雀影さんのレビュー一覧

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

痛い

今のマスコミとか、風潮とか、いろいろ考えさせられちゃう今作。

さゆりさんの振り込め詐欺をきっかけに、芽吹が弁護士時代に担当した事件や、芽吹の過去もいろいろ出てきて、いかにもシリーズ物らしい展開。

「信じる」をキーワードに、今回はかなりつらい展開で、バッドトリップ中の芽吹が痛々しい。
それでも「信じたい」とがんばる芽吹
結末はかなりつらいけど、どこかに必ず救いはあるのね。

今作…

2

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

パパの秘密

この本、実はいつもの癖で、電車の中で読み始めちゃいまして、

のっけからスゲェ
電車の中で読めるレベルじゃねぇ
あまりの濃さに思わず本閉じちゃったし
ある程度は予想してたけど、、けど、、けど、、、

でした。
でも、また本を開いて、電車の中で続きを読み耽ったのはいうまでもない。
読み始めたら、止まらないおもしろさだった。


お話の主人公は妖精パパだから、濃厚そうなのはわか…

8

連鎖反応(合同誌) 小説

遠野春日  榎田尤利  愁堂れな  宮本佳野 

とってもお得

遠野、榎田、愁堂、お三方のリレー小説合同誌。
2段組で1編が約30Pと読み応えしっかり。
表紙イラストも、宮本佳野が3作品それぞれの受け攻めキャラを描いてくれて本格的。
前の人の脇役が次の主役という縛りがあるので、3作品ともオフィスものだが、作者さん毎の違いがはっきり出ていておもしろい。
3人の鼎談で裏話が読めるのも楽しい。

「Caged Bird」(遠野)
企業グループの「御曹司…

3

かわいい悪魔 コミック

斑目ヒロ 

CDのキャスティングが、神

ドラマCDがおもしろかったので、コミックスも買ってみた。

風太の、猫かぶりした尋常じゃない可愛さも、悪魔に豹変した凄みも、
キラキラしい絵柄が、とても似合ってる。
で、このキラッキラした風太に霞んでるけど、秋吉もコンプレックス持つだけの事はある、眼鏡美人さん。
キラキラ天使の姿と、ギャグ絵とのギャップも楽しい。

それにしてもドラマCD、
風太のよっちんくんといい、秋吉の鳥さんも…

2

甘い融点 小説

崎谷はるひ  西村しゅうこ 

カワイイあの子は、不幸体質

風俗チェーン社長の橋爪が、開業して間もない自社のラブホテルの支配人室で仕事をしていると、モニターに不穏な動きが…
ヤバイ客に殴られている陸を助けた橋爪は、陸の話を聞いて興味を持ち…

陸は、容姿も頭の中身もかわいらしい、不幸体質の子
対する橋爪は、容姿も男らしく、腹の据わった大人。
展開は、所謂ハーレクイン的な、シンデレラストーリー系。
橋爪がちゃんと大人で、陸も素直なイイ子なので、楽…

2

北の漁場 小説

愁堂れな  山田ユギ 

マグロ!!

BLでマグロ漁師!!
また、随分思いきった設定で!と、刊行当時評判になった本作。
マグロ漁のスペクタクルが、興奮を増すいい材料になってる。

愁堂作品の定石「体から始まる」ではあるけれど、これは無意識の「襲い受け」。
泥酔したエンが、過去の夢にうなされて、意識のないまま、秋山に必死でむしゃぶりついた。
で、その翌朝の秋山が男らしいの、カッコイイの、
エンの過去を全て聞いた上で、エンを…

3

七夕の夜 コミック

よしながふみ 

恋でなくとも

浴衣で夏祭り
千影と小野がくっついてしまった後、橘がそれに気づくお話。

商店街の催しに合わせて、アンティークの面々も、それぞれ橘の見立てた浴衣姿に、
千影の浴衣姿を見たときの小野の様子で、二人の間に変化があったと気づいてしまう橘。
そんな橘に、小野は改めて恋してしまうが、、、

恋心は恋心として、どうにもならないし、好きだから抱き合っていて、離れられないのもどうしようもない。

2

テ・キエロ・ムーチョ 小説

英田サキ  高階佑 

表紙がロブとネト!!

ロブとネトのカラーの表紙も麗しい、DEAD LOCK番外編。
ネト×ロブが読めるのなんて、同人誌だからこそ。
ネトだったら、
ロブだったら、
こうするだろうなって、納得のいく展開。

これを音で聞いてみたいなぁ
ゆっちーの誘い受け(きゃっ)
健太×遊佐って、なかなか濃厚そうでよさげじゃない?

9

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  海老原由里 

いやぁ 泣いた、泣いた 思いっきり泣いた

ネットの個人サイトの小説とか同人誌では、思いっきりツボって泣いちゃうことは時々あるけど、商業出版物でこんな目に遭うとはおもわなんだ
と、思って後書き読んだら、収録作品は、過去の同人作品の再録+未発表作って事で、この辺に涙腺ツボ破壊因子があったらしい。

単なる極道ものみたいだけど、実は、あまりに言葉のでない不器用な男の超純愛もの。
いきなりな結末といい、ここまで来ると商業出版物的には救いが…

5

色のある世界 コミック

ヨネダコウ 

優しさは罪

小野田と出口の話の続き。
小野田さん、まじめで、優しすぎて、いろいろ先回りして考えすぎになってます。
出口も既に後悔入っちゃってるんで、些細なことにも、いちいち後ろ向きです。
この二人、小野田が後一歩、強く前に出れば、ちゃんと纏まりそう。
次回、夏コミの完結編では、小野田がどんな決めぜりふで出口を落とすのか、非常に楽しみです。

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