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29/50(合計:494件)
木原音瀬 鳥人ヒロミ
むつこ
木原音瀬祭り中のむつこです。 ワッショイ! BLに出会って良かったなと思う一番の理由が、木原音瀬という作家さんに出会えたこと。 文章力はあるわ、ストーリー作りもキャラ作りも上手いわ、幅広い多様性のある作品群にメロメロです。 木原音瀬というと、「痛い」作家さんというレッテルがついてて、もちろんそれは正解なんだけど、けしてそれだけじゃない。 甘ったるーいお話も書いてくれてます。しかも、超上手い。甘い中…
木原音瀬 坂井久仁江
木原さんが苦手な人は、痛さよりも、この手の話のほうが苦手なんじゃないかなァと思う。 この手の話――つまり、「愛はどこにあるの?」という。 あるんですよ、ふふふ。 トムとジェリーはご存じでしょうか。猫とネズミが追いかけっこするだけのマンネリバンザイなくだらない(でも何故か見てしまう、吸引力のある)アメリカのアニメ。この二匹に愛があるように。(愛、あるよね?w) 基本的な路線というかテーマは『FRAG…
木原音瀬 稲荷家房之介
痛くない木原音瀬さんです。 木原音瀬さんらしいのは、カッコ悪い攻めってところ。見た目は平凡、お金持ちでもなく、取り柄は真面目なところぐらい。 そんな真面目な攻めは、冒頭、出来心でいきなり中学生を痴漢してしまいます。たった一つの取り柄すら無くした状態。 しかも逃げるw で、その中学生に職場を突き止められ、オドオドしてるところをつけこまれ、脅され、お金をゆすられ、家に入り浸られ。 で、性懲りもなく、ま…
木原音瀬 車折まゆ
さすが木原音瀬さん、という一冊でした。 文通欄から始まる恋。 携帯電話がないので、連絡手段は家電のみ。 ノスタルジーに溢れたお話ですが、みなさまが書かれてる通り、古くささはまったく無いです。 むしろ、逆に新鮮さを感じながら読みました。 同じ学校のゲイの教師とノンケの生徒の恋です。 生徒の側がイタズラ半分で文通欄に手紙を出したことで、出会います。 最初から、お互いにたくさん嘘をついてます。 嘘だ…
義月粧子 紺野けい子
攻めがちょっと、いやかなりムカつくんですが、めちゃくちゃ面白かったです。 後半で、作者さんにもっと攻めをいたぶりまくって欲しかった。あんなアホは知らん。受けを傷つけまくりやがってチクショー、コンチクショー。 この攻めはまったく~~~~~くそ~~~~!! ゼイハァ(落ち着け私) リアルホモの世界って感じ(あくまでも感じですが)が、好きでした。 受けにこんなに感情移入したのは、本当に久々です。悔し…
よしながふみ
二組のカップルが登場する恋愛日常ドラマの第二巻です。 高校生カップルだった二人は大学を卒業してそれぞれに就職することになるし、テンポよく時間が流れ、歴史が積み上がっていく。 一巻とのいちばん大きな違いは、エロ度が上がりまくってること。やりまくりです。 でもただエッチしてるんじゃなくて、そこに『焼き餅』やら『不安』やらを忍びこませてるので、いちいちキュンキュン萌えてました。 そういやよしながふみさん…
ハァ…読み終えてため息です。 やっぱめっちゃ面白いです、よしながふみさん。 心がホカホカとあたたかくなりました。 教師と板前、 高校生の先輩と後輩、 二組のカップルが登場するオムニバス短編集です。 大きな事件は起きません。この二組のカップルに起きる、小さな小さなエピソードを綴っていく。 フツーの男女のカップルにでも起きそうな、日常のなかに潜む小さなエピソードや小さな心のすれ違い。よしながふみさん…
英田サキ 北畠あけ乃
ヘタレ攻めな探偵と、誘い受けなヤクザの組み合わせ。 英田サキさんには人気シリーズがたくさんありますが、私はこの『さよならを言う気はない』『愛してると言う気はない』のシリーズと、『夜』シリーズ三部作が好きです。 ヘタレ攻めと誘い受けのコンビが大好物なんですよ。タマランです。しかもオヤジ。タマランの二乗です。 泣いて笑って切なくなって、ツボというツボを押されまくって、改めて英田サキさんのファンになりま…
ヘタレ攻め探偵の陣内と、誘い受けヤクザの天海のカップル、『さよならを言う気はない』の続編です。 あらすじは、前にレビューしてくださってるお二人のが完璧に近いので割愛します。そちらをお読みくださいませ。 英田サキさん、めちゃくちゃノッてた。 天海が陣内をいたぶるセリフひとつひとつが面白すぎて、めちゃくちゃ笑ってしまった。 英田さん、つくづくこういうのが上手いなァ。 主役二人の掛け合い漫才だけで、ご…
山田ユギ
表題作に登場する直樹は、山田ユギの他作品でも活躍する人気キャラらしいですが、私はこの作品で始めて読みました。 直樹はすさまじいイジメに合ってます。 直樹を助けた矢田は、クラスメイトにホモ扱いされてからかわれ、その疑惑を払拭するために、直樹をイジメる側に回る。 イジメのシーンはかなり痛いです。 でもそのイジメが壮絶だからこそ、矢田が直樹の胸ぐらを掴み、そのあと震えながらしたキスが心にぐっと染みるのだ…