雀影さんのレビュー一覧

囀る鳥は羽ばたかない CD

矢代の切なさ

原作既読ですが、今回は原作本は一切開かず、このドラマCDの音の世界だけで聞いてみました。
さすがに音だけでは察しきれないシーンも多々あって、原作を、ある程度読み込んでいたほうがいい。
って言うか、この作品、原作を知らずにいきなり聞く人はいないか。

新垣さんって、メインでBLCDは初聞きのような気がするけど、なかなかいいじゃないですか。
ノジ兄さんと似たタイプのお声だけど、もうちょっと硬…

17

春を抱いていた(10) CD

4人だけ

前作が出てから、もう2年経っていたなんて、、、

今回、音声化されたのは、原作コミックス10~11巻、冬蝉クランクアップ前後のお話。
岩城に横恋慕している宮坂が、岩城ほしさに暴挙に出ます。
その結果壊れた、香藤と宮坂の関係を、岩城さんは修復しようとして、、、。

今回、エピソードの切りのいい所までCD化したら、出来上がったのは結構軽くて短め。
そんな中で、聞き所は、やっぱり岩城が香藤…

5

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

体毛に萌える?

ジョシュ・ラニヨン作の邦訳2作目。
前作が結構ミステリー寄りで、主人公の描き方もじっくりリアルな感じだったのに比べると、こちらは随分とロマンス寄りで、サックリ軽く読みやすい印象。
主人公が巻き込まれる事件も、謎と言うほどのこともなく犯人はすぐ想像つくし、主人公が記憶喪失になる設定も、事件の謎を盛り上げるためとは言え、ちょっと安直な感じ。
でも、ロマンス小説としては、このくらいシンプルな方が萌…

5

みだらな恋人 小説

ななおあきら  門地かおり 

基本がいちばん

イラストが門地さんということで購入。
カバー絵から、もう、いきなりエロい。
こんな小動物系の健気な不幸せちゃんのキャラを描かせたら、門地先生の右に出る者はいない!!って言う、お手本のような、不幸巻き込まれ系のキャラ浩志。
普段は地味で目立たなくておどおどしているクセに、その服の下には、とてつもない色気を放つメチャメチャエッチな身体が隠れている。
そんなキャラも、門地先生の右に出る者はいない…

2

臈たし甘き蜜の形代 特典

もうちょっと聞きたい

メーカー通販特典トークCD。
本編CDの最終トラックの方にもキャストコメントは入っていますが、あくまでも出演声優さんたちのご挨拶程度。
こちらの特典CDでは、主演の谷山さんと島崎さんのお二人で、いろいろなお題(似ているのは?嬉しいプレゼントなど)にそっておしゃべりしています。
谷山さんも、すっかり落ち着いたベテランの先輩声優さんになられて、ある意味感無量。
対する島崎さんは、何というか、ゆ…

1

臈たし甘き蜜の形代 CD

初々しい

まだ真っさらな子どもを、自分好みに育てるのは、男の夢だよね。
それが、過去に手に入れ損なった初恋の相手にそっくりだったりしたら、尚のこと。
でも、何も知らない子どもの方は、どうだろう。

そんな、水揚げも前の子が、特別に甘やかされて、後に真相を知って悩むお話なので、受けの糀は、花降楼シリーズの中でも一段と幼い。
島崎さんはまだBLCD出演数が少ないだけに、幼い糀の初々しく物慣れない喘ぎと…

5

小説ディアプラス創刊50号記念「書き下ろしプチ文庫」 特典

皆さんそれなりにお幸せなようで

記念誌的番外編詰め合わせ本のお約束通り、どの作品もその後のふたりの甘あま生活のお話です。
収録されているのは、結構以前に発行されたものから、割と最近発行の物まで15編。
そのうち既読の作品は6本でした。
既読作品でも、結構古めの物が多い感じ。
っていうか、
「あれ?この本ってそんなに以前にでたんだっけ?」
的な、
なんだか、月日の経つのが早いなぁってしみじみしちゃう。
既読作品だと…

3

神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

魔王は総ての王

華藤えれなさんの、熱い熱い愛のこもったマタドールシリーズ。
この本はヒターノ出身、隻眼の闘牛士、魔王サタナスと、グラナダで闘牛牧場を持つ伯爵家の嫡男アベルのお話。
先に、同人誌「生と死」で「あの日、流された血のために」としてさわりの部分が書かれていた物。
「生と死」を読み直した勢いで、この本も積み本箱から発掘。
「あの日、~」はサタナス(同人誌ではイヴァン)の出所からマドリードでの再デビュ…

9

世界は君で廻ってる コミック

緒川千世 

高校2年の夏休みと2学期

夏服の高校生君達のお話ばっかり詰まった短編集。

人生のうちで、
この時がずっと永遠に続くといいのにと思えるのは、
高校2年の夏から2学期にかけてだよなぁ。

高校生男子の魅力って、
ちょっとペナペナした白シャツの中を泳ぐような、
薄いお腹と細い二の腕。

理科棟の実験室で、
屋上で、
体育倉庫で、
トイレの中で、
学校中の、いろんな所でのセックス。

そんな夢のよ…

2

生と死(合同誌)(表題作 LA SANGRE DERRAMAD) 小説

華藤えれな  えすとえむ 

王子の門を開けて

華藤えれなさんの闘牛士本の前哨戦というか、始まりの本。
全体の時間設定としては「裸のマタドール」よりは数年前になるのかな。
この本で全体を支配しているのは、ホセ・クルス。
スペイン1の闘牛士であり、名声を恣にしていたのに、何故かセビーリャの闘牛場でだけは勝てなかったマタドール。
王子の門から凱旋退場することもなく、闘牛場の土の上でも死ねなかった男。
そんな彼の影と共に、牛と戦う男たちのお…

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