WELL

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WELL
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神22
  • 萌×22
  • 萌9
  • 中立19
  • しゅみじゃない14

--

レビュー数
31
得点
164
評価数
66
平均
3 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
蒼竜社
レーベル
Holly Novels
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784883863143

あらすじ

ある日突然すべての建物が崩れ、多くの人間が死に、地上は真っ白な砂漠に変わった。そして生き残った少数の人間たちには、過酷な現実が待っていた...。地下にいたせいで助かった亮介と幼馴染みのしのぶは、食料もなく、飢餓状態に陥りながら死を待つように生きていた。「亮ちゃんが一緒ならいい」と言うしのぶに、死にたくない亮介は苛立つが...。

表題作WELL

しのぶ,家政婦の息子で従順・一途・冷酷が同居した家来くん,高校二年生
亮介,政治家の息子で甘ったれのワガママ坊ちゃま,高校二年生

その他の収録作品

  • HOPE

評価・レビューする

レビュー投稿数31

抜け出せない

この作品を読み終わって数日経ちます。余韻が抜けません。
レビューというよりは、感想です。
とても好きです。ただ、腐女子の目線で好きというよりは、腐女子の目線ではないところでひっかかった好きが大きいです。
「BL」というジャンルにカテゴライズされるこの作品ですが、退廃した世界に取り残された彼らの行く末、あるいは過去の選択、世界観などに対してBLに対してではない目線で、読了後に悶々と考えさせられる作品ではないでしょうか。
いくら考えたところで、つくづくどうにもなりようのない世界なのに、それでも何度もこの作品を振り返ってしまう、そんな深みにハマった私です。
「ボーイズラブ」を求めて読むにはしんどすぎる作品ですが、心と時間に余裕があり、かつグロや胸糞表現にある程度の耐性がある方はあまり身構えず一度読んでみて欲しいです。
責任は、とりませんが(*^^*)。
……あえてBL萌え目線でのおすすめを語るなら、胸糞の悪くなるような凌辱ものが好きな方にも、刺さるシーンがあったかもしれません。私は刺さりました。

2

選ぶということは…

いつまで生きられるか分からない、助けが来るのかもわからない極限状態の中、家来同然だったしのぶに力関係で逆転され、慰み者にされる亮介。そこに心がない男同士でも、亮介は生きるために受け入れて、体は一週間で慣れていくのが、読んでいて悲しくて。
当の亮介はあっさりしたもの。生き残ることを選んで、体をつなげることについては心を捨てたんだなあ、と。

亮介としのぶを助けた青年グループのリーダー・田村は、人格者ゆえに、命を選ぶことに苦しんでしまう。
悪魔のような男たちに凌辱され、心を守るため命を放棄しようとするが、生きていてほしいという仲間の思いに縛られ、最後はしのぶに心を絡め捕られるように命を選ばされることに…。田村の心はきっと死んでしまうのでは。

命か心か、どちらか一つしか選べないのは、辛い。
ただ生きていくことは、それだけしかなくなってしまったら、こんなにも辛いのか。
助けは来るのだろうか…。
助けが来たとしても、男しか生き残っていないみたいだから、遅かれ早かれ皆大地の肥やしになってしまうのでしょうね。それがやがて地球上の生命のやり直しにつながるのだとしたら。それが続編のタイトル「HOPE」なのかも…、とは考えすぎでしょうか。

1

落ち込んでる時には要注意

初めて読んだBL小説がこれ。未だに一番好きです
受けが割と嫌なやつでモヤっとします。攻めとの組み合わせと化学反応でイイかも? 絶望とか鬼畜にピンときた人はハマるかもしれません。とりあえず攻めが健気?で一途なのがいい。

2

好みはわかれるかな、と(ネタバレ注意)

BLで初めて鳥肌が立つという感覚を味わいました。
「胸糞悪いBLを読みたい」ということでおすすめされて読んだのですが、まさに求めた通りの作品でした。
以下ネタバレ全開でレビュー行きます。

家政婦の息子で、幼馴染みを奴隷扱いする主人公の亮介(受)。奴隷の立場に甘んじ、主人公に深く依存するしのぶ(攻)。
いつ助けが来るのかわからない、食料も尽きかけた世界で段々醜い本性を表していく登場人物たち。
その中で、高潔さを失いきれない田村さんの存在が一際映えますね。
個人的には後半の田村さん凌辱が最高でした。
特に、切り落とされて干からびた×××を突っ込まれるのはもうぐうの音も出ません。作者さんの発想に感服です。
まさに愛も人権もない、徹底した人格軽視って感じで、1人のキャラクターの精神が崩壊する様を見たい!って人にはうってつけだと思います。

好みはわかれるとは思いますが胸糞が読みたい!!!という人には文句無しにおすすめできる本だと思います。

6

太陽が出ている時に読んでください!(個人的な意見)

予備知識を入れずに読みましたが寝る前に読み始め、日がある時に読めばよかったと後悔しました。
ホラーではないのですが、読み始めから不気味なお話の雰囲気に「1人でトイレに行けない・・・」と思いながら最後まで読みました(笑)

個人的に萌え要素はなくBLという括りに入るのかも・・・ニアBLのような感じもしなくはないです。
「どんなに酷い人でもその酷い人を一途に想う誰か」が出てくるのが木原さん節なのかと。
このお話の中だとしのぶなのですが、最終的にしのぶが満足すればそれはBLのLの部分が満たされているのかな。

まさか人間を食すという表現がBLにあるとは思いも寄らず。
大学生の田村の今までの日常では正しいことも異常な世界において何が正しくて罰せられることなのか、罰するなら誰が罰するのか。という自問自答シーンは印象的です。
この白い世界から誰か救ってくれる人は現れるんでしょうか。

お気軽に読めないような内容と雰囲気ですが、刺激がほしいという方にはオススメでしょうか?
刺激といってもBLな意味ではありませんが・・・。

1

無理

※辛口注意※

何と言いますかね、最早地雷とかそういう問題じゃない。
絶対に読み返せないです、これはちょっと私は無理です。
BL小説としてのできあがりとしては、正直なところ中身無視した桃色だらけの小説の方が出来が良いと思います。
そのくらい、とりあえずBLではないと思いました。
じゃあ、かといってホラーだとかサスペンスカテゴリーかというと、それも何だか違う収まりの悪い話です。

人間が極限状態に追い込まれたときに、どこまで『善』とされる部分を心に持っていられるか。
死ぬかもしれない状況で本来は『悪』であることを正当化できるか。
信仰を持つ人間ならなおさらそうでしょうが、もうとにかくお話が

重い、痛い、苦しいの3連コンボです。

表題作はともかくとして、続編の『HOPE』に至っては、途中でえづきました。
そして終わりも唐突すぎて、なぜそこで切るよっっっ!?
という勢いで中途半端でした。
読後感は過去最悪……もやもやどころか何が伝えたかったのかすら私にはよく分かりませんでした。
木原さんは大好きですが、これはどこをとっても楽しくはなかったし、深くもなかったし、愛もなかったように思われます。

もの凄く人を選びます。

1

BLのLが足りないけれど一般として考えるには緩い

雑誌掲載だったという今作。
すごいな、ホーリーノベルズという感想です。
これは『萌』だとかそういう評価はまったく合わないものでして、こういう場合は何をつけるのが良いのか今までで一番わからない作品でした。

挿絵は藤田貴美さん。素敵です。
ゴチャゴチャと描き込まれないシンプルは画面が、この作品の世界観に恐ろしいほどマッチしています。
藤田さん以外では合わなかったと読後感じました。

**********************
本編の受けの亮介は、代々続く代議士家系の長男。
外面が良く自己評価の高い、高校二年生。

攻めは亮介の幼馴染みで下僕のしのぶ。
体格は良いが容量も頭も悪く、母親は亮介宅の家政婦。
**********************

突然訪れた非日常。
世界が一瞬にして消え失せ、地下にいた運の良い者だけが生き残りました。
それが幸運だったかはわかりませんが。
想像するに核とか?そういうものなのかもしれませんが、なぜかそこは女性が生き残れない世界となっております。
運命の日に生き残れても翌日には皆、死んでいきました。

今回、受け攻めと書くことにかなり違和感です。
本編の方はその行為は自分の命を守るためのもので愛ではありませんし、後半の『HOPE』の方はそれ以上に暴力以外の何物でもないので。
そして主人公がいわゆる嫌な奴という木原作品は避けておりましたので、すでに2ページ目からその香りがプンプン匂っている本作、読み終えられるかな?と心配になりました。
だって、本当にガキのヒステリーです。
ガキなんて書きたくないのですが、他に当てはまる言葉が見つかりませんでした。
少しも好きになれる要素がなく、後ろから蹴飛ばしたくなる少年です。
特に序盤で『家柄』という鎧を無くしたら何も価値のない人間だと自覚するまでは、ひどく苦痛でした。
これが木原さんの狙いならば、大成功というところでしょう(苦笑
ただしこれは、後半になって視点主が亮介でなくなるとかなり印象変わります。

後半の『HOPE』は、大学生で地下街のチームリーダーである田村へ視点主が変更。
どこが希望なのだ?と尋ねたくなるような内容ですけどね(苦笑
この作品の良心は間違いなく田村なのですが、正論が必ずしも正しいわけではないというのを如実に表したお話となっております。

自分の一番大切な物のために、何でも出来る人間が勝つ(生き残るということではなく)世界。
しのぶには亮介、亮介には自分自身、田村には仲間と、それぞれまったく異なった優先順位を持っているわけですが、普通の世の中では負け組と言われるだろうしのぶのような人間が、この世界では最も強いのではないかと思いますね。
自分自身よりも生きて欲しいという対象がいることでギリギリ精神が守られ、更にそれのためならば手を汚すことを決断できることは、荒廃した世界で生き残るための素養なので。
ラストを読む限りですと亮介の為なら食糧がなくなり次第、『HOPE』で”悪”という存在で登場していた大津らと同じことをしのぶはするのだろうなという雰囲気ですね。
しかもそれは彼にとっては『亮介のため』であり、正義であります。
ただそうなったならもう、『自分(亮介)のためにやってる』というしのぶの思考に狂うかもしれませんね、亮介は。

食糧が圧倒的に足りない、そこにあるのは死んでいく肉体だけ。
それによって結びつけられる結果は火を見るよりも明らかで、ただそれをBLでやるのかぁと、ある意味尊敬しました。
今個人的にハマっている海外ドラマの『ウォーキン○デッ○』でもこの手の描写がありますし、そういう手の物はわたしはかなり慣れておりまして、そうだろうよねえと納得するだけでした。
ですが、駄目な方にはとことん駄目だと思います。
その辺りは良く考えてから購入することをお勧めいたします。
わたしは購入前にある程度内容を把握していましたので、萌えは求めない、一般物として読みました。
ただそうすると、残念ながら物足りなさが先に立ちます。
『HOPE』の方は、死と隣り合わせの緊迫感というものが真面目な田村を通して伝わってきます。
こちらをメインにしても良いくらい、面白かったです。
これが世紀末なんだなと感じました。
が、『WELL』の方は現実逃避し続ける亮介視点のため、まったく恐怖が迫ってきません。
己可愛さだけ。
ページ数の加減もあるとは思うのですが、一般物とすると圧倒的に現実味が薄いのです。
木原さんはリアルな男同士の作品を書かれると現実過ぎて痛いと言いますし、今作でも尿意や欲などの日常的な部分の書き方はすごいなと思います。
こういう題材を書かれたことも意欲的だとは思います。
が、あまり向かれてないのかなあと感じました。
安易な救いは書かれていないのですが、かえってそれがよけいこの感覚を助長します。
ハッキリとした救いがあった方が、この本はBLだからラブが先立っても仕方ないしねという気持ちにさせてくれたと思います。
BLと割り切るには圧倒的にLの部分が不足していますし、一般と思うにはぬるい。
どっち付かずで勿体なかったです。
評価は最後まで悩み結局『中立』にしましたが、それは食に関してのことが気持ち悪いとか怖いということでなく、物足りなさがやはり大きかったからです。

4

怖かった・・・・・

木原作品を手当たり次第に読んでいてこれにぶち当たりました。よく考えもせず読み始めたことを激しく後悔。

これはBLなのか?BLである必然性はあったのか?と頭を抱えてしまいました。
木原作品はどれも好きなんですが、これだけはいただけませんでした。
絶望的なお話(特にサバイバル系)が無理なのでまったく萌えず。早く救われてくれと祈りながら恐る恐る読むのが精一杯でした。
BL的に報われなかったり絶望があったりしてもまだ生きていくことはできるわけで、そういう意味での絶望は大丈夫なんですが、こういう出口のないサバイバルはどうしても苦手で。

「ドラゴンヘッド」が無理な方はやめておいた方がよいと思われます。(私がそうでした)

ワインセラーを出て力尽きたところまでならギリ許容範囲でした。

SFホラーとしては内容が緩く、読みごたえに欠けます。BLでこれをやったというのはすごいチャレンジなのかな?BL枠を広げるという意味で、価値のある作品だとは思います。

でも、すみません、こういうの本当に苦手なのでうなされそうです・・・。

2

えげつない

『中立』にしましたが、萌えるかと聞かれれば、皆無なので…しかし、1つの物語として、面白くのめり込んで一気に読みました。
極限に立つと人間なんて簡単に壊れていくもんだな~と怖かったです。暴力や裏切り、挙句の果てに、生のために人肉を喰うとは、恐ろしいものです。
この先のなんにも希望や救いがないのに、生にこだわれるものでしょうか。
しかし、BLの要素がなければ、ここまでの残酷さは表現できなかったのだと思います。だから、BLのカテゴリーに入ってるんだなっと一人納得しました。

1

ある意味「神」で、ある意味「趣味じゃない」

「神」評価の人の気持ちも判るし「趣味じゃない」評価の人の気持ちも判る、そんな話です。
自分の評価は中間を取って「萌評価」という面白みの無い評価ですが…
間違いなく好き嫌いが分かれる、というか拒否反応が出る人の方が多いと思います(特に後半の「HOPE」)
グロ耐性の無い人は間違いなく避けた方が良いと思います。
自分も耐性は無いですが、それ以上に心惹かれる物があったので読みました。
現実離れした世界設定のBLが読みたかったんです。

「これはBLじゃない」という意見もあるようですが、かろうじてBLだと自分は思います。
設定の関係でほぼ男しか出てきませんので「ボーイズ」分は充分すぎる程ありますが「ラブ」分はものすごく少ないです。しのぶ→亮介には愛はありますが…一方的にですけど。

前半の「WELL」は亮介視点、後半の「HOPE」は前半で亮介としのぶを助けた田村視点です。
前半の受けの亮介の性格はかなり悪いですが(後半では極限状態の中で精神的に成長したからなのか、田村視点だからなのか性格はかなりマシになっているように感じる)
後半の受けの田村はかなりいい人で「いい人が酷い目にあう話」なので精神的にきつい部分があります。
前半の伊吹の企みがもし成功していたら、後半田村は酷い目にあわなかったんだろうな、と思いましたが、そうなったらまた別の悲劇が起こりそうな感じです…

話の終盤で亮介が田村に「(しのぶの事を感謝はしてるけど怖いと思っていて)……もう死んじゃえはいいのに」と言った時に亮介酷い!と思いましたが
その後の亮介のセリフにはちょっと来る物がありました。
どういった事を言ったかは実際に読んで確かめて頂きたいです。
前半の亮介の性格だとしのぶに感謝などしないだろうから、亮介が変わってきているのは確かだと思います。

誰にでも手放しでお勧めは出来ませんが、グロ耐性のある方で変わった設定の話でどんな結末でもOKの方には是非読んで頂きたいと思います。

4

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