むつこさんのレビュー一覧

本気じゃねえから コミック

富士山ひょうた 

可愛いよ可愛すぎるよ

主人公はノンケの暮嶋。
ひょんなことから高校生の浩人と知り合い、仲良くなる。
浩人はゲイで暮嶋に惚れるんだけど、暮嶋は気づかないふりをしている。でも、少しずつ惹かれていく。

主役の二人が、めちゃくちゃ可愛いです。
浩人は「気持ちがバレてない」と思ってるんだけど、バレバレです。ただの好奇心ってふりで小悪魔っぽく誘っても、暮嶋にわざと押し倒されると怯えてしまうところとかキュンとしました。
暮嶋もかな…

1

わりとよくある男子校的恋愛事情 コミック

富士山ひょうた 

この話、大好きだ!

学園モノの漫画で、ここまでニヤニヤしながら読めたのは、依田沙江美さんの「愛の深さは膝ぐらい」以来でした。
面白かったー。
全校生徒の九割がホモの男子校における、二年生の七瀬晃一くんと平次治くんの恋です。
ノンケの七瀬がノンケのふりしてる平次の罠にハマってゆく姿が楽しくて仕方なかった。
七瀬の天然っぷりと、平次の悪魔っぷりがタマランです。
表題作以外も面白い。めっちゃオススメ。

2

わりとよくある男子校的恋愛事情 2 コミック

富士山ひょうた 

続編です

続編です。
前作よりもパワーアップしてました。
とくに七瀬の天然っぷりがパワーアップしてて、本握りしめて「クックックッ」と笑いながら悶絶すること数回。私キモイ。
初エッチに挑もうとする七瀬は、タチかネコかに迷い、周囲に相談し、ホモ嫌いな実の兄を悩ませます。あんたがネコするしかないでしょ!と、七瀬以外の人みんな(読んでる私も)思ってるんだけどw
表題作以外も面白いです。ワンコな生徒に振り回される保健…

1

六本木心中  (2) 小説

ひちわゆか  尾崎芳美 

思わず

新装版を読んで感動し、あとがきに「大幅に加筆改稿した」と書いてあったので、どうしても加筆改稿前の作品が読みたくなって、ネットで古本探して注文してしまいました。
新装版との違いを確かめつつ、この改稿前の作品も貪るように読みました。

こ、甲乙つけがたい…!

どっちを選ぶのも難しいです。
新装版のほうが甘めです。
この改稿前の作品からは甘さが削り取られていた。
脇役の扱いは改稿前のほうが好きです。新…

1

六本木心中 2 小説

ひちわゆか  新田祐克 

放心

一巻を読んだあと、「このラスト最高。続編ないほうがむしろいいんじゃないかなァ」と思ったんですが、二巻を読んで考えが変わりました。
こういうのは珍しいです。話が薄くなってしまった続編でガックリさせられることって多くないですか?私はよくあるもんで。
前作でトップアーティストに登りつめた高見と、その所属会社社長の結城。ふたりは契約による主従関係です。エロエロSMシーンが満載でした。
二巻ではアルコール依…

4

ずっと君が好きだった。 小説

夜光花  文月あつよ 

流され侍

主人公の性格が流され侍でした。水城せとなさんの「窮鼠~」に出てくる恭一を彷彿とさせるw
ノンケで、女の子に告白されたら断れないから付き合って、付き合ってる最中に他の女の子に迫られたら浮気して、フラれて…みたいな。ダメ男。
そんな主人公は五年前に男から告白されて、「お前が俺を五年好きだったら、俺もお前を好きになるかも」みたいな返事をして、その後は言ったことすらすっかり忘れてチャラチャラしてます。
五…

6

ピクニック コミック

山田ユギ 

萌えた

表題作に萌えまくりました。
好きな人が彼女にふられたとき、それに乗じてセックス。
セフレでいい、いつでも身を引く!と決めてるゲイの野田と、ノンケの是枝の恋のお話です。
この野田くんが、とにかく健気で可愛かった。是枝がどんどん惹かれてく気持ち、ズキズキするほどよく分かった。けど、野田本人だけが分からないのだ。
切ない気持ちのすれ違いの後のラスト、ほんわか幸せ気分にさせてもらった。
失敗なしの短編集で…

3

誰にも愛されない コミック

山田ユギ 

日下の魔力

無表情な日下くんの魔力というか磁力というか、ドキッとさせられる顔に、飯島と一緒にクラクラしてしまいました。
まぁそういう設定なんだけど、ユギさん気合い入れて書いたんだろうなーというのが伝わってきたw
主役二人の対照的な性格がいいですねー。
複雑な日下を理解できるのは、単純熱血な飯島しかありません!

2

水温む コミック

山田ユギ 

直樹ふたたび

「小さなガラスの空」の短い短編で私をボロボロに泣かせ、しばらく放心させ、決定的に山田ユギファンにしたあの直樹くんがふたたび登場。
びっくりした。
ああ、直樹だ直樹だ。
生まれてきて良かった!
今回直樹の相手役になった鮎よりも矢田のほうが好きですが、おバカだけど真っ直ぐな鮎になら、直樹をあげてもいいかなと思えた。
ひりひりと胸が焼けつくような「小さなガラスの空」の衝撃を癒したいなら、この「水温む」で…

2

どうして涙が出るのかな コミック

山田ユギ 

幼馴染みモノの名作

中学時代、早川が泉谷にしたキス。それがすべての始まりでした。
別れと再会を繰り返し、キス以上のことにはなかなか至らず、気持ちをはっきり伝えあうこともなく、もどかしいすれ違いのなかで、時間が流れていく。
魅力的な脇役、魅力的なセリフまわし、作中に流れててるあたたかい空気感、せつなさ、山田ユギさんらしい素敵な作品でした。

3
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