アマテラスだのスサノオだの、日本の古き神々がたくさん出演されております。我らが日本の太陽神・アマテラスの扱いがヒドイw ヒドイけど、古事記でのアマテラスもたいがいアホアホなので、納得の人物造型、もとい神物造型ではありました。

主役となるのは某国…

1

ミスリーディング 小説

義月粧子  雪舟薫 

アホバカ攻め見参

義月小説には珍しくない、アホバカ攻め見参って感じでしたw
よくぞまあ、BLで、こんなサイテーな攻めを登場人物にしたもんだなと思います。ホント、物語の途中で起きた出来事のアレコレを思い出すと、まじで死ねって感じw
ぶっちゃけこういう攻めこそ「俺様」であり「鬼畜」であって、王道BLに登場する「受けのことが好きすぎて拉致監禁レイプしちゃう攻め」なんて、たいして俺様でも鬼畜でもないんだよなァと思ってしまう…

2

Barパラダイスへようこそ 小説

秋月こお  徳田みどり 

ゲイ夫婦って萌えますね

同棲しながらバーで働くゲイカップルのお話。
トラブルを乗り越えてより強固になる絆にホロリ。
最後はちょっとご都合主義かなと思いましたが(とくに受けの義父の扱いが)、面白い作品でした。
多重人格症についての説明は、精神医学ド素人な私から見てもちょっとヘンな部分があったので、いっそ無かったほうが良かったのになと思いました。病名をつけたり解説をしたりしないほうが、「それらしく」なったような気がします。

0

ロマンスの旋律 小説

佐々木禎子  山田ユギ 

ヤバい、アダルティでめっちゃオモロイ

乾いてるのに湿ってる、不思議なドロドロ感のあるストーリーでした。
主軸となる男三人のそのときそのときの感情と、お互いに持つバラバラな誤解、すれ違い、そして、感情が変化していくさまを、佐々木禎子さんはきっちり計算して描いていました。
ゾクゾクしました。
上手い◎
アダルトな作品でした。

愛人なのか恋人なのかセフレなのかよくわからないまま長く続いてた関係だった受けとその友人。諦めによって表面はすっか…

1

HS龍宮リターンズ 3 オールorナッシング! 小説

秋月こお  東谷珪 

シリーズ完結編

面白かったー。
三部作の完結編です。
一作目は受け視点、二作目は攻め視点。で、この三作目はまた受け視点からの物語になりました。
あとがきで秋月さんが「本当は30過ぎのおじさん達の青春カムバック作戦として練っていた」「コバルト文庫で書かせていただくにあたり平均年齢を下げ…」と書かれてました。
これ読んで、できたらソッチを読みたかったなァと思いました。
一巻のときから思ってたんですが、テーマとしては、…

0

ラブプリズム CD

めっちゃ面白いよこれ!なのに…

原作未読です。
めっちゃ面白かったのですが、原作は未完のままで作者さんが亡くなられたらしいので、続きが聴ける可能性はないようなのが、本当に残念。
この先の展開、なんとなく読めるには読めるんですが、いいところで終わってるから、続きが聴きたかったな。

実の兄(成田さん)と背徳関係にある弟(鳥海さん)。
痛くて恥ずかしいプレイ満載でした。鳥海さんがフリートークで「あんなの作者が男だったら書け…

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