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木原音瀬 志水ゆき
むつこ
重苦しかったり痛かったり美的感覚的にあり得ない受けを登場させる木原作品とは違って、王道に近いお話でした。 木原さん自身がストーリー展開で迷走したと書かれてるように、ストーリーは微妙に無理を感じました。 でも、面白い。 ユーモアあふれる文章にクックックッと含み笑いしながら、グイグイ読ませてもらいました。 脱がない男の脱がない秘密とは。
日の出ハイム
初めての日の出ハイム作品です。 絵がきれい。大好きな絵だ。とくに笑顔が好きで、ストーリーを追いかけるのを放置して、しばらく見惚れてしまいました。 美しい詩を読んでるような短編集でした。 誰もが心の奥に持ってる、青臭くて綺麗で純粋な部分をコチョコチョくすぐられてるような感じ。結構エロいのに、この読後感は不思議な感じ。
英田サキ タカツキノボル
二年前、最悪な別れかたをした(と言ってもその時は付き合ってない)ふたりが出会い、反発しあいながらも惹かれていく…というザ・王道って感じのお話です。 受け視点と攻め視点が入れ替わりながら進み、もどかしいすれ違いが伝わってきました。 英田サキにハズレなしです。
木原音瀬 藤田貴美
壮絶です。 とにかくグロい。 ハリウッド映画なんかではよくある設定ですが、「なんらかの災害により世界が死に絶え、生き残った人でサバイバル生活がはじまる」みたいの。 木原節で書くとこうなるのか…さすがやな…と、半分引きながら読みました。 王道BLばかり読んで食傷気味だったときにこの作品を読んだもんで、衝撃も大きかった。 単純なBLではないです。木原さんは、生きることの醜さを、真正面からがっぷりと書か…
山田ユギ
山田ユギ作品を読むときの私って、ニヤニヤしてると思う。 痛くて切ない話が好きなのに、ユギワールドのポカポカにはニヤニヤさせられっぱなしです。 この作品もニヤニヤ。 塩見も池内も、どっちも可愛い。人間性にめちゃくちゃ惹かれる。みんなちゃんと作中で生きてる感じがする。 女子キャラの戸川さんも男前で素敵。
高永ひなこ
可愛いじゃなくかわゆいと言いたくなる、そんな作品でした。 受けも攻めもピュアで本当にかわゆい。 無表情な遠野の内心の感情もかわゆい。 一生懸命自分の気持ちを伝えようとする姿もかわゆい。 絵も好き。とくに高永さんの描くキスシーンは、綺麗で好きだ。
山田ユギさんの漫画を知ったことも、BLにハマったことで得た収穫だったなと思います。 山田ユギ漫画で最初に読んだのがこれです。 のどかな田園地帯で兄弟のように育った二人。 互いへの恋愛感情が優しくて、登場人物みんなが暖かくて、心がポカポカしました。
うえだ真由 あさとえいり
繊細な心理描写と、記憶喪失モノとしてはベタベタな展開が印象的な話でした。 昔よく読んだ少女漫画みたいだった。砂糖菓子みたいなフンワリフワフワのストーリー。 中立と萌えの中間ぐらいですが、最初のセックスがかなりツボだったので、萌えにしました。 なにせ相手は記憶喪失中。二人はもとから恋人で、何度もセックスしてると誤解してる男なのだ。 なのにこっちはアナル処女。「慣れてるふりをしなきゃいけない」と必死で…
水城せとな
まるでロミオとジュリエット。 なんて言えばいいんだろう、水城せとなさんの作品は、心臓を抉られるような結末が多いです。この作品もその一つです。 言葉は少ないのに、心理が変化していく様子がひしひしと伝わってきて、でも、悲劇へと向かっていくしかないのが分かって。感情移入させるだけさせといて…。 絵が古くて最初顔の見分けしにくいのが欠点ですね。