雀影さんのレビュー一覧

禁じられた恋噺 コミック

ホームラン・拳 

近親物の詰めあわせ

といっても、非血縁だったり、エチ無しだったりで、そんなに濃厚な物はない。

ホームランさんって、結構長くお仕事しているようなのに、何故かほとんど引っかかったことがなくて、こんなきれいな絵を描かれているとは!
ただ、なんというか、あまりにもそつなくきれいで、逆にインパクトがないっていうか、
ストーリーも、短編集だけに、全体にさらっとしていて、ちょっと切なくていい感じにまとまってはいるんだけど…

0

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

男子寮は難しい

全寮制の男子高校を舞台にするのは、BL的にはテッパン設定なだけに、期待値のハードルが高くなるというか、
すごく美味しそうな設定に釣られてみるけど、なかなかクリーンヒットに巡り会えないというか、、
寮の屋根裏に隠し部屋があって、そこでの秘密の天体観測とか、とっても萌。
チャラさはナイーブな内面を隠す仮面な花塚と、すべてを知っていながらすべてを抱え込んで隠している青山。
親の因果という子供には…

5

片想いとパレード (後編) コミック

みよしあやと 

ヒーローが恋に落ちると

ヒーローなだけに、真っ直ぐ突っ走るっていうか、、、

幼なじみグダグダ物の場合、ノンケだった方が、男同士の恋愛が腑に落ちちゃうと一気に爆裂的にデレるというか、ラブラブモード大全開になるっていうのはテッパンな展開で、ストーリー展開的には好物なのは確かだし、
ちゃんと双方のご両親にお付き合い宣言したのちに初エチっていうのも酷く健全だし、
最後に当て馬ヨネ先輩がタイトルのネタばらししてきれいに締…

1

「宇田川町で待っててよ」メーカー通販特典トークCD 特典

先輩になったのね

本編CDに登場するのが、全編にわたって、ほぼ羽多野さんと小野さんお二人のみだし、お二人ともかなり繊細な演技を要求されて、それを見事に演じきられていたので、収録後かなりお疲れかと思いきや、演じきった高揚感と安堵感もあってか、トーク展開は全体にちょっとテンション高め。
進行役の羽多野さんが、まだまだ体力の残っていそうな小野さん相手に、テンポよく話題を仕切っていって、かつて先輩にいじり倒されていた羽多…

0

柏木先生の淫らな性教育 コミック

和泉棒子 

問答無用なんです

何故か、凄くツボなんです、
和泉棒子作品。
1冊まるまる1カップルのお話で、毎話ごとのめくるめくエロエロ三昧も、展開に無理がなくって、愛が溢れかえっているのが楽しい。
普段だと、男性の保健室の先生は有り得ないだろうって引いちゃう設定でも、お相手が同僚教師の先生同士のアダルトカップルということで、保健室での全裸エッチもスルーの方向、って言うか、グッジョブ!ごっつぁんです!…?
ピアス恒例の白…

1

宇田川町で待っててよ。 CD

矢代の葛藤

これはもう「神」にするしかないでしょ。

無口で何、を考えているのかわからないようで、
でも、好きになったものには真っ直ぐ一途な百瀬。
向き合いたくなかった、本当の自分の気持ちに気づかされて、怖れれおののく矢代。
この二人を、羽多野さんの百瀬はホラー寸前の低さと不気味さで、
小野さんの矢代は女装時と普段との微妙な声の差で、
原作よりももっと不気味で、もっともっと切ない。
この雰囲気…

5

エブリデイ・マジック -あまいみず- 小説

崎谷はるひ  鰍ヨウ 

あまいみず

崎谷さんの書き下ろし作品は、実に甘く、あまーく、あまやかすお話。

19歳の誕生日に、同じ大学サークルの「男」にこっぴどく裏切られた三矢。
地元である鎌倉の町で、偶然たどり着いて初めて入った店「エブリデイ・マジック」は不思議な雰囲気の店で、そこにいたのは灰色の髪と甘い声の恐ろしく美しい男・上狛でした。

ざっくりぶっちゃけると、店で泣き出した三矢と上狛はお互い一目惚れでお付きあいが始まる…

3

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

流されているんだか

ポジティブすぎているんだか、

アルコールで前後不覚になっちゃう主人公が、高校の同期会で、在学中にはほとんど接点がなかったクラスメイトに陥れられるお話。
酔って記憶がないのをいいことに、脅されて、押しつけられた、理不尽な要求は、卒業式後一度も会っていない高校時代の友人の居場所探し。
何故そんなことを自分に要求されるのかわからないまま、主人公は律儀に捜索をしていくのですが、、、

この後…

1

赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

スピン元の事は

もうすっかり忘れてて、っていうか、おもちゃ屋の奥手な兄ちゃんと年下攻めの話ってくらいしか記憶になくて、スピン元の作品に出ている二人の存在は全く思い出せないまま読んだのですが、
それはそれで、よかったみたい。
素直な気持ちで、
「臆病で言葉が足りなかったばっかりに無駄にすれ違っちゃったけど、ちゃんと言葉にして口に出せば、大丈夫、うまくいくよ、だって、言葉は言霊だもの」
って、よかったねって、…

2

片想いとパレード (前編) コミック

みよしあやと 

好きな設定

タレ目も好き。

幼なじみのノンケ相手に初恋をこじらせるお話は、大好物!
ウジウジグルグル、ドンと来い!

ツリ眉タレ目、オマケに目元のエロぼくろ!
ノンケの子に思いをこじらせている受けのこの方が体格よかったりするのも好みの設定。

絵も、可愛すぎず、オシャレ過ぎず、プロポーションの破綻もなく、チビキャラに逃げたりもせず、とっても好感もてる。

脇を固める当て馬キャラの兄妹もキ…

5
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