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34/50(合計:494件)
よしながふみ
むつこ
手に取る本、手に取る本、どれもこれもめちゃくちゃ面白いんですけど、よしながふみさん。どうしようどうしたらいいのどうしようもないけど。 私のツボのど真ん中でした、スゴイ漫画だ。 大学が舞台です。 受けは、田宮という真面目で誠実で頑固でスーパー照れ屋な男。 攻めは、藤堂という金持ちのチャラ男のゲイ。 正反対の二人は同じゼミになり、お互いの心根の優しさを知って、仲良くなります。 で、ゲイの藤堂は田宮に…
水原とほる 山本タカト
痛い水原とほる節満載の一冊でした。作者の入魂っぷりが伝わってきます。「凌辱BLの大河ドラマ」みたいなコピーをつけたくなりました。 まず登場するのが、養子の(実は売られてきた)若い受けに執着するキモキモのヒヒジジイです。こいつがまじでキモいのだ。糖尿病で勃起しないんだけど、受けをネチネチといたぶるの。一人エッチさせたり、オモチャ突っ込んで遊んだり。『オエッ!キモいんじゃ、早ょ死ね耄碌ジジイめ』と思…
よしながふみさんには死角がないんでしょうか。 今のところ百発百中です(といっても、『ソルフェージュ』と『西洋骨董~』とこの作品しかまだ読んでないんですが)。 タイトルが示す通り、ジェラールとジャックのお話です。 激動の革命下のフランスを舞台にして、放蕩の人気小説家ジェラールと、男娼にまで落ちたあとジェラールの家に下男として雇われた貴族のジャックの、長い長い愛の物語が描かれます。 男娼となったジャ…
ネタバレ
革命期のおふらんすを舞台に繰り広げられる、ジェラールとジャックの物語が完結しました。 『うわっ、これは絶対に死ぬ!ジェラールが死んでしまう…やめてー!!』と、最後の最後まで泣きながらドキドキハラハラさせられまくりました。ジェラールが死ななくて良かった。ホッとしてまた涙がちょっと出ました。 このお話、作者が水城せとなさんなら、絶対に殺してると思うよw たとえどっちの展開にしても名作には違いないと思い…
鈴木ツタ
ランキング上位作品なので、試してみました。 まず繊細なシリアス作品じゃないことに驚いたw 漠然と、木下けい子さんみたいな作風なのかなーと思ってたもんで。どこでそんな先入観ができたのか、我ながら不思議です。 内容は他レビューに詳しいですが、すべて、Sっぽい攻と健気な受の話です。 やっぱ表題作カップルが好きでした。 Sっぽい攻もいいんだけど、健気受の意外性にヤラレタ。 純情そうに見えて、内心のモノロ…
最終巻です。 もっと長く読みたかったなぁ…ページを閉じて、終わってしまったことの残念さにため息をつきました。 とくに、橘と小野の関係がこの先どうなるのかが気になる。ラストのラスト、軽くナニカを暗示させるような終わりかたにはなってますが、ファン心理として『あと一声!』と思ってしまうのは、どうしようもない部分で。 最後は橘の過去を中心とした展開になります。 橘には子供時代に誘拐された経験があり、それ…
シリーズの二巻目です。 相変わらず面白いです。 ラブ度もエロ度もめちゃくちゃ低いんですが、なんでこんなに面白いんだろう。 四人の主要登場人物すべてが個性的で魅力的なんですが、なかでも『魔性のゲイ』という異名を持つ小野のキャラがいちばん好きですねー。ゲイだろうがノンケだろうが、狙った相手を落とせなかったことがないという、普段の見た目はオドオドしたメガネくんの小野。男関係で問題を起こしまくって、勤め…
ちるちるさんの萌え女王ミドリさんと、入魂のレビュアー乱菊さんと、私と趣味がダダ被りの弥七さんにオススメされて読みました。 私からも皆様にオススメします。 素敵な作品です! これを読まずに腐女子人生をまっとうするなんて、もったいない!とまではもちろん言いませんが、いや、やっぱり言います。 ちるちるは危険なインターネットですね。今なら私、ヒヒジジイとお金目当ての愛なき結婚もできそうです(もちろんBL買…
ずっと読みたいと思ってた、よしながふみさんの初読み作品です。 超良かった。 心撃ち抜かれました。ラストにかけて、紙をめくる手がブルブル震えてました。めっちゃ泣きました。 また好きな漫画家さんが一人増えた予感がします。ヤバイです(お金がw)。 久我山というボンボンでやる気がなくて遊び人のゲイの音楽教師と、田中という見た目ヤンキーな生徒のお話。 ヤンキーぽくてデカい外見をしてる田中くんの純粋さを知る…
金丸マキ 初田しうこ
王道BL小説じゃあり得ない展開に、のけぞりました。 かなり切ないお話です。けど、読後感は爽やか。 爽やかなのに、後引く切なさ。淡々と。うん、淡々と切ない。 なぜか方丈記の冒頭が浮かびました。『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫はかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし』みたいな。 金丸マキさんは、私にとったらアタリハズレが大きい作家さんという位置づけなんですが、…